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2019年10月7日月曜日

スリルはいらない

【No.98 2019/10/5 東京大 3-4× 早稲田大】
【No.99 2019/10/6  早稲田大 3‐0 東京大】
 (神宮球場 東京六大学2019秋季リーグ戦)
 明治に連勝で勝ち点を獲った早稲田。その勢いで東大に大勝、というわけにはいかず。
 1回戦。早稲田は序盤に3点をとるも中押しが出来ず。暑さによる疲れもあってか先発の早川(3 木更津総合)が2点を献上し、2-3と追い上げられる。3イニングを今西‐柴田と繋いで1点を守るかと思ったが、7回のマウンドにはリーグ戦初登板の野口(4 早大本庄) 。野口は不安を感じさせない投球で三者凡退。続く8回こそ今西と思ったが、マウンドに上がったのはルーキーの田中星流(仙台育英)。春季リーグで3試合登板し、防御率9.00。春の東大1回戦では点こそ取られなかったがヒットを2本打たれている。1点を守りにいくための継投とは考えがたい。四球からピンチを招き、東大の4番・青山海(4年 広島学院)にセンターへのライナーのタイムリーを打たれて同点とされてしまう。続く打者にボールが3つ続いたところで小宮山監督がベンチから飛び出してきて申告敬遠と同時に柴田(3年 早大学院)の交代を告げる。柴田がこのピンチをしのぎ、9回も抑えて、最後は3番・福岡(4年 川越東)のサヨナラヒットで辛うじてサヨナラ勝ち。
 7回、8回の継投について小宮山監督は「東大は相当いろいろなものを見ながらデータを収集しているでしょうから、であれば見ていないピッチャーを出した方がいいということも含めての判断です。」とコメントしているがこれは詭弁だ。他の大学との対戦でもこの点差で同じような継投できますか?
 2回戦は4回に3点。徳山(2 大阪桐蔭)の投球が安定していたのでハラハラすることはなかったが、追加点を奪えない打線にやきもき。最後は珍しいトリプルプレーで徳山がリーグ初完封。

野口(4 早大本庄)
野口(4 早大本庄)

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