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2015年5月11日月曜日

主将の一打でワセダが優勝へ大きく前進

5/10(日) 東京六大学2015春季リーグ戦 第5週 (神宮球場 )
【NO.32 法政大 2-9 早稲田大】
佐藤拓也(3 浦和学院)が2年連続で母にホームランを「プレゼント」した立東戦は試合時間1時間46分。
午前中に野暮用を済ませて神宮に向かっていた僕は早法戦のプレーボールにぎりぎりセーフ。
何も書いてないスコアブックを試合展開に合わせて、少しづつ埋めていく。
早稲田は初回からピンチ。ワンアウト二、三塁のピンチ。
4番・畔上 翔 (4 日大三) の浅いレフトフライでサードランナーの川口が本塁突入し、タッチアウト。
2回、法政が7番・若林 晃弘 (4 桐蔭学園) のタイムリースリーベース、パスボール(?)で2点先制。
3回表、フォアボールで出したランナーをバントで送られたところで早稲田・髙橋 広監督が動く。
これ以上の失点は致命的になりかねない。素晴らしいタイミングだった。
マウンドを託されたのはルーキー小島 和哉 (1 浦和学院) 。ここまでの3試合で完璧リリーフ。4回2/3を投げ、1人のランナーも出していない。この場面も外→内→外と 佐藤 竜一郎 (4 作新学院) を揺さぶって空振り三振。畔上 翔 (4 日大三) はインコースを攻めておいて最後はスライダーでセンターフライ。落ち着いてピンチをしのぐ。
法政の先発、森田 駿哉 (1 富山商 )はストレートが148km/hを記録するなど初回から飛ばす。コンスタントに140キロ半ばの出るストレートはキレも森田本来のもの。好調のワセダ打線も手こずるなと思った。ただ、リーグ戦での最長イニングが6回の森田を中盤以降につかまえられるはず。不安を抱えるリリーフ陣をひっぱり出せれば、早稲田に勝機あり。
7回裏、前の回からボールのばらけはじめた森田をワセダ打線がつかまえる。ヒット、フォアボール、振り逃げでツーアウト満塁のチャンス。2番・河原 右京 (4 大阪桐蔭) がカウント2-1からの140キロのストレートを叩く。走者一掃の逆転タイムリースリーベース。
8回裏も4番・丸子 達也 (4 広陵) のレフトオーバーのスリーベース。5番・石井 一成 (3 作新学院) のセンター前のタイムリー、7番・中澤 彰太 (3 静岡) の右中間タイムリースリーベースで追加点。集中力の切れた法政はエラーでずるずると失点。スタンドからは「練習してから神宮に来い」と厳しいヤジが飛んだ。かい
早稲田は小島がリーグ戦初安打を許すも7回までしっかり投げ切ってゲームを作った。デッドボールをぶつけておいて、まずはスイングをアピールするなど度胸も据わっている。
8回からはアンダースローの吉野 和也 (3 日本文理) がパーフェクトリリーフ。
ワセダ打線の2ケタ安打は6試合でストップした(9安打)が、好調。
6勝1分け勝ち点3で単独首位。次週の明治大戦で連勝すれば、早慶戦待たずして優勝が決まる。