ページ

2015年3月13日金曜日

ラストボール(川中 大樹  光文社)

自分の高校野球にピリオドを打った「ラストボール」は“秘”球、二軸スライダー。
スポーツライターの島尾は高校野球史の取材の中でライバル中尾の日記を入手するが、その日記を荒っぽい手段で奪われる。中尾の不審な死に疑いを持ち、“秘”球、二軸スライダーの真相に迫るというミステリー。
練習試合を「れんし」と書いたり、スコアブックの記述を効果的に使うなど、著者はけっこうな野球マニアだと思う。
しばらくピッチャーのボール交換にナーバスになりそう。