【No.61 2018/7/20 日大鶴ケ丘 19-15 明大中野八王子 ダイワハウススタジアム八王子 第100回全国高等学校野球選手権記念大会 西東京大会】
両校合わせて34得点、41四死球、試合時間4時間4分。
この珍記録を作った大きな原因は球審だ。
1回表、5つの四球に長打が絡んで日大鶴ヶ丘がいきなり7点。ストライクゾーンが左右も高低もかなりせまい。コースに決まったナイスボールがボールと判定されるたびに周りの観客からえっとかおっとか声が上がる。たくさん詰めかけていたプロのスカウトの人たちも苦笑いしている。前の晩まで連日観ていた都市対抗のストライクゾーンよりも明らかにせまい。ベストボールの直後に気持ちを切り替えたり、もう1球同じところに投げれらるほど高校生のメンタルスキルは高くない。抜けたり、ひっかかたりしてボールになる、あるいは甘く入ってボールを痛打される。
狭いゾーンは公平に日大鶴ヶ丘投手にも適用され、1回裏、ボールコール攻めで6連続四死球などで2人の投手が“葬りさられる”。周りの観客の声も怒りを帯びてくる。
1回終わって55分。さすがにまずいと思ったのか、大会本部からの助言もあったのか、2回からゾーンが変わる、若干。三塁側のボールには手が上がり始めたが一塁側のボールのジャッジはあまり変化が見られない。彼には絶対譲れないゾーンがあるらしい。
3回に日大鶴ヶ丘が5点、明大中野八王子が4回4点、5回5点とビッグイニングが続く。5回を終わったところで熱中症のリスクを考慮して約5分の休憩時間。ここでまで2時間。ふつうなら試合が終わっていていい時間だ。
6回から日大鶴ヶ丘はプロ注目の勝又温史が登板するとゲームのテンポががらりと変わる。4回無失点7奪三振で逆転勝利を呼び込んだ。6回以降は両校合わせて10四死球。投手のレベルがあがったこともあるが、休憩時間にさらなる助言でもあったのだろうか?
疲労の蓄積もあっただろうが、ベスト16まで残ってきたチームの投手の技量が大きく劣っていたとは思わない。41という異常な数字をたたき出したのはあなたが原因です。健康リスクが心配される気象条件の中であなたが守ろうとしたのは何ですか? ルール? ちんけなプライド、こだわりですか? 関係者には投手の要因と簡単にかたずけず、しっかり検証してほしい。
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