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2021年11月6日土曜日

早稲田6季ぶり31回目の優勝    「米東対決」

【No.104 2021/11/4  明治大 3-3 慶応義塾大】
 2021秋季フレッシュトーナメント 3-4位決定戦
【No.105 2021/11/4 法政大 2-3 早稲田大】
 2021秋季フレッシュトーナメント 決勝戦
神宮球場

 3-4位決定戦では「米東対決」が実現。先輩に遠慮したわけではあるまいが、明治大の山内陽太郎(1年)が慶応義塾大の森下祐樹(2年)から2打席連続の三振。来年はリーグ戦で実現して欲しいものだ。
 決勝は早稲田が法政を下し、6季ぶり31回目の優勝。甲子園組がずらりと並ぶ法政に県立進学校、付属系属高、浪人を経て入学してきた部員たちでメンバーを組む早稲田が勝つのだから面白いものだ。先発の齋藤正貴(2年 佐倉)のスライダーはかなり打ちづらそう。一冬越えて球速が上がってくれば最後に投げた加藤孝太郎(2年 下妻一)とともに投手陣の柱になってくれるだろう。野手では中村敢晴(1年 筑陽学園)の好守にスピードあるプレーが印象に残った。


2021年11月2日火曜日

早稲田あと半歩届かず

【2021/10/30 早稲田大 5-3 慶応義塾大】

【2021/10/31 早稲田大 3-3 慶応義塾大】
 神宮球場 東京六大学2021秋季リーグ戦
 

 早稲田が連勝すれば優勝、それ以外では慶應が優勝するという優勝をかけた早慶戦。
 1回戦、早稲田は廣瀬(2年 慶應)の2ランで2回に先制されるも3回に福本(4年 早稲田実)、蛭間(3年 浦和学院)、丸山(4年 広陵)のタイムリーで4点とって逆転。4回には1番・中川卓(3年 大阪桐蔭)のタイムリーで点差を3に広げる。

 先発の西垣(4年 報徳学園)が2回の失点以降は粘って8回まで投げる。最終回のマウンドは翌日の先発が予想される徳山(4年 大阪桐蔭)。沈黙していた慶應の4番・正木(4年 慶應)やキャプテンの福井(4年 大阪桐蔭)にヒットを許すなど1失点。翌日の試合に向け慶應に勢いをつけてしまった。
 2回戦。前日の最終の勢いを残す慶應は早稲田の先発の徳山から連打と盗塁で無死二、三塁のチャンスを作る。下山、正木、廣瀬のクリーンアップを打ちとり徳山がピンチを0で切り抜ける。大ピンチを乗り切った早稲田は6番・岩本(4年 大阪桐蔭)の右中間を破るタイムリースリーベースで3-0。いきなり試合の主導権を握る。
 徳山は5回に渡部遼(4年 桐光学園)のタイムリー内野安打で失点するもこの1失点。7回、またも渡部遼にタイムリーを許す。2-3。この時のライト蛭間の送球が三塁側の慶應ダグアウトに飛び込み、三走若林(4年 履正社)のホームインが認められて同点。フェンスのある部分に当たっていれば…。
 優勝するには勝つしかない早稲田。8回にツーアウトから一、二塁のチャンスを作るが蛭間が橋本達(3年 長田)の落ちる球に翻弄され三振。
 最終回、早稲田はツーアウトから6番・岩本がバットを折りながら三塁線を破るツーベース。一打サヨナラの場面で代打に送られたのは小宮山監督の高校の小野(4年 芝浦工大柏)。この日最高の球場の盛り上がりの中、小野はセカンドフライ。歓声と悲鳴の入り混じる中ゲームセット。
 開幕カードの立教戦に連敗したときは春の5位も頭をよぎったが、あと一歩で優勝というところまでチームは立ち直った。優勝は勝率で慶應に譲ったが勝ち点は6.5で慶應と並びトップ。


2021年10月24日日曜日

三高人気で満員 菅生は貫禄の圧勝

【No.100 2021/10/24 日大三 7-0 八王子】
【No.101 2021/10/24 堀越 2-9 東海大菅生】
スリーボンドスタジアム八王子
2021年(令和3)年度 秋季東京都高等学校野球大会・3回戦

 秋晴れの絶好の野球日和に三高人気。スリーボンドスタジアム八王子は内野に立ち見が出て、外野でも観戦する人がいる盛況ぶり。
 第1試合。1回表、日大三は1番・大川智矢(小山ボーイズ)がライトへのツーベースでチャンスメイク。バントで送ってワンアウト三塁。3番・富塚隼介(世田谷西リトルシニア のサードゴロでツーアウトとなるが、続く4番・浅倉 大聖(世田谷西リトルシニア)の初球がワイルドピッチとなり日大三が先制。
 初回の大川のツーベースからノーヒットに抑えられていた日大三は7回表。連続四球のあとの犠打、1番・大川の申告敬遠で一死満塁。2番・藤巻一洸(甲府南リトルシニア)が押し出し四球で2-0。3番・冨塚のセンターオーバーの走者一掃のスリーベースで5-0と突き放す。さらに4番・朝倉のセンター犠牲フライで6-0突き放す。
 守ってはエース矢後和也(志村ボーイズ)が7本のヒットを許しながらも粘り強い投球で完封。矢後はバッター圧倒するような球速はないが、コンパクトなテークバックでタイミングが取りづらく、チェンジアップなど縦の変化がいい。
 第2試合は優勝候補の東海大菅生。全国トップレベルであった前チームからほとんどのメンバーがレギュラーとして残っている。
 1回裏。3番 鈴木 悠平 (忠岡ボーイズ)のタイムリースリーベースなどで4点を先取し、試合の主導権を握る。
 5回裏には代打・石山 柚 (浦和ボーイズ)、9番・ピッチャーの日當 直喜(鐘ヶ淵イーグルス)のタイムリーで8-1と大きく突き放す。
 9-2で迎えた7回表東海大菅生はエース 鈴木 泰成(友部リトルシニア)が登板。鈴木が2つの三振を奪ってゲームセット。ストレートは130キロ台中盤だがスピンのきいた球質。次戦の日大三では先発してくるのか。


2021年10月17日日曜日

【No.99 2021/10/16(日)早稲田大 8-5 明治大】
神宮球場 東京六大学2021秋季リーグ戦
 九回ツーアウトから早稲田が逆転勝利。
 明治の4番手、蒔田(2年 九州学院)の前にツーアウト。負けを覚悟したがこの日1番に入った蛭間(3年 浦和学院)が四球。これまた2番に打順が上がった福本(4年 早稲田実)がライト前ヒットでつなぎ一、三塁。この日2ホーマーの4番・今井(4年 早大本庄)に回れば何か起こりそうな予感。3番・中川(3年 大阪桐蔭)のレフト前タイムリーで4-5。この打席を.619で迎えた4番・今井がライトオーバーのツーベース!! 6-5と逆転。5番・丸山(4年 広陵)のセンターへのライナーのスリーベース、不振で6番に打順の下がった岩本(4年 大阪桐蔭)のレフトオーバーのツーベースで8-5。
 逆転した直後、小宮山監督が珍しくブルペンへ行って西垣(4年 報徳学園)に声をかける。翌日の先発に備えて準備していたが「最後は頼むぞ」と声をかけたのだろう。
 西垣はツーアウトから明治の5番・山田陸(3年 桐光学園)にセンター前ヒットを打たれ、この試合3安打の6番・宗山(1年 広陵)に四球を与えるが、途中出場の直井(1年 桐光学園)をファーストゴロ。4安打5打点でこの試合のヒーロー今井がファーストベースを踏んでゲームセット。

2021年10月14日木曜日

2試合連続の0-0

【*No.96 2021/10/12 早稲田大 0-0 法政大】
【*No.97 2021/10/13 法政大 0-0 早稲田大】
 神宮球場 東京六大学2021秋季リーグ戦

 両校のドラフト指名選手4人が先発した早法戦は記憶にない2試合連続の0-0の試合に。
 その4人よりもすごいストレートを投げていたのが法政のルーキー篠木健太郎(木更津総合)。美しいフォームを足を高く上げるロッキングモーションにアップデートしたことで勢いと球速がアップ。150キロ台のボールをガンガン投げ込んでいた。東洋大の細野もそうだがこういう脚の上げ方でスピードを上げるのはトレンドなんだろうか? MLBの影響?



2021年10月12日火曜日

東京六大学関連のドラフト指名選手

 1巡目 東京ヤクルトスワローズ

法政大学 山下輝 (投手・木更津総合) 

2巡目  横浜DeNAベイスターズ

早稲田大学 徳山壮磨(投手・大阪桐蔭)

2巡目 福岡ソフトバンクホークス

慶應義塾大学  正木智也 (外野手・慶應義塾高校) 

2巡目  福岡ソフトバンクホークス

慶應義塾大学 正木智也 (外野手・慶應義塾高校) 

4巡目 横浜DeNAベイスターズ

法政大学 三浦銀二 (投手・福岡大大濠) 

4巡目 オリックスバファローズ 

慶應義塾大学 渡部遼人(外野手・桐光学園)

5巡目 読売ジャイアンツ

法政大学 岡田悠希 (外野手・龍谷大平安) 

6巡目 東北楽天ゴールデンイーグルス 

早稲田大学 西垣雅矢(投手・報徳学園)


トヨタ自動車 中村健人(外野手・慶應義塾大学)

春の不振からは立ち直ってはいるが徳山の2位にはびっくり。岩本は指名もれ。試合では不安定なスローイング、配球、ブロッキングにも課題がある。そもそも性格的にキャッチャーに向いているのか?
渡部遼人、何本も長打を防いだ守備範囲、俊足。バッティングも4年になって良くなったもんな。



2021年10月10日日曜日

法政がこの秋登場

【No.95 2021/10/9 法政大 3-8 立教大】神宮球場 東京六大学2021秋季リーグ戦

 ブログを更新するのが面倒でしょうがない。ほとんど他の人に読まれていないこともあるが、それ以上に自分の中の内面の変化も大きい。
 現在、趣味の優先順位の一番は俳句。投稿先も増えたこともあって、空き時間はかなり作句のために費やしている。
 加えてネットでの観戦。コロナ騒動以来、ネットで試合観戦をすることも増えて、今は半分以上ネットで観戦している。現地の空気を感じられないとか画面の外の様子を見られないのは残念だがそれにも少しづつ慣れてきた。
 時間の問題も大きい。神宮で移動で往復約3時間。球場にいる時間は5時間超。休みの時間が丸まる潰れる。潰れると表現してしまうくらいなので自分にとってネガティブとまでは言わないがポジティブな時間とは言えない。
 以前のような自分なりに詳しい観戦記を書く情熱はないが、メモ書き程度で続けていこうとは思う。
 8月末の33人新型コロナ検査陽性者が確認された法政が4週目にして初登場。
 初回、5番・浦(2年 鳴門)のタイムリーで法政が先制する。しかしその裏エース三浦(4年 福岡大大濠)が立教の5番・山田(3年 大阪桐蔭)にタイムリーを打たれ1-2と逆転を許す。その後も両校毎回安打が4回まで続く打ち合い。4回裏に三浦4本の長短打を立教に許し3失点。この回で降板。ドラフト直前で多くのスカウトの姿がネット裏に見られたが三浦の姿はどう映ったか。お目当ては左腕の山下で空振りに終わった球団も多かったかも知れない。
 6回裏に代打・荒木(4年 神戸国際大)、7回にはキャッチャーの黒岩(3年 静岡)のホームランで立教がさらにリードを広げる。
 最終回、法政は代打・諸橋(4年 中京大中京)のレフトへのホームランなどで2点返し意地を見せる。明日につながる最終回の攻撃だった。代打でルーキーの吉安(1年 大阪桐蔭)が神宮デビュー。ライトフライに終わったが力強いスイング。風がなければライトの頭を越えていただろう。

吉安(1 大阪桐蔭)吉安(1 大阪桐蔭)
諸橋(4 中京大中京)