ページ

2017年10月29日日曜日

1947年秋以来へリーチ.....。

 
【No.106 2017/10/28 慶應義塾大 2-1 早稲田大 神宮球場 東京六大学 2017秋季リーグ戦】
「1947年(昭和24年)秋以来」。
 第6週に法政に連敗して東大と並んで同率最下位に転落して以来、周りでにわかにこの言葉を聞くことが多くなってきた。
 1947年(昭和24年)の秋は早稲田大学野球部が史上唯一リーグ戦で最下位となったシーズンである。この屈辱だけは何としても避けて欲しい。冷たい雨に打たれることをいやがっている場合ではない。
 初回、制球の定まらない小島 和哉(3年 浦和学院)が3つの四死球を与え、首位打者・清水 翔太(4年 桐蔭学園)のタイムリーで2点先制される。その裏、小島同様にコントロールに苦しむ関根 智輝(1年 城東)から2つの四球などで一死満塁。同点、逆転も期待出来る場面も内野ゴロ間に1点返すのみ。
 その後も6回まで毎回安打で再三得点圏にランナーを進めるが追いつけない、追い越せない。7回からは売り出し中の148キロ左腕、佐藤 宏樹(1年 大館鳳鳴)に6個の三振を奪われ、反撃の術なし。
 1947年秋は上級生らの繰り上げ卒業による戦力低下などの事情があったらしい。この年に復学した石井藤吉郎さんらの活躍で翌年春シーズンに優勝。1947年秋は再び栄光の歴史を歩む直前のエアポケットのような期間だったのだが。