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2019年4月29日月曜日

継投は難しい

【No.28 2019/4/28 明治大 5-3 早稲田大 神宮球場 東京六大学2019春季リーグ戦】
 代えなくてはならない場面で代えず、代えなくていい場面で代える。このカードのワセダは1回戦の早川は前者で、2回戦の今西は後者だろう。
 前日の1回戦のリリーフし失点はしたものの2つの三振(1つは振り逃げ)を奪った今西は手ごたえを感じて2回戦のリリーフのマウンドにも上がっただろう。2番手として5回から登板し、7回まで明治打線を内野安打1本に抑える。球威のあるストレートは角度もあって、まるでバレーボールのスパイクを叩きつけているかのよう。明治の各打者にまともにバッティングをさせない。故障明け、フィジカルだけでなくメンタルのスタミナも心配だ。代え時は難しいなあ。1点を守るベストの継投は何がベストか? 考えているうちに8回になった。このイニングを任せて9回を徳山に託すのか。
 今西は左バッターから2つのアウトをとる。あと一つと思ったところで小宮山監督が出てくる。右打者の北本に右投手の柴田をぶつける。プロ野球ではよく見る形の継投。この日の北本は第1打席でセンターオーバーのツーベースするなどなかなかいい雰囲気でボールをとらえている。ホームランが出れば同点。1つ早いタイミングで徳山を出せば、という人もいたがこれは結果論だ。9回行くぞと言われていた徳山が気持ちを作れず打たれるということだって考えられる。テレビゲームの選手のように簡単じゃない。柴田を選んだのはチームを投手をよく知っている監督の決断だ。
 北本サード強襲ヒットのあとのピッチャーゴロ。安堵しながらスコアブックに1のループを書こうと思ったら、柴田が後逸。1の隣にEを書く。ゴロにおかしな回転がかかり一種のイレギュラーのような打球になる不運。柴田は自分のミスもあってかなり動揺している。キャッキャーの小藤はマウンドに行くし、それを感じとったショートの檜村が牽制をはさんで落ち着かせようとする。キャッチャーからの返球を柴田はまともにとれない。これも動揺の兆候か。そんなメンタルで大丈夫かよぉ。嫌な予感の直後に逆転3ラン。
 監督はバカではない。端から見ていて疑問を持つような交代の意味を類推することは野球観戦のだいご味の一つだ。監督の采配を批判して何か自分が監督よりもえらくなったような気分になってしまうのは思考停止、観戦者としての成長はないし、応援者を名乗る資格はない。

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