ページ

2016年4月16日土曜日

宮台、今日もサヨナラに泣く

 【NO.016 4/16(土)東京六大学2016春季リーグ戦 東京大 0-1× 明治大】
 
 【NO.017 4/16(土)東京六大学2016春季リーグ戦 法政大 4-5× 立教大】
東京2016春季リーグ戦の第2週は熊本地震で被害にあわれた方々への黙とうから始まった。これ以上の被害がないこと、一刻も早く皆さんに平穏な日が戻ることを祈るばかりだ。
第1試合は東大の宮台(3 湘南) 、明治の柳(4 横浜)の投手戦。
第1週の早稲田1回戦で13個の三振を奪った宮台。甲子園エリートのそろう明治にひるむどころか、見下ろして投げている感じすらした。三振は4にとどまったが、クロスファイヤーのストレートでぐしゃっと詰まらせた内野フライを打たせたり、ボールには力があった。柳も緩急をうまく使った投球で東大打線につけ入るすきを与えず。最終回の「スクイズの攻防」で決着がついた。
9回表。東大の先頭バッター桐生 (4 西) がレフトのフェンス直撃のツーベース。送りバントでワンアウト三塁。ここで東大はキャプテンの山本克 (4 聖光学院) に代えて、代打に下雅意 (4 甲陽学院) を送る。スクイズの臭い。初球をスクイズした打球は小飛球。ホームベースに手を伸ばせば届きそうなところまで迫っていた桐生は帰ることが出来ず、ダブルプレー。
その裏、明治も先頭の佐野恵 (4 広陵) の左中間ツーベース。こちらも送って、ワンアウト三塁。バッターは投手の柳。初球を打っていってファウル。スクイズではないのか? 2球ボールでカウント2-1になってから柳がサード前に絶妙のサヨナラスクイズ。好投の宮台は2戦連続のサヨナラ負け。
第2試合は「どちらの投手が先に打ちこまれてマウンドを降りるか」という第1試合とは別の意味でのスリリングな試合。
立教の澤田圭  (4 大阪桐蔭) は初回から3本のヒットを打たれ1失点。法政の玉熊 (4 北海) も4回に4本のヒットを集められ1-2と逆転を許す。7回に立教がスクイズで3-1とリードを広げ、澤田の粘り投球で最終回。柴田 (4 東邦) にレフトフェンス直撃のツーベース、金子凌 (4 日大三) タイムリーで1点差。小林 (2 中京大中京) のセカンドゴロはゲッツーコース。4-6-3。送球が低く、一塁セーフ。だけかと思っていたらセカンドもセーフでランナーは三塁へ。尚も盗塁で二、三塁。清水二 (3 中京大中京) のセンター前のタイムリーで4-3と法政が逆転する。
しかし、法政は上條 (2 市立川越) 、谷川 (4 高松商) がストライクをとるのに苦しむ。上條がワイルドピッチで同点を許し、谷川がサヨナラの押し出し四球。何ともしまらない幕切れ。
<MEMO>

宮台康平(東京大) 143km/h
逢澤峻介(明治大) 3秒81-セカンドゴロ、3秒75-セカンド内野安打

大西千洋(法政大) 3秒87-投ゴロ髙田涼太(立教大) 1秒99-二塁盗塁刺
熊谷敬宥(立教大) 4秒06-送りバント
田中和基(立教大) 11秒77-左中間スリーベース
写真は好投した東大 宮台。