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2016年3月27日日曜日

called gameでcold game

【NO.006 3/26(土)2016東京六大学-社会人対抗戦 東京大 1-15  JX-ENEOS】
【NO.007 3/26(土)2016東京六大学-社会人対抗戦 早稲田大 6-2  日本通運】
“花冷え”。気温は日中でも10℃前後。今年初めての神宮は寒さに耐える観戦となった。
こういう日の東大戦はいつも以上につらい。
called gameでcold game。終わるか分からない心理状態に冬のような寒さが追い打ちをかける。
こんな一方的な展開になったのは14四死球11被安打の投手陣。
ベンチやスタンドから投手に「攻めろ」という声がしきりに飛んでいたが、そういう心理的なことではなく、技術的な問題だ。まあ、分かっていてそういう声をかけているとは思うのだが。
今シーズンも宮台が投げないとこういう試合が多くなるんだろうなあ。その宮台はブルペンで投げていたが、マウンドに立つ準備をしているようには見えなかった。ここまでのオープン戦も20日の東京情報大学にリリーフで2イニング投げただけ。投げさせないのか。投げられないのか。

JX-ENEOSは元気者のキャプテン、
渡邉 貴美男(文星芸術大附→國學院大)が2打席連続ホームラン。4番で出場した大物ルーキー谷田成吾(慶應義塾→慶應義塾大)は何を力んだのか2三振。外の球が見えてないよなあ。江口昌太(鹿児島工)は3回見た中ではこの日が一番よかった。スライダーのコントロールがよく、どんどんストライクをとって優位なカウントで勝負出来ていた。ただ、ストレートの最速は141km/hでは物足りない。フォームはきれいなんだけど、体の芯の強さがない、体幹が弱いんだよなあ。フォームがぶれてきてボールもばらついてくる。
早稲田は中澤 (4 静岡) の状態がいい。先週の同志社との試合で3安打したのを見たが、この試合も2安打。ダメ押しとなった9回のセンターオーバーの三塁打は、他のバッターが差し込まれいた川端 (立教大OB) のボールに力負けしないでしっかり捕えたもの。三塁到達は11秒71。第1打席の出塁で盗塁を試みて失敗するが、同じ左投手から2回目のトライでは難なく成功。1回目の失敗を修正し、スタートした瞬間にセーフを確信出来る完璧なスチールだった。
今日はあまりに寒かったので、日なたを求めて「定位置」から移動。最後は前から4列目まで来てしまった。

<MEMO>
江口昌太(JX-ENEOS) 141km/h(ストレート最速)
中澤彰太(早稲田大) 11秒71(センター三塁打)



 


2016年3月22日火曜日

早稲田も慶應も

【NO.004 3/20(日)同志社大学交流戦 早稲田大 3-2  同志社大】
【NO.005 3/21(月)オープン戦 慶應義塾大 2-1  國學院大】
土日は早稲田、慶應の新チームをチェック。早稲田も慶應も主力の野手が卒業。どんなオーダーを組んでくるのか楽しみにしていた。
早稲田は旧チームでもレギュラーだった中澤彰太(4年 静岡)、石井一成(4年 作新学院)が3番、4番に座る打線。
この二人にかかる期待は大きい。昨年、絶不調の中澤はこの試合で3安打。ノックのときから動きがよかったが、打席でもリラックスしていて投手の左右に関係なく、変化球にもうまく対応していた。第2打席センター前ヒットで出塁し、1秒99の送球をかいくぐって二盗。
レギュラー定着を狙う木田大貴(4年 成章)、三倉進(3年 東邦)がそれぞれ2安打し打点も上げてアピール。
先発の小島和哉(2年 浦和学院)。ホームに投げるボールは調整半ばという感じも、ファーストに投げるボールは絶品。2つの牽制アウトでピンチの芽を摘んだ。この日はファーストベース後方のポジションだったのでランナーに近い目線。モーションのバリエーションも豊富で間合いも絶妙。見ている僕も何回かひっかかってしまった(笑)。
日曜の慶應も沓掛祥和(4年 慶應義塾)、山口翔大(4年 桐光学園)が3、4番を打つのは早稲田と同じだが、郡司裕也(仙台育英)、柳町達(慶應義塾)のルーキー二人がスタメンに名を連ねていたのが目を引いた。高校日本代表の郡司は捕手でなくDHでの出場し、3打数1安打。
先発はエース加藤拓也(4年 慶應義塾)。力んで制球を乱すような場面もなく、140キロ台中盤のストレートと低めの変化球で10三振を奪った。打たれたヒット2本も1本はいわゆる“カンチャン”でほとんど芯でとらえる場面がなかった。ストライク率も高く、らしくない無四球で安定感があった。


写真は慶應期待のルーキー、郡司裕也






2016年3月20日日曜日

こんな雨の日には

【NO.003 3/19(土)オープン戦 東京大 1-3  富士大(4回降雨コールド)】
北東北大学の野球連盟の強豪、富士大と東大のダブルヘッダー。今シーズンの東大の力量を
測るには絶好の相手。
生憎の雨で試合時間は10時30分から10時に早めることが東大野球部のサイトで告知されていたが、さらに早まって9時30分過ぎにプレーボール。
2回 富士大が8番 冨永航平(2年 宮崎日本大学 )のタイムリーツーベースで2点先制。
東大は3回に1番 桐生 祥汰(4年 都立西)のライト線へのタイムリーツーベースで1点返す。
4回 富士大の5番 三浦智聡(2年 盛岡大学附属)のライトオーバーのソロホームランで3-1。
その裏、東大の攻撃が三者凡退で終わったところで降雨コールド。
イニング間に砂入れをしてグランド状態をキープしようとしたが、強まる雨脚に追いつかなくなった。
残念な気持ちを切り替えて、キャンパスを散策。安田講堂を見てから本郷中央食堂に行ってみた。
何回か立ち寄っているが、タイミングが悪く食事をしたことはなかったので今日が初めて。
券売機ではなく、対人の食券売り場で「赤門ラーメン(400円)」を注文。汁なしの担々麺と行った感じだろうか。ちょっと辛さにパンチがなかったので、粉末のコリアン唐辛子を入れてみた。それでもあまり辛くない。
入ったときは空いていたが、東大生だけでなく、近所の人や見学で来た人たちでにぎやかなになってきたタイミングで外に出た。雨は上がっていて、しばらくぶらぶら。キャンパス内のスタバで友達としばし談笑。野球の中止は残念だったが、こんな時間の悪くないよな。


2016年3月7日月曜日

フレッシュなエネオス ベテランのJFE

【NO.002 3/5(土)オープン戦 JX-ENEOS 3-1 JFE東日本】
武蔵小杉駅から等々力競技場に向かうフォロンターレのサポーターに紛れて、隣のエネオスグランドへ。
「冬籠りの虫が這い出る」という啓蟄。エネオスの見学スペースは野球の虫たちでぎっしり。
この両チームは来週の東京スポニチでリーグ戦の同じグループに入っていて、対戦する。
わざわざ本番直前にとも思うが、東京スポニチのスケジュールが決まる前に試合を組んだのだろうか。どこまで手の内を見せるか? まあ、お互いによく知っているのでは大きな影響もないような気もする。
JX-ENEOSは、若林晃弘(法政大)、谷田成吾(慶應義塾大)、塩見泰隆(帝京大)、猪又弘樹(青山学院大)のルーキー4人がスタメンに並ぶフレッシュなオーダー。高卒新人の鈴木健矢(木更津総合)もリリーフで登板。
対するJFE東日本は、スタメンに落合成紀(34才)、金森宏徳(32才)、津留侑士(30才)、リリーフで杉本智大(30才)が登板するなどベテランと言われる年齢の選手が多い。
選手入れ替えの過渡期にあるチームと安定した成熟したチームの対戦といったところか。
試合は、初回にベテラン金森が3ランを放ち、JFE東日本が先制。JX-ENEOSがその裏、ルーキー谷田のまずい走塁で1点返すにとどまる。
結局、そのままのスコアでゲームセット。
JX-ENEOSの不動の4番、山田敏貴(早稲田大)。去年は社会人野球首位打者賞とベストナインを獲得し、円熟期にある。この日はベンチスタートだったが、代打で出てきて右中間にツーベース。強さだけでなくうまさのあるのが彼の持ち味。
JX-ENEOSのベテラン、コーチ兼任の前田将希。代走で出て来て盗塁死。大きなリードで何度も牽制を投げさせるなどまだまだ元気。
JX-ENEOSのの鈴木健矢はゆったりしたフォームのサイドハンド。3イニング無失点。4つの三振を奪った。球速は130キロ半ばだったが、低めによくコントロールされていて、空振りもとれる。
写真は谷田成吾。2年でプロに行けるのか。同じく慶應のスラッガーであった金森やエネオスの先輩でもある池辺 啓二のように社会人でキャリアを終えるのか。

<MEMO>
塩見泰隆(JX-ENEOS) 4'05 ショート内野安打
塩見泰隆(JX-ENEOS)  4'12 サードゴロ