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2018年7月30日月曜日

野球班の応援に声からす

【No.66 2018/7/29 小山台 3-6 二松学舎大付 神宮球場 第100回全国高等学校野球選手権記念大会 東東京大会】
 応援席に入ったのはいつ以来だろう?
 あまり関心のなかった東東京大会の決勝だったが、小山台が残ったので神宮に行くことに。試合1時間前には三塁側の応援席はぎっしり満員。一番上まで上がって何とか席を確保した。第二内野も開放され、それでも入りきれない観客が外野に回っている。観客の数、出足では一塁側の二松学舎大付に勝っている。「観客ポイントで3点くらいもらってもいいんじゃないの」と小山台OBの友達と軽口をたたく。
 試合は小山台がリードする場面もあったが、中盤に追いつかれ、終盤にリードを広げられての敗戦。バスターエンドラン、ダブルスチールと強豪校に臆することなく、積極的にしかけ、11安打。お世辞ではなく、互角に戦った。足を絡めた攻撃で突破口を開いた二松学舎は老獪な戦い方にさわやかに散った。
 若者たちに交じって、立ちあがって大きな声で応援したのでいつもない疲れが。

big6的ニュース(7/29)

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2018年7月21日土曜日

ボール、ボール、ボール 守ろうとしたのは何ですか?

【No.61 2018/7/20 日大鶴ケ丘 19-15 明大中野八王子 ダイワハウススタジアム八王子 第100回全国高等学校野球選手権記念大会 西東京大会】
 



 両校合わせて34得点、41四死球、試合時間4時間4分。
この珍記録を作った大きな原因は球審だ。
 1回表、5つの四球に長打が絡んで日大鶴ヶ丘がいきなり7点。ストライクゾーンが左右も高低もかなりせまい。コースに決まったナイスボールがボールと判定されるたびに周りの観客からえっとかおっとか声が上がる。たくさん詰めかけていたプロのスカウトの人たちも苦笑いしている。前の晩まで連日観ていた都市対抗のストライクゾーンよりも明らかにせまい。ベストボールの直後に気持ちを切り替えたり、もう1球同じところに投げれらるほど高校生のメンタルスキルは高くない。抜けたり、ひっかかたりしてボールになる、あるいは甘く入ってボールを痛打される。

 狭いゾーンは公平に日大鶴ヶ丘投手にも適用され、1回裏、ボールコール攻めで6連続四死球などで2人の投手が“葬りさられる”。周りの観客の声も怒りを帯びてくる。
 1回終わって55分。さすがにまずいと思ったのか、大会本部からの助言もあったのか、2回からゾーンが変わる、若干。三塁側のボールには手が上がり始めたが一塁側のボールのジャッジはあまり変化が見られない。彼には絶対譲れないゾーンがあるらしい。
 3回に日大鶴ヶ丘が5点、明大中野八王子が4回4点、5回5点とビッグイニングが続く。5回を終わったところで熱中症のリスクを考慮して約5分の休憩時間。ここでまで2時間。ふつうなら試合が終わっていていい時間だ。
 6回から日大鶴ヶ丘はプロ注目の勝又温史が登板するとゲームのテンポががらりと変わる。4回無失点7奪三振で逆転勝利を呼び込んだ。6回以降は両校合わせて10四死球。投手のレベルがあがったこともあるが、休憩時間にさらなる助言でもあったのだろうか?
 疲労の蓄積もあっただろうが、ベスト16まで残ってきたチームの投手の技量が大きく劣っていたとは思わない。41という異常な数字をたたき出したのはあなたが原因です。健康リスクが心配される気象条件の中であなたが守ろうとしたのは何ですか? ルール? ちんけなプライド、こだわりですか? 関係者には投手の要因と簡単にかたずけず、しっかり検証してほしい。
 

2018年7月18日水曜日

啓二朗 猛打賞で都市対抗デビュー

 スラリとした長い脚をいっぱいに伸ばし、ちょっと猫背ぎみの前傾でダッシュする姿は遠めでもわかった。松本啓二朗。背番号は、大学日本代表、リーグ戦100本安打、ドラフト1位...栄光への道を歩んだワセダ時代の24だ。8年の月日が一瞬で飛んだ。ワセダから直接、かずさマジックに入団したんだっけ?
 初回の第1打席は初球をフルスイングでファウルしたあとショートゴロ。
 4回表にまわってきた第2打席は得意の形でレフトへライナーではじき返す都市対抗初安打!ここから作ったチャンスでのタイムリーツーベースで三塁からホームインで都市対抗初得点! ホームベースの近くで後続のランナーを待つ。一塁から一気にホームインした田中健と抱き合って喜びを爆発させる。尊敬する先輩にこんな迎え方されたら、俺だったらうれし泣きしちゃうよ。
 5回表の第3打席。スイッチの入ったヒットメーカーは右中間へ軽々と打ち返し、早くもマルチヒット。7回表の第4打席では思い切り引っ張ってライト線へのツーベース。きれいに3方向に打ち分けて猛打賞。このあと抱擁でパワーをもらった田中健のタイムリーなどで4点。かずさが大きく勝利に前進した。
 ケガや故障のない“きれいな体”でNPBから帰還したので、肩も脚もピンピンしている。まだ32歳。新しいステージではなるべくたくさん、そして長くカッコいいとこ見せてくれよな、啓二朗。



2018年7月16日月曜日

嗚呼、ホンダ3連敗            

【NO.53 2018/7/15 三菱日立パワーシステムズ(横浜市) 4-1 ホンダ鈴鹿(鈴鹿市) 東京ドーム 第89回都市対抗野球】
 週末に観客動員が期待できるチームは、一回戦に限り、自チームの試合を開催する日付を指定することができる「特定試合シード制度」。この制度を活用したホンダ勢は7月14日の第3試合、7月15日の第1試合、第2試合までの3連戦。
 ホンダ(狭山市)がJR四国(高松市)に1-3、ホンダ熊本(大津町)が2-4で日本通運(さいたま市)に敗れ、最後の砦である鈴鹿に連敗ストップが期待された。
 エース平尾奎太(同志社大)がMHPSの4番・龍幸之介(白鴎大)にライトへ2ランを打たれて先制される。2回以降、変化球中心の投球でしのいでいたドラフト候補左腕であったが、5回に高校時代“大谷キラー”と言われた二橋大地(東日本国際大)にレフトへソロホームランを打たれ、リードを広げられる。0-3。
 MHPSの先発、奥村政稔(中津商)に5回まで0点に抑えられていたホンダ鈴鹿打線は6回に金子凌也(法政大)の犠牲フライで1点返す。
 その裏、龍のこの試合2本目のホームランで再びリードを3点差に広げられる。7回からはJX-ENEOSからの補強選手左沢優(横浜商大)、本格派サイドスロー本多裕哉(福岡大)のリレーにチャンスらしいチャンスも作れず。

2018年7月15日日曜日

都市対抗出場の六大学OB(選手のみ)

【NTT東日本(東京都)】
熊谷拓也 法政大
宮内和也 明治大
 
【JR北海道硬式野球クラブ(札幌市)】
福山雄 法政大
斉藤秀之 法政大
 
【七十七銀行(仙台市)】
鈴木貴也 法政大
 
【スバル(太田市)】
川口貴都 明治大
竹田育央 明治大
 
【新日鉄住金鹿島(鹿嶋市)】
渡部和博 明治大
佐藤竜一郎 法政大
岡崎啓介 立教大 日立製作所
 
【ホンダ(狭山市)】
吉越亮 法政大
山本瑛大 慶應義塾大
中沢彰太 早稲田大 JFE東日本
 
【日本通運(さいたま市)】
川端大翔 立教大
 
【新日鉄住金かずさマジック(君津市) 】
川名健太郎 法政大
荒井昂平 法政大
山県有輔 早稲田大
田島一憲 明治大
長谷川裕介 法政大 JFE東日本
松本啓二朗 早稲田大
中嶋啓喜 明治大 JFE東日本
 
【鷺宮製作所(東京都)】
大久保匠 明治大 明治安田生命
渡辺侑也 早稲田大
 
【セガサミー(東京都)】
大野大樹 早稲田大 明治安田生命
 
【東京ガス(東京都)】
難波剛太 明治大
三宮舜 慶應義塾大 明治安田生命
安本英正 法政大
山内佑規 明治大
我如古盛次立教大 
地引雄貴 早稲田大
小野田俊介 早稲田大
建部賢登 法政大
 
【JR東日本(東京都)】
吉永健太朗 早稲田大
柴田叡宙 東京大
玉熊将一 法政大 明治安田生命
石川修平 法政大
鈴木貴弘 立教大
東條航 早稲田大
丸子達也 早稲田大
佐藤拓也 立教大
 
【東芝(川崎市)】
今岡一平 明治大
加嶋宏毅 慶應義塾大
松本幸一郎 立教大
岡部通織 立教大 JX-ENEOS
佐藤旭 慶應義塾大
 
【三菱日立パワーシステムズ(横浜市)】
竹内啓人 明治大
五十嵐大典 立教大
 
【トヨタ自動車(豊田市)】
吉野和也 早稲田大
佐竹功年 早稲田大
竹内大助 慶應義塾大
細山田武史 早稲田大
河合完治 法政大
河原右京 早稲田大
沓掛祥和 慶應義塾大
八木健太郎 早稲田大
多木裕史 法政大
辰巳智大 慶應義塾大
 
【王子(春日井市) 】
大八木誠也 法政大
 
【東邦ガス(名古屋市) 】
水田裕 明治大
柴田圭輝 法政大
酒井田照人 立教大
飯田裕太 東京大
松下享平 明治大
 
【西濃運輸(大垣市)】
六信慎吾 法政大
大野健介 早稲田大 ヤマハ
 
【JR東海(名古屋市)】
竹村春樹 明治大
池田樹哉 明治大
 
【ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)】
竹内諒 早稲田大
柳沢一輝 早稲田大
仲井洋平 慶應義塾大 三菱自動車岡崎
上野敦大 立教大
金子凌也 法政大
石井元 明治大
照屋塁 慶應義塾大
田中彪 法政大
大城戸匠理 法政大
畔上翔 法政大
安慶名舜 法政大
 
【三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市) 】
那賀裕司 立教大
 
【大阪ガス(大阪市) 】
浅田泰斗 立教大
伊藤諒介 法政大
重田清一 慶應義塾大
土井翔平 法政大
 
【日本新薬(京都市)】
中園洋輔 法政大
大崎拓也 法政大
植田弘樹 明治大
広本拓也 法政大
 
【パナソニック(門真市)】
田中宗一郎 立教大
 
【伯和ビクトリーズ(東広島市)】
矢部佑歩 立教大 三菱自動車倉敷オーシャンズ
 
【JR西日本(広島市) 】
加賀美希昇 法政大
石畑桂佑 明治大
田中勇次 明治大
蔵桝孝宏 法政大
 
【JR四国(高松市)】
谷川宗 法政大
 
【ホンダ熊本(大津町) 】
隈部智也 明治大
知久将人 法政大
川嶋克弥 明治大
 
【西部ガス(福岡市)  】
大塚拓 立教大

法政32名
明治21名
早稲田大18名
立教大15名
慶應義塾大10名
東京大2名

元プロ、JR対決、いえいえ法政OB対決ですよ

【NO.52 2018/7/14 JR西日本(広島市) 5×-4 JR北海道硬式野球クラブ(札幌市) 東京ドーム】
  JR西日本の先発は、法政で通算16勝の加賀美希昇。ストレートは全盛期の150キロもう出ないものの、得意のカーブやスライダーで緩急で味のあるピッチング。8回まで6本のヒットを打たれながらもJR北海道硬式野球クラブ打線を0点に抑える。完封目前の9回。先頭打者にスリーベースを打たれ、サードのエラーで1点失ったところで交代。
 直後のチャンスで同点3ランを打ったのは法政OBの齊藤秀之。ファーストスイングしっかりボールをとらえ、レフトスタンドに運んだ。
 JR北海道が2点リードされた展開で法政の元エース福山雄がの2番手として登板。30才のベテランは6、7回を無失点に抑える。8回にツーアウトからフォアボールを許し、アンラッキーなヒットでピンチが広がったところで降板。後を託す投手をマウンド近くで待って、一声かける姿は兼任コーチのそれだった。

big6的ニュース(7/14)

 「科学的野球」で東海大相模に挑戦 東大OB監督が奮闘(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース



<都市対抗野球>代打・斉藤が意地の一発 JR北海道ク(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


阪神・糸原 エラーの後にタイムリー 全セ唯一の得点叩き出す(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース


2018年7月8日日曜日

野球エリート 野球選手の人生は13歳で決まる  赤坂 英一 (著)

 若年層の競技人口の減少で野球の未来が心配されるなか、野球で人生を切り拓きたいと夢見る少年、そうなって欲しいと願う親はいぜん多い。野球が準国技化しているこの国では、優れた野球選手を見つけ出し、育むシステムが成熟している。才能のあるものの多くはそのレールに乗って野球人生を歩んでいく。
 大阪桐蔭の“二刀流”根尾昴。雪深い飛騨に生まれた天才は、小学校2年で兄をおって野球を始め、もうその2年後には近隣のリトルリーグやボーイズリーグの関係者から注目される存在になる。12歳で128キロのストレートを投げる少年を巡って激しい争奪戦。グランドへの送迎を条件に口説いたチームもあったほどだ。KEIOブランドで中学の有望選手の持つ慶應義塾高校の関係者が根尾の元を訪れたのは中学2年の春。全国大会で146キロというプロ顔負けのストレートを投げるとスカウト合戦はさらにヒートアップ。最後は根尾自身の希望で大阪桐蔭に進路を決める。
 息子を野球エリートにするために親が熱心なケースも珍しくない。「大学でも二刀流」の鈴木駿輔は、芸能プロダクション社長の父のマネジメントで最高の教育を施された。中学で指導を受けた所属チーム以外の関係者は、元プロ8人、元社会人1人、格闘家1人。野球教育に月に15万円払うこともあった。
 順風満帆であるはずの野球エリートにもプロの壁は立ちはだかる。楽天のオコエ 瑠偉は、上半身と下半身がバラバラで左の脇が空くスイング軌道が安定しないフォームのためにプロの投手のボールに出来ていない。傑出した才能ゆえにこれまでの野球人生と修正されてこなかたツケを支払わされているのだ。
 今後はますます持つもの、持たざるものの2極化が進んでいく中、野球エリートはどのような存在になっていくのだろうか。

2018年7月1日日曜日

逢澤の1番好きだなあ 誠也打ち込まれる

【NO.48 2018/6/30 侍ジャパン大学代表 7-5 東芝 バッティングパレス相石スタジアムひらつか オープン戦】
 先週の選考合宿に続いて今週も平塚まで小旅行。雨で紅白戦が打ち切られた1週間前とは打って変わって、この日は梅雨明けした太陽が気温は30℃まで上げる。海からの強い風のおかげで汗もあまりかかずにすんだ。
 立教のエース、田中誠也が4回から登板。4回は無失点で抑えるも5回はワンアウトしか取れず6本のヒットを打たれて4失点降板。こんなに打たれる姿は六大学のリーグ戦では見たことがない。東芝のバッターは誠也の変化球にタイミングを外されてもヒットする技術と外されても外野の運ぶパワーがある。
 1番・センターで先発出場の逢澤崚介(明治大)は5打数2安打1盗塁。打席での食らいつく感じ、積極亭な走塁の意識。明治で任されている4番よりチャンスメーカーに適性がある。
 「試合を作れる」という評価の藤野 隼大(立教大)はスタメンマスク。エース候補の松本航(日体大)とのバッテリーでは粘り強いリードで無失点に抑えるが、いつも組んでいる誠也とのコンビで死4失点したのは残念。向山 基生(法政大)、渡邊 佳明(明治大)は終盤に途中出場。
 

big6的ニュース(6/30)

侍ジャパン大学代表 東芝を延長戦で制して合宿締めくくり(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース


ヤクルト青木は側頭部打撲、米国で受けた後遺症心配(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース



広島・野村 筒香の逆転弾悔やむ「投げきれなかった」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
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試合途中のフォーム変更...王者ホークスをうならせた日本ハム・上原の「対応力」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

【日本ハム】横尾、日大三の先輩・山崎福から特大3ラン「いいイメージで振れた」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

阪神熊谷プロ初打点 スイッチ挑戦の左打席でも安打(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース