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2019年5月6日月曜日

同じ3時間ゲームでも

【NO.38 2019/5/5 東京大 0-15  慶應義塾大(神宮球場)東京六大学2019春季リーグ戦】
【NO.39 2019/5/5 立教大 9-5  法政大 (神宮球場)東京六大学2019春季リーグ戦】
 大学野球では長いと言われる3時間をこえるゲーム。3時間10分の第1試合、3時間7分の第2試合はまったく内容の違うものだった。
 第1試合の慶東戦。5回まで慶應が毎回の11得点。一方的な展開。前日17四死球を出した東大投手陣は今日も10四死球。試合の冗長さに拍車をかける。タツルの100安打がかかってなければ来なかったと思う。



 立法戦は何度も感情がジェットコースターのように揺さぶられるスペクタクルな展開。
 立教が初回に1年生の4番打者山田(1 大阪桐蔭)の2ランが先手をとる。3回裏、舩曳(4 天理)、相馬(4 健大高崎)がバントヒットを決める法政の足攻がさく裂し、3-2と逆転。直後の4回表、山田、三井の連続ヒットからチャンスを作り、押し出し四球、代打・鷲津(4 世田谷学園)の2点タイムリーで5-3と立教が再逆転。しからばと法政は安本(4 静岡)が連盟タイ記録となる5試合連続ホームラン(2ラン)で5-5、試合は振り出しに。
 リリーフ陣の勝負になった終盤。法政は内沢(4 八戸工大一)が3イニングを無失点。立教は2回1/3で4つの三振を奪う好投する中川(3 桐光学園)に8回表のツーアウト満塁の場面で代打。このあとを危惧したが、その裏から登板した中崎(3 立教新座)が3つの空振り三振。ストレートに伸びがあり、法政のバッターがかなり振り遅れた空振りをする。
 9回表、立教は2番・江藤(4 東海大菅生)がセンター前ヒットで出塁。ここまでノーヒットの柴田(1 札幌一)には3番とは言え送りバントも考えられたが、溝口監督のサインはヒットエンドラン。柴田がレフト前にはじき返し、一、三塁。この強気の攻めがチームに勢いをつけ、4番・山田のショート前のあたりが内野安打になり勝ち越し。三井のレフトへのタイムリー、中嶋(3 佼成学園)のレフトオーバーのタイムリーツーベースで4点とって9-5。その裏、自信あふれる中崎が力で押し切って三者凡退。

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