ページ

2019年5月2日木曜日

GW恒例の東都

【No.31 2019/5/1 亜細亜大 0-1× 國學院大 神宮球場 東都大学2019年度 春季リーグ戦】
【NO.32 2019/5/1 駒澤大 0-3 東洋大 神宮球場 東都大学2019年度 春季リーグ戦】
 毎年GW中に平日開催で普段は観られない東都大学リーグを観ることにしている。いつもはスタンドは知人をすぐ見つけられるくらいガラガラらしいが、今日は5000人くらいは入っていたのではないだろうか。
 個人的なお目当ては亜細亜の田中幹也。東海大菅生で牛若丸的な守備で高校野球界を席巻した選手だ。シートノックから背番号26にくぎ付け。素早く軽やかな打球をさばく。でも、ポジションは高校時代のショートではなくセカンド。田中をセカンドに押しやっているショートは矢野雅哉(3年 育英)。何回だったろうか(たぶん4回)三遊間の一番深いとこに打球が飛んだ。ショート矢野は態勢を崩しながらもキャッチ。追いつくだけで精一杯の無理な態勢からワンバウンドでもなく、浮くこともなく、まるで立って投げているかのような強い送球で一塁をアウトにした。何たる体幹の強さ、肩の強さ。なるほど田中も勝てないはずだ。
 試合は亜細亜大・内間拓馬(3年 宜野座)と国学院大・吉村 貢司郎(4年 日大豊山)の両先発の投げ合いでラストイニング。内間に2三振を奪われるなど抑えられていた國學院大の4番・鎌仲純平(4年 北海)のライトへのサヨナラホームランで決着。
 駒澤OBの石毛宏典さんの始球式で始まった第2試合。東洋大のエース、村上頌樹(3年 智辯学園)が被安打3の完封勝利。初回、チェンジアップ、ツーシームなどほとんど120キロ台のボールしか投げない立ち上がり。2回以降も110キロ台のカーブを勝負球にしたり、ストレートは完全に「脇役」。ただのらりくらりといった感じでないメリハリのあるピッチング。9回ツーアウト、3番・山ノ井豪成(3年 青藍泰斗)カウント0-2と追い込む。ここはこの日最速の147キロで決めにいくも判定はボール。最後は「主役」の変化球で空振り三振。
神宮球場にはなんじゃもんじゃの花が咲いていた。雪が降ったような白いやさしい花。連休のこの時期に咲き、あっという間に散ってしまう。



0 件のコメント: