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2018年1月11日木曜日

紫紺の30番も見たかった

先日、帰省の折に車窓から眺めた倉敷の街。数日後にここを通るたびにいつも頭に浮かぶ方の突然の訃報に接するとは。
 23勝24敗、防御率1.91。これは明治大学での星野仙一さんの成績。1つ負け越しているのが自分自身を「超二流」と呼んだ星野さんらしい。「法大三羽ガラス」の法政や谷沢健一さんや荒川尭さんのいた早稲田が相手では立派な成績だとも言えるが。
 早稲田に進学希望も、倉敷商の矢吹怗一監督から「おれの母校の明大に行け」という“命令”で明治に進学。ドラフトでフられた巨人と同じように早稲田にも燃える闘魂を持って戦ったはずである。
 プロ野球の77番を「卒業」したあとは紫紺の30番のユニフォームを着て、「明治大学野球学部星野学科出身」の選手を世に送り出して欲しかったなあ。