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2019年8月26日月曜日

留守番組、惨敗…

【No.84 2019/8/24 早稲田大 2-11 明治安田生命 安部球場 オープン戦】
 主力がごっそり富山のオールスターに行っているので仕方ないが、明るい展望の開けるような試合を観たかったなあ。
 先発の柴田(3年 早大学院)は5イニングを投げ3失点。ストレートは社会人相手に通用していたが変化球のコントロールが定まらず、5回には明治OBの高瀬に2ランを打たれる。
 6回に登板した2番手の藤井(4年 東筑)は5本だの長短打を打たれ5失点、7回には長柄(2年 金沢)が去年までこの球場でプレーした岸本にタイムリーツーベースを打たれる。球が速いとか勢いがあるだけでは抑えられないレベル。8回は上條(4年 早稲田実)が0で抑えるも9回は松本(4年 早稲田実)が先頭の新城に右中間にホームランを打たれるなど2失点。
 打線は明治OBの高橋に5回までヒット2本に抑えられ無得点。6回、代打の米田(4年 松山東)が慶應OBの三宮からタイムリーツーベースを打って1点返す。早稲田OBの北濱、法政OBの玉熊に7、8回をノーヒット。最終回、立教OBの小林から内野安打で1点返すのみ。

2019年8月5日月曜日

ハイレベルな中学野球

【No.82 2019/8/4 中本牧シニア 5-6× 浦和シニア 神宮球場 リポビタンカップ第47回日本選手権】
 昨日に続いて朝から神宮。中学生の硬式野球シニアリーグの日本一を決める「リポビタンカップ第47回日本選手権」だ。今日は準決勝。お互いに点を取り合う攻防が続き、一死満塁でのタイブレーク方式の延長戦に。9回表、併殺でピンチをしのいだ浦和が押し出しでサヨナラ勝ち。
 7回土壇場で同点の左中間ツーベースを打った浦和の4番・サード坪井蒼汰。フライの対空時間が6秒を超えるがっちりした体格のスラッガー。3番・ショート山田慎之介は7月に行われた全米選手権大会の日本代表。攻守走すべてにわたってハイレベルな選手だ。中本牧の4番・サード、小池祐吏。父は横浜ベイスターズで活躍した小池正晃氏。父と同じこの大会での優勝はならず。センター前に抜けるタイムリーヒットは山田も反応できない打球の速さ。サードの守備も落ち着いている。

2019年8月2日金曜日

マウンドの神様 (実業之日本社文庫)


 野球についての小説6編、エッセイ2編。  『バッテリー』のあさのあつこは強豪私立と都立に分かれた小学校時代のバッテリーが甲子園をかけた決勝で再会。人物の掘り下げ方があさのあつこらしい。
 『白球アフロ』の朝倉宏景の「絶対的最後」。やっぱりこの人の野球描写にうまさには舌を巻く。
 桐蔭学園野球部OBの早見和真は自らの体験を生かした「あの日、監督ががうなずいていれば、僕は――」。「ひゃくはち」もそうだが、この人の野球部ものはリアルだ。
 『謎解きはディナーのあとで』の東川 篤哉は当然ミステリーの「カープレッドより真っ赤な嘘」。ネタバレになってしまうから詳しくは書かないが、帽子のロゴでそう持っていきますか!  
 このテの作品集ではタイトルの作品がおさめられているものだが、「マウンドの神様」という作品はない。なんでだろう?

六大学オープン戦廻りは新座から

【No.80 2019/8/2 立教大 4-1 SUBARU 立教新座グランド オープン戦】
 甲子園のすべての代表が決まり、本大会までの狭間の週。僕にとっては六大学のオープン戦周りの時期である。
 立教は前日から新座と岩手県洋野町に分かれての夏季キャンプに突入。試合開始1時間半前にグランドに着いたらゲーム形式のノックの真っ最中。ネット裏で目を光らせていた溝口監督から時折、厳しい言葉が飛ぶ。
 1回表、SUBARUが4番・岩元のタイムリーで先制する。その裏、立教が3番・金川がライトへ高々と打ち上げるツーランで逆転。
 4回から登板した立教の左腕・江口は2四球を出すも3イニングを無安打無失点。そのあとをうけた手塚は一死から四球とヒットで一、二塁と攻め込まれる。8番・三浦にもライトへ弾き返されるが、ライト中嶋からのストライクのバックホームでセカンドランナーの龍がタッチアウト。
 8回裏の立教。4番・山田が詰まりながらライト前に運び、手塚の右中間を破るスリーベースと中嶋のライトへのツーベースで4-1とリードを広げる。
 9回表、自らのタイムリーで気をよくする手塚がSUBARU打線を0に抑える。
 立教は第2先発の候補である投手たちが結果を出した。1か月後、日本選手権大会関東代表決定戦に臨むSUBARUはどこまで調子を上げていけるか。初戦は投打ともに強力なNTT東日本だ。
 松の緑の後輩君は怪我で試合に出られる状態でなくて残念。