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2019年11月9日土曜日

初めての米子市民球場

【No.106 2019/11/2 鳥取城北 13-6(7回コールド) 創志学園
【No.107 2019/11/2 倉敷商業 7‐4 広島新庄】
どらドラパーク米子市民球場 第133回秋季中国地区高校野球大会

 18才まで米子で育ち、野球をやってきたのに米子市民球場の中に入るのは初めて。僕にとっての米子の球場は湊山球場。東山運動公園内に陸上競技場や水泳場は高校の頃からあったが球場は工事すらされていなかった。今はどらドラパーク米子市民球場が完成したのは1990年。僕が大学を卒業した直後だ。
毎年この公園内で開催されている米子元旦マラソンを走っているので何となくわかっているつもりだったが、まず入り口がどこか迷ってしまう。境港総合高校の帽子をかぶる部員からチケットを買い、球場に入る。コンクリートの階段は3階まであるようだが2階で中に入る。中国大会の準決勝ということもあってネット裏にはかなりの数の野球ファンがつめかけている。適当な席を探していたら東京の観戦仲間が声をかけてくれる。ノックを観ながら最近の情報交換なんかしていたら何だか神宮にいるような気分になってきた。
 第1試合。夏の県大会決勝で母校、米子東と死闘を演じた鳥取城北が岡山の創志学園と対戦。夏には米子東を応援したであろう地元の野球ファンたちも鳥取城北を応援している。
 初回、3番・河西威飛の2ランで先制するとネット裏では大きいと言わないまでも拍手や歓声。その裏、創志学園が1番・森田貫佑のソロホームランの反撃。
 4回表、6番・構優斗のタイムリーで城北が3‐1とリードを広げる。その裏、創志学園が5連打と2連続押し出し四球で5-3と逆転。
 このまま創志学園がコールド勝ちという展開かと思い始めた5回。鳥取城北はエラーからチャンスを作り、犠牲フライ、四球を挟んでの4連打で9-5と逆転。さらに6回に2点、7回に2点とって13‐6のコールド勝ちで決勝進出を決めた。来年のセンバツ出場をほぼ確実にした。阪神ドラフト1位の西純矢の後継者と言われる本格派右腕、三方陽登を打ち崩した打線は力強い。夏には米子東はこのチームに勝てるのだろうか、と心配になった。

(interested player)
 鳥取城北 畑中未来翔 
1番センター 1年生 構えた雰囲気やバランスのいい体つき、走り方にポテンシャルを感じた。
 創志学園 三方陽登
大きな曲がりのスライダー。球速も冬を越して上がってくるはず。
 倉敷商 福島大輝
4番センター。しっかりした体つきの右投右打の外野手。スイングも力強く鋭い。

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