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2017年4月30日日曜日

宮台は今日もダメだった

 宮台は今日もダメだった。
 プロ注目の東京大学のエース、宮台康平(4年 湘南)。早稲田大学との1回戦。明治、慶應に続いて3カード目の1回戦の先発。そろそろ本領を発揮したいところ。しかし、今日も「散らかり放題」。
右バッターの膝元に角度のあるストレートが決まったかと思えば、引っかかったり、抜けたり。自分を制御できない状態ではピッチングのベクトルがバッターとの勝負、駆け引きに向くはずもなし。新フォームがはまってないんだなあ。いかにセンスのある宮台とは言え、短期間でのマスターは難しいのだろうか。


  法政がサブマリン長谷川 裕也 (4 聖望学園) が右バッターにも左バッターにも120キロ台のストレートでインコースを突く強気な投球で好投し、チームに今季初勝利をもたらした。明治のプロ注目左腕、斎藤大将(4年 桐蔭学園)。ストレートを痛打されると得意のスライダー中心に組み立てを変える。110キロ台後半から130キロ台までと球速が違うスライダー自由自在に操る見事な投球だった。
  早稲田のルーキー早川 隆久 (1年 木更津総合) がリーグ戦初先発。4回まで東大打線をノーヒットに抑える。終盤はバテてしまったが、7 回2/3を投げ奪三振11、3失点で勝ち投手。打たれたヒットは8本。手応えと同時に大学野球の怖さも知ったのではないだろうか。
 個人的な最大のトピックスは“松の緑“の後輩のリーグ戦初打席。久しく聞いていない母校のコールに心が飛び跳ねたぜ。何度でも何度でも聞きたいものだ。今度は初安打を期待してる。
【No.24 2017/4/29 法政大 2-1 明治大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】
【No.25 2017/4/29 早稲田大 7-4 東京大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】

4/29 NPB big6的成績まとめ。

上本が3安打の猛打賞。打率.318。有原はまたも今季初勝利はならずも、好投しチームの勝利に貢献。茂木は貴重な同点打。
【セ・リーグ】
<早稲田>
 重信 慎之介(巨人) 代走
 武内 晋一(ヤクルト) 途中出場でファースト
 上本 博紀(阪神) 2番・セカンドでスタメン 5打数3安打1得点
 鳥谷 敬(阪神) 7番・サードでスタメン 4打数1安打
<明治>
 髙山 俊(阪神) 代打  四球
 糸原 健斗(阪神) 代打 1打数ノーヒット
 阿部 寿樹 途中出場でファースト
<法政>
 大引 啓次 2番・ショートでスタメン 3打数1安打
 三上 朋也 4番手で登板 1回 被安打0 自責点0
 西浦 直亨(ヤクルト) 8番・サードでスタメン 4打数1安打
 木下 拓哉(中日) 代打で犠打
【パ・リーグ】
<早稲田>
 茂木 栄五郎(楽天) 1番・ショートでスタメン 5打数1安打1打点
 有原 航平(日本ハム) 先発して勝ち負けなし 6回 2/3 被安打5 自責点2
<明治>
 島内 宏明 6番・センターでスタメン 4打数1安打
<法政>
<立教>
 大城 滉二(オリックス) 2番・セカンドでスタメン 3打数2安打1打点1得点 【楽天】7回に3安打で追いつく!同点打・茂木「食らいついた」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

2017年4月29日土曜日

今日も神宮: 4/28 NPB big6的成績まとめ。

今日も神宮: 4/28 NPB big6的成績まとめ。: 須田(DeNA)がいい仕事したみたいですね。一時は100点台だった防御率も6点台に。武内(ヤクルト)は1軍昇格して2試合連続のマルチヒット。上本(阪神)もマルチヒットで打率が3割に乗りましたよ。 【セ・リーグ】 <早稲田> 重信 慎之介(巨人) 代打 1打数1安打...

4/28 NPB big6的成績まとめ。

須田(DeNA)がいい仕事したみたいですね。一時は100点台だった防御率も6点台に。武内(ヤクルト)は1軍昇格して2試合連続のマルチヒット。上本(阪神)もマルチヒットで打率が3割に乗りましたよ。

【セ・リーグ】
<早稲田>
重信 慎之介(巨人) 代打 1打数1安打
武内 晋一(ヤクルト) 6番・ファーストでスタメン 4打数2安打
須田 幸太(DeNA) 2番手で登板 ホールド 1回 被安打0 自責点0
杉山 翔大(中日) 8番・キャッチャーでスタメン 2打数ノーヒット
上本 博紀(阪神) 2番・セカンドでスタメン 3打数2安打1安打2得点
鳥谷 敬(阪神) 7番・サードでスタメン 3打数ノーヒット
<慶應>
加藤 拓也(広島) 先発して負け投手 3回2/3 被安打4 奪三振4 与四死球4 自責点4
<明治>
糸原 健斗(阪神) 代打からセカンド 犠打1
<法政>
三上 朋也 4番手で登板 1回 被安打0 自責点0
西浦 直亨(ヤクルト) 8番・サードでスタメン 3打数1安打
木下 拓哉(中日) 捕手で途中出場 打席なし
【パ・リーグ】
<早稲田>
大谷 智久(ロッテ) 4番手で登板 ホールド 1回 被安打0 自責点0
大石 達也(西武) 5番手で登板 ホールド 1回 被安打1 自責点0
<立教>
大城 滉二(オリックス) 代打からセカンド 1打数ノーヒット
澤田 圭佑 (オリックス) 3番手で登板 1回 被安打1 自責点0
無死満塁を切り抜けたDeNA・須田の13球...女房役の戸柱が語る(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

2017年4月28日金曜日

NPB 4/27 big6的成績まとめ。

【セ・リーグ】
<早稲田>
武内 晋一(ヤクルト)6番・ファーストでスタメン 3打数2安打
杉山 翔大(中日)8番・キャッチャーでスタメン 2打数ノーヒット
上本 博紀(阪神)2番・セカンドでスタメン 3打数2安打1打点2得点
鳥谷 敬(阪神)6番・サードでスタメン 4打数ノーヒット2三振)
重信 慎之介(巨人)代走からレフト
<明治>
髙山 俊(阪神)1番・レフトでスタメン 4打数1安打(2三振)
<法政>
大引 啓次(ヤクルト)8番・ショートでスタメン 3打数1安打
西浦 直亨(ヤクルト)途中出場でサード 打席なし
【パ・リーグ】
<早稲田>
石井 一成(日本ハム)途中出場でセカンド 打席なし

2017年4月27日木曜日

NPB 4/26 big6的成績まとめ。

【セ・リーグ】
<早稲田> 福井 優也(広島)先発し勝ち投手(今季初勝利)6回 被安打6(本塁打1)自責点3
<明治> 阿部 寿樹(中日)ファーストで途中出場 1打数ノーヒット
 <法政>
西浦 直亨(ヤクルト)途中出場、2番・ショート 1打数1安打1得点1盗塁
大引 啓次(ヤクルト)8番・ショートでスタメン 5打数2安打3打点1得点
【パ・リーグ】
<早稲田>
高梨 雄平(楽天)3番手で登板  1/3回 被安打2 自責点1
大石 達也(西武)2番手で登板 1回 被安打0 自責点0
石井 一成(日本ハム)7番・セカンドでスタメン 3打数ノーヒット(3三振)
<慶應> 横尾 俊建 代打で8番・レフト 1打数ノーヒット
<明治> 島内 宏明(楽天)6番・センターでスタメン 4打数2安打2打点3得点 【広島】福井がGキラーぶりを発揮! 6回3失点で今季初先発初勝利

2017年4月25日火曜日

オジマ≒東大投手陣!?

┃オジマ≒東大投手陣!?
【No.20 2017/4/22 早稲田大 5-6 明治大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】
 早稲田のエース、小島 和哉 (3 浦和学院) が苦しんでいる。これまでのシーズンでは考えられなかったほどのコントロールの乱れ。最初のカードの法政との1回戦、四球から崩れ、7回途中で降板。この日は序盤からコントロールが定まらない。初回に4点とってもらい楽に投げられる展開のはず。ところが2回、押し出しを含む3つの四球にヒットも打たれて2失点。3回は得点こそ与えなかったものの2四球。次の回に代打を送られて、早々と交代してしまった。5つの四球。 これはかなりシビアの状況。シビアさを客観しするために今季のここまでの与四死球率を計算してみた。
(四死球13×9)÷(投球回数10 回1/3)=11.33。
これは今季の東大投手陣全体の与四死球率11.12とほぼ変わらない。これまでのシーズンの小島の与四死球率はデビューした1年春のシーズンが最高の2.077。2016秋季リーグまでの4シーズンの平均が4.14。今季の状況がいかに異常な状況か分かる。シーズン前の捻挫が投球のバランスに影響しているらしいので、そのうち適正な数値に近づいてくるだろう。  
 ところで、小島の与四死球率4.14ってどんなレベルなのだろう?   

(小島の与四死球率)

シーズン試合投球回四死球与四死球率
2015春季リーグ戦621 2/352.08
2015秋季リーグ戦730185.40
2016春季リーグ戦822114.50
2016秋季リーグ戦839 1/3184.12
2017春季リーグ戦210 1/31311.32
 

┃2.0以下が目安
NPBでは与四死球率が2.0以下がコントロールがいいと言われる目安らしい。
2016シーズンで一番この数値がよかったのが菅野智之(巨人)で1.47、ワーストは菊池雄星(西武)の4.34。
現役与四球率(1000投球回以上)のベスト10は
1位 武田勝 1.38 
2位 吉見一起 1.55 
3位 石川雅規 1.71
4位 成瀬善久 1.83 
5位 金子千尋 2.22 
6位 館山昌平 2.23
7位 黒田博樹 2.24
8位 久保康友 2.30
9位 岸孝之 2.30
10位 内海哲也 2.31
なるほど、納得の顔ぶれではないだろうか。

┃やっぱり野村がナンバーワン!
最近の六大学でコントロールの良かった投手として最初に頭に浮かぶのが野村 祐輔 (明治第-広島)。リーグ戦8シーズンの平均の与四死球率1.67。斎藤 佑樹(早稲田大→日本ハム)は2.64とそこそこコントロールがいいというレベル。有原 航平(早稲田大→日本ハム)は2.16。150キロのストレートを連発しながらもコントロールはよかった。体型からイメージ出来ない繊細な投球が持ち味の澤田 圭佑(立教大→オリックス)は1.99。荒れ球のイメージが強い慶應の加藤 拓也(広島)が4.11。
小島は加藤ともニアリーイコールなのかあ。
小島に感じる安定感というのは四死球の少なさでなく、ランナーが出ても得点は与えないという安心感に近いものなんだろうなあ。







2017年4月22日土曜日

『PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って』矢崎 良一 (著), 伊藤 敬司 (著)

“口絵の写真を見て、「???」と思った人は多いだろう。 
そこにいるのは野球ファンならすぐにわかる顔、顔、顔。
 プロ生活22年で通算2480安打、“ミスタードラゴンズ”立浪和義。日本ハム、阪神で4番を打ったスラッガー片岡篤史。プロ通算101勝、ハマのエースと呼ばれた野村弘樹。ジャイアンツの「勝利の方程式」を担ったセットアッパー橋本清。いずれも日本のプロ野球に一時代を築いたスター。いやスーパースターたちだ。
 そんな凄いメンツに囲まれて、鶏ガラのように痩せこけた車椅子のオッサンが一人。いったい誰だ、こいつ? と。
そう、それが私、伊藤敬司である。そして、何を隠そう、彼らの同級生、かつての同級生、かつてのチームメイトだった。
(プロローグより)
自分を「鶏ガラ」と自虐的なギャグとも言えるような表現で例えられるようになるまでどれだけの心の葛藤があっただろう。
PL学園、青山学院大、JR東海と野球のエリートコースを歩んで、引退。「我が子の成長を楽しみに、仕事に打ち込む。そんな毎日が、これから10年20年と続いていく」はずだった伊藤の未来は難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって暗転する。ALSは全身の筋力が少しづつ衰えていき、動くことも、話すことも出来なくなり、数年で死にいたると言われる不治の病。この本は、死にいたる病と関西弁で言う「必死のパッチ」で闘ったPL学園最強世代のキャッチャーの魂の証である。
 家族や介護の人たちと共に苦しい日々を支えてくれたのがPL学園野球部の仲間たち。激励会で松山千春の「大空と大地の中で」を熱唱、号泣したのは片岡篤志。酒好きな野村弘樹は見舞いに来ながら「ちょっと行こうか」かと飲みに誘ってくれる。「34期バッピエース(伊藤敬司専属)」優しき後輩の宮本慎也。立浪和義も小まめに見舞いに来て励ましてくれる。プレー中の頚椎損傷で車いすでの生活を送る先輩・清水哲は、「俺らに出来るのは、好きとか嫌いに関係なく、“生きる”こと。自分の運命を恨んでもどうにもならない。お迎えが来るまで生きよう!」と手紙でエールを送ってくれる。
 そういう大切な仲間たちと縁を結んでくれた野球。伊藤は介護のヘルパーに野球の話題をまったくしようとせず困惑させる。≪もう一度グランドにユニフォームを着て戻りたい≫と思いながら、≪どうせ叶わない夢なら見ないほうがいい≫との思いから、その気持ちを「蓋どころかコンクリートで固めて、心の奥底に沈め」ていたのだ。
 しかし、意志の力で自分の存在そのものである野球への思いを断ち切れるはずがない。JR東海の後輩の監督をしている後輩からの励ましのメールや再三の見舞いに、野球で培った人のつながりのありがたさを思い出す。「そんなこんなで、恥ずかしながら、また野球と向き合うことになりました」。
ひさびさに訪れた球場。そのときの感慨をブログに書き記す。
 “ スタンドに入った途端、自分の中で眠っていたものが一斉に目を覚ましたかのように、全身の毛穴がそこから何かが吹き出してきて、猛烈に身体が痒くなり、そのあと、ジワジワと熱くなってきた。(210ページより)
古巣のJR東海の勝利を見届けると素敵なプレゼント。「伊藤さんに、もう一度ここからの景色を見せたかったんです」と後輩が連れていってくれたのはキャッチャーの守備位置。涙が止まらない。
観戦のためなら死んでも構わないと訪れた都市対抗。試合後に会いに来てくれた橋本清。
“ 二人で試合後の照明の消えた東京ドームのホームベースの上に立ち、言葉のない会話を交わした。
≪今度生まれてきたら、またバッテリー組もうや≫
≪おう絶対やぞ≫
敬司の痩せた肩に橋本がそっと手を置き、気を送るかのように、グッと指先に力を込めた。
(219ページより)


 闘病の数年間は肉体的、精神的に苛酷な日々であった一方、何年分もの凝縮された優しさ、愛情をうけられた幸せな日々でもあったのではないだろうか。

 
2015年10月8日 永眠
伊藤敬司のたま(球)しい、永遠(とこしえ)に

2017年4月18日火曜日

“新・浪江の星 ”躍動 

【No.18 2017/4/16 立教大 5-4 法政大 神宮球場 東京六大学 2017春季フレッシュリーグ】
【No.19 2017/4/16 立教大 4-2 法政大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】
“新・浪江の星 ”、立教大の手塚周投手(2年=福島)がリーグ戦初先発で完投勝利。
イニングを重ねるごとに気持ち的にものってきたのか、フォームに躍動感。140キロ前半のストレートにも勢いが増す。ストレートと同じフォームから繰り出されるチェンジアップ、スプリットなどの変化球に法政の各打者もタイミングが合わない。4回以降はヒットを許さず。9回ツーアウトから小林満平(3年 中京大中京)にホームランを打たれるが、最後は4番・中山 翔太 (3年 履正社) を三振に切ってとり、小さくガッツポーズ。

手塚は福島県双葉郡浪江町の出身。東日本大震災で中学3年のときに福島市に避難。父親と同じ福島高校の野球部に。父とバッテリーを組んでいたのが聖光学院の斎藤智也監督。斎藤監督の教え子である“元祖 浪江の星”横山貴明(楽天イーグルス)もふるさとの後輩の活躍を刺激に頑張らないとなあ。

2017年4月15日土曜日

それぞれの神宮デビュー

【No.015  2017/4/15 東京大 4-15(5回時間切れ) 慶應義塾大 神宮球場 東京六大学 2017春季フレッシュリーグ
【No.016  2017/4/15 東京大 5-9 慶應義塾大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】
【No.017  2017/4/15 法政大 6-6(延長12回引き分け) 立教大 神宮球場 東京六大学 2017春季リーグ戦】
フレッシュリーグ東大の先発は伊藤 一志 (3年 東海) は40才。一度は医者という仕事の就きながら、紆余曲折を経て17才から憧れ続けた神宮のマウンドに辿りついた。稲村亜美の始球式レベルのボールに一つも二つもためてタイミングをとる慶應の各打者に打ち返され、エラーも絡んで4失点(自責点1)。選手層の厚くない東大にあっても神宮のマウンドに立つレベルに達していると言い難い。それでも首脳陣やチームメイトが認めるサムシングがあるのだろう。これも学生野球。チャンスがあればまた堂々と胸をはってマウンドに登って欲しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
慶應期待のルーキー、 関根 智輝(1年 城東)は先発でリーグ戦デビュー。130キロ台後半のストレートを丁寧に投げ込んで、5本のヒットを打たれながら5回1失点で勝ち投手になった。
 
 
 
いきなり修羅場を経験したのは立教の二刀流ルーキー中川颯(1 桐光学園) 。2点ビハインドの場面で9回のマウンドへ。まずは経験を積ませるようという起用だったが、土壇場で立教が同点に追いつき。延長の3回も投げ切ることに。好調の法政の4番中山を外の変化球で三振にとるなど堂々のピッチングで法政の得点を許さなかった。。ピッチング以上に期待されるバッテイング。代打を出されることもなく、まわってきた2回とも打席に立ったが初安打はならず。

2017年4月13日木曜日

NPB 4/12 ワセダ的成績まとめ

NPB 4/12
ワセダ的成績まとめ。
(セ・リーグ)
杉山 翔大(中日)8番キャッチャーでスタメン 3打数ノーヒット(犠打1)
上本 博紀(阪神)2番・セカンドでスタメン 5打数3安打1打点1盗塁1得点 失策1
鳥谷 敬(阪神)6番・サードでスタメン 4打数1安打
田中 浩康(DeNA)7番・セカンドでスタメン 4打数1安打1得点(2三振)
須田 幸太(DeNA)4番手で登板 1回 被安打0 自責点0 ホールド
(パ・リーグ)
石井 一成(日本ハム)7番・セカンドでスタメン。4打数2安打
茂木 栄五郎(楽天)1番・ショートでスタメン。3打数2安打2得点2四死球
高梨 雄平(楽天)3番手で登板 1回 被安打2四死球2 自責点0
大石 達也(西武)2番手で登板 勝ち投手(今季初勝利) 2回 被安打1奪三振2 自責点0
大谷 智久(ロッテ)3番手で登板 ホールド 1回 被安打3 自責点1
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000155-jij-spo


中断明けは別の人

【No.013  2017/4/9 法政大 3-5 早稲田大 東京六大学2017春季リーグ戦
【No.014  2017/4/9 明治大 13-0 東京大 東京六大学2017春季リーグ戦
雨による中断明け、別人のうようなピッチングになる投手は多い。
この日の早稲田の先発、柳澤 一輝 (4年 広陵) はいい意味で別人のようなピッチングに変わった。4回表一死カウント0-1から1時間55分後の仕切り直しのマウンド。前の回にボーク、中山 翔太 (3 履正社) の2ランで同点に追いつかれた直後の不安そうな柳澤はいなかった。4回ツーアウトから4連続三振。ストレートは140キロ半ばまでスピードが上がり、抑えの柳澤が出てきたのかと錯覚するような迫力だった。長いイニングを考えたペース配分というものはなく、目の前のバッターを抑えることに注力していた。その後はチェンジアップ、カットボールなども使いながら8回で降板するまで計10個の三振を奪う。そのうち7つは中断の4回以降。4回以降、四死球はなく、試合を通しても1個とコントロールも安定していた。
柳澤の力はショートイニングでこそ発揮されるもの思っていたが、こういう投球が続くようなら考えを改めねばならない。
整備を始めようとすると雨脚が強くなるの繰り返し。球場スタッフの粘り強い対応で予定通りの2試合が行われた。

2017年4月12日水曜日

『指導力~高校野球で脱・勝利主義を目指した11人の教師』田尻賢誉 (著), 氏原英明 (著)

“指導力がないからこそ、暴力を使うのあって、暴力を振りかざす指導は、いわば、その指導者には指導力がないと周囲に言っているのと同じとさえ思っている” 
と著者は語る。
指導とは「できないこと」を「できる」ように導くこと。
時間と労力をかけた指導に取り組む監督たちをインタビューを通して紹介している。

藤田明宏監督(県岐阜商)
“ほんわかムード”で温かく生徒たちを見守る。自由にやらせる放牧にも厳しさはある。ダメだと言うことやれば、エースでも4番でもメンバーから外す。
斎藤智也監督(聖光学院)
心・技・体のうち心を重視し、ミーティングに時間を割き、人間学を語る。
境原尚樹監督(高崎)
指導者と選手との一対一の絆の強いチームを理想とする。
大浪定之監督(熊毛南)
「体罰は恐怖のムチ」。殴られるから頑張ろうではやらされていることなる、と生徒たちの自主性を重視。生徒をやる気にさせる指導を心がける。
森影浩章監督(徳島商)
少人数の学校、進学校、やんちゃ校などいろいろな環境を経験する中で、言い訳しない、できる方法を考える指導にたどりついた。
松葉健司監督(松阪)
指導哲学は“愛”。生徒たちの「感情・意欲・知性」を回して指導する。感情が湧き出たあとには意欲が出てくる。そして知りたいという気持ちが出てくる。それを回していくと変わっていくという。
森島伸晃監督(桜井)
「人間力」が指導のテーマ。野球以外のこと(土)にも一生懸命取り組ませることで人を育てる。
山本常夫前監督(神村学園)
審判員の経験から、野球公認規則を覚えさせ、試合中でも確認させる。ジャッジに食ってかかってこられるようなことも経験し、マナーを重視する。

僕自身は監督からの体罰は経験していないが(言葉の暴力はともかく)、先輩にはけっこう「かわいがって」もらった。年齢が1つ、2つしか違わない先輩たちから受けた“幼稚”な暴力と分別のあるはずの大人たちの暴力には“愛のムチ”と言われるような教育的な配慮のあるものだろうか?
プロ野球選手の約8割が体罰に賛成(否定はしないも含めて)らしい。自分の周りでも体罰に賛成、賛成とまでは言わなくても必要悪と考えている野球人は多い。本当に体罰に意味や愛情があると考えているのだろうか?体罰を否定することは野球人としてのidentityを喪失することになるとでも思っているのだろうか?年月を経れば、人間の脳みそは、つらい記憶、嫌な記憶も美しい記憶に“ねつ造”するという働きがある。暴力の記憶を美談にしているということもあるかも知れない。
結局、本人の受け止め方なんだろうが、指導という限りは生徒、部員の心や体に傷を負わせてならないと思う。
指導において暴力という手段を使わない監督、教師が増えていくことを願う。

2017年4月8日土曜日

六大学開幕 宮台5失点KO ワセダ2発

【No.010  2017/4/8 日野 2-10  帝京 7回コールド(神宮第二球場 ) 春季東京都高等学校野球大会四回戦 】
六大学のスケジュールが雨の影響で1時間ずれることになり、思いがけずヒノコウのゲームが観られることに。本球場と違いこちらは予定通りの10時プレーボール。初回、4本のヒットなどで先制したときは期待したが、帝京に2本のホームランを許すなど力負け。今年も投手陣はかなり厳しいなあ。残念ながら、三高、早実の全国レベルの西東京ビッグ2に勝てるイメージが全くわかないなあ。「日野から甲子園へ」。神宮には行きたいなあ。
【No.011  2017/4/8 東京大 2-6 明治大  東京六大学 2017春季リーグ戦
東京六大学の開幕戦。小雨で少し肌寒い中で観客9000人は悪くない入り。その中にはプロ注目の東大のエース、 宮台康平(4年 湘南)を観に来た人もたくさんいたのでは。社会人対抗の明治安田生命と同様にストレート主体の投球ながらいかんせんコントロールが定まらない。はっきりボールと分かる球が多い。何とかしのいでいたが5回ツーアウトから4連続四死球のあと、連続タイムリーで5失点。この回の途中でマウンドを降りた。それに付き合ったわけでもあるまいが、明治のエース齊藤 大将(4年 桐蔭学園)もその直後の6回、東大打線に4連打。あっと言う間にマウンドからいなくなった。精神、肉体の両面でスタミナが切れたのか。
【No.012  2017/4/8 早大 7-3 法大  東京六大学れ2017春季リーグ戦
立ち上がりから10球以上ストレートを続けるなど力で押す投球の法政の先発、熊谷 拓也 (4年  平塚学園)。ヒットを打たれても強気な攻めは変わらない。3回、その気持ちを打ち砕くように早稲田の4番・加藤 雅樹 (2 早稲田実)がインコースのストレート(カットかも)をライトへホームラン。加藤のリーグ戦1号もあってか4回、熊谷の投球にスライダー、チェンジアップ、カーブなどの変化球が増える。投球パターンの変更に対応した8番・檜村 篤史(2年 木更津総合)の犠牲フライで1点追加。8回には佐藤 晋甫(4年 瀬戸内)が2ラン。全力に近いような速いテンポでダイヤモンドを一周。その勢いのまま快勝と行くはずだったが、小島 和哉(3年 浦和学院)が8回に力尽きる。法政の4番・中山 翔太 (3年 履正社) に右中間にタイムリースリーベースを打たれたあと、5番・宇草 孔基(2年 常総学院)に粘られ8球を投げてようやく三振。フォアボール、デッドボール。これ以上き傷口を広げることを防ぎたい高橋監督がマウンドに送ったのはルーキー 早川 隆久(木更津総合)  。高校ジャパンに選ばれた左腕の“神宮第1球”は145km/h。スライダーをヒットされるが、ここからストレート、ストレートで2連続三振! 最終回、2連打。一発打たれれば1点差の場面、4番・中山のふところを攻めファーストファウルフライ。2連続空振り三振で大学デビューをしめくくった。高校時代からスケールアップしたストレートは大学でも十分に通用するもの。最大の武器、コントロールの精度もあがってくるはず。
この春からバックスクリーンに打席に入る選手のプロフィールが映し出されるようになった。
 
 


 

2017年4月4日火曜日

花のない桜まつりのような

【No.009  2017/4/2 早稲田大1-5  日本通運 (安部球場 )オープン戦】
 安部球場に行く道すがら桜まつりをやっている会場を通り過ぎた。春の陽気、すれ違う人たちもウキウキしている。でも何か違和感が。祭りの主役である桜の花がほとんど咲いていないのだ。主役のいない祭りはどこか寂しい。
「花のない桜まつり」。例えが悪いが早稲田の先発、柳澤 一輝(4年 広陵)はそんな投球だった。
 柳澤のピッチングの“花”、主役は力のある150キロのストレート。180cm/82kgがっしりとした体格から威圧的なストレートでバッターを押し込んでいくのが魅力。この日は先発で長いイニングを投げることを意識してかストレートがおとなしい。細かいコントロールがあるわけではないので、カウントを悪くしては甘く入って痛打された。6回途中で降板するまでホームランを含む6本ヒットを打たれ、5つの四死球。"強肩の女房役"のサポートがなければもっと早く崩れていたかもしれない。柳澤の良さが出るのはショートイニングのリリーフだと思うが、チーム事情でそうもいかないらしい。
 "強肩の女房役"岸本朋也(3年 関大北陽)。3回盗塁をしかけられ2つを刺した。タイムは2本とも2.1秒以下。実は盗塁を許したタイムがもっとも速く1秒98。イニング間のセカンド送球でも2.1秒以下できっちりそろえる。左右のぶれや“センター前ヒット”もなく安定している。
日本通運の3番手で登板した庄司拓哉(東海大相模高校-横浜商科大学)。サイド気味の変則の左腕でストレートにキレがあり、スライダーがストレートの軌道からきゅっと曲がる。グラブを前に突き出してタイミングをとるところなんかエネオスの大城に似ている。
写真は安部球場の桜。

2017年4月1日土曜日

野手の顔が見えない!?

【No.008  2017/4/1 早稲田大 6-1  Honda (安部球場 )オープン戦】
 先日、球場の友M君に「今年のワセダって野手の顔が見えないよねえ」と言われてしまった。「何を失敬な」と思ったが、そういう僕も野手の名前が半分くらいしか頭に浮かばない。と言うわけで「失敬な」僕は遅まきながら今年のワセダの野手の顔ぶれをを確認すべく(?)安部球場に行ったのである。
 試合前にひさびさにネット裏でお会いした大先輩と外に出てお茶を飲んでいたら、不覚にもプレーボールに遅れてしまった。1回裏、ワセダのランナーが塁上をにぎわしているのを見たのはライト後方のネット越し。
カキーン!と快音を残して、右バッターの放った大きな打球が左中間に飛び込む。
「誰ですかねえ?」
「ウトなんとかだったけ?」
「宇都口にしては(体が)大きいようなあ...」
と何ともワセダ音痴な頼りない会話。
この試合の主導権を握る3ランを打ったのは昨年までリーグ戦出場のない織原葵(4年 早稲田実)。新人戦で観たことあるかな? オープン戦? 二軍戦? 織原君、ごめん。
 先発の小島和哉(3年 浦和学院)が篠塚ジュニア(宜政)にタイムリーを打たれて1点失った6回。直後に再度突き放す2ランは昨年まではリーグ戦6打数1安打の長谷川寛(4年 仙台育英)。
 これまでリーグ戦ではブルペンで過ごす時間の長かった岸本朋也(3年 関大北陽)も同期の小島との息の合ったバッテリーで3月の東京スポニチ大会準優勝のHonda(“大学生用オーダー”ではあったが)を1点に抑えこんだ。
 春のシーズンが終わる頃にはM君にもワセダの野手の名前と顔を覚えてもらおう。


NPB開幕戦。ワセダ的成績まとめ

NPB開幕戦。ワセダ的成績まとめ。
出場した選手は11人。
<セ・リーグ>
重信慎之介(巨人)代走からレフト1打数ノーヒット。
田中浩康(DeNA)6番セカンドでスタメン 3打数1安打
須田幸太(DeNA)1/3 被安打2 自責点3
上本博紀(阪神)2番セカンドでスタメン 4打数1安打
鳥谷敬(阪神)7番サードでスタメン 4打数2安打1打点
<パ・リーグ>
石井一成(日本ハム)代走からセカンド 打席なし
有原航平(日本ハム)5回2/3 被安打6 自責点4 負け投手
大石達也(西武)1回 被安打0奪三振2与四球2自責点0
茂木栄五郎(楽天)1番ショートでスタメン 5打数2安打
中村奨吾(ロッテ)9番ショートでスタメン 2打数ノーヒット(2三振)
和田毅(ソフトバンク)8回 被安打5 奪三振7 自責点1 勝ち投手