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2018年7月18日水曜日

啓二朗 猛打賞で都市対抗デビュー

 スラリとした長い脚をいっぱいに伸ばし、ちょっと猫背ぎみの前傾でダッシュする姿は遠めでもわかった。松本啓二朗。背番号は、大学日本代表、リーグ戦100本安打、ドラフト1位...栄光への道を歩んだワセダ時代の24だ。8年の月日が一瞬で飛んだ。ワセダから直接、かずさマジックに入団したんだっけ?
 初回の第1打席は初球をフルスイングでファウルしたあとショートゴロ。
 4回表にまわってきた第2打席は得意の形でレフトへライナーではじき返す都市対抗初安打!ここから作ったチャンスでのタイムリーツーベースで三塁からホームインで都市対抗初得点! ホームベースの近くで後続のランナーを待つ。一塁から一気にホームインした田中健と抱き合って喜びを爆発させる。尊敬する先輩にこんな迎え方されたら、俺だったらうれし泣きしちゃうよ。
 5回表の第3打席。スイッチの入ったヒットメーカーは右中間へ軽々と打ち返し、早くもマルチヒット。7回表の第4打席では思い切り引っ張ってライト線へのツーベース。きれいに3方向に打ち分けて猛打賞。このあと抱擁でパワーをもらった田中健のタイムリーなどで4点。かずさが大きく勝利に前進した。
 ケガや故障のない“きれいな体”でNPBから帰還したので、肩も脚もピンピンしている。まだ32歳。新しいステージではなるべくたくさん、そして長くカッコいいとこ見せてくれよな、啓二朗。



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