【NO.30 2019/4/29 法政大 4-7 慶應義塾大 神宮球場 東京六大学2019春季リーグ戦】
プロ野球のゲームかと思うような派手なホームラン合戦だった。
まずは2回表に法政の7番毛利(4年 愛工大名電)が左中間に先制ホームラン。続く3回には3番安本(4年 静岡)も3試合連続ホームランをレフトに放り込む。4-0。
法政が主導権を握る展開にも慶應はジタバタしない。4失点直後の3回裏に先発高橋佑(4年 川越東)に代打を送らず続投の判断。回も浅く、法政の先発の高田孝(3年 平塚学園)の出来と自分のチームの打線の力関係、継投のことを考えれば十分追いつけるというのが大久保監督の判断。高橋佑からの3連打で反撃のトリガーとなる1点。
5回裏、3巡目の慶應は柳町(4年 慶應)、渡部遼(2年 桐光学園)がチャンスメーク。ここで5番・正木(2年 慶應)がバックスリーン越えの同点3ラン。
この慶應の勢いを止められるのはエースしかいない。法政は6回から三浦(2年 福大大濠)を投入。球威、コントロールとも精彩を欠く3連投のエースは2本のヒットを打たれ、柳町に通算95安打となるライトへ3ランを打たれ、ジエンド。投手層の厚さの差が出た。
前褌(まえみつ)をとらせておいて最後は豪快な投げで勝つ「横綱相撲」。
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