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2016年7月17日日曜日

お帰り細山田

【No.59 2016/7/16  トヨタ自動車(豊田市) 2-0 七十七銀行(仙台市)  東京ドーム 第87回都市対抗野球 】
【No.60 2016/7/16  東京ガス(東京都) 2-0 NTT西日本(大阪市) 東京ドーム 第87回都市対抗野球 】
バッターが打ったあとのバッターボックスを脚で丁寧にならす。ストライクをとって欲しい際どいコースで嫌味にならない程度にミットをとめる。何気ないしぐさが細山田なんだよなあ。細山田のプレーを球場で見るのはひさしぶり。トヨタ自動車に加入が決まった日から「都市対抗の細山田」を楽しみにしてきた。
8番・キャッチャーで先発の細山田はワセダの先輩佐竹功年との息の合ったバッテリー。打者に考える時間を与えない、ノーサインで投げているようなテンポのいい投球で打ち取っていく。肩は「プロでは少し厳しいかな?」のレベルになっているが、それでも2回には盗塁を刺してピンチの芽をつんだ。打つ方は2三振も“十八番”の送りバントは一発で決めた。打球の転がしどころも強さも絶妙。ドームはボールが見にくいので、バントが上手いはずの選手たちも失敗していたのに。
トヨタというチーム自体も気のせいかより明るいチームになったような気がする。これも細山田効果かな。

プロ野球の世界ではうまくいかなかったことも多かっただろうが、またアマチュア野球の世界に戻ってきてくれたことをうれしく思う。