【No.013 2017/4/9 法政大 3-5 早稲田大 東京六大学2017春季リーグ戦】
【No.014 2017/4/9 明治大 13-0 東京大 東京六大学2017春季リーグ戦】
雨による中断明け、別人のうようなピッチングになる投手は多い。
この日の早稲田の先発、柳澤 一輝 (4年 広陵) はいい意味で別人のようなピッチングに変わった。4回表一死カウント0-1から1時間55分後の仕切り直しのマウンド。前の回にボーク、中山 翔太 (3 履正社) の2ランで同点に追いつかれた直後の不安そうな柳澤はいなかった。4回ツーアウトから4連続三振。ストレートは140キロ半ばまでスピードが上がり、抑えの柳澤が出てきたのかと錯覚するような迫力だった。長いイニングを考えたペース配分というものはなく、目の前のバッターを抑えることに注力していた。その後はチェンジアップ、カットボールなども使いながら8回で降板するまで計10個の三振を奪う。そのうち7つは中断の4回以降。4回以降、四死球はなく、試合を通しても1個とコントロールも安定していた。
柳澤の力はショートイニングでこそ発揮されるもの思っていたが、こういう投球が続くようなら考えを改めねばならない。
整備を始めようとすると雨脚が強くなるの繰り返し。球場スタッフの粘り強い対応で予定通りの2試合が行われた。