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2017年10月15日日曜日

粘り勝つ慶應 粘れない早稲田

【No.102 2017/10/14 慶應義塾大 8-7 立教大 神宮球場 東京六大学 2017秋季リーグ戦】
【No.103 2017/10/14 早稲田大 1-2 法政大 神宮球場 東京六大学 2017秋季リーグ戦】
 箱根駅伝の予選会を観ながら六大学連盟のサイトをチェックしたら、5回終わって慶應が立教に2-7と5点リードをされていて。立教の先発は安定感のある田中誠也(2年 大阪桐蔭)だしこのリードを守れないことないだろう。電車を降りてから再びチェックすると7回に慶應が4点とって、1点差に迫っているではないか。
 神宮に着くと9回表、慶應最後の攻撃になるかという状況。河合 大樹 (3年 関西学院)のタイムリーツーベースで土壇場で追いつく。三塁ベンチの上ではねた直前のファウルフライがあと少しグランド側にずれていれば立教が逃げ切っていた。タイムリーもライン際に落ちるきわどい当たり。どちに転んでもおかしくない同点劇だった。運にも味方された慶應は12回に決勝点を押し出しフォアボールで優勝サバイバルシリーズの貴重な勝利をもぎとった。
 早稲田・小島 和哉 (3年 浦和学院)、法政・ 菅野 秀哉 (3年 小高工)の両エースが投げ合った早法1回戦。小島は7回まで6本のヒットを打たれながら粘り強く投げていた。8回、先頭の4番・ 中山 翔太(3年 履正社)のこの試合2本目のヒットからチャンスを作られ、代打・毛利 元哉(2年 愛工大名電)に決勝タイムリーを許した。
 投手を細かく交代させながら勝機をうかがいじっと耐え、追いつき追い越す粘りの慶應、先発投手の頑張りに打線の援護なく、我慢できずに失点して負ける粘れない早稲田。
 150キロ台のストレートが続いたあとのチェンジアップのような気温の急降下。冷たい北風が気の早い木枯らし1号に感じた。