ページ

2017年11月17日金曜日

ワセダでもなれる!?

 六大学に史上初の女性の主務が誕生。慶應の小林由佳さん。
 主務はグランドの主将に匹敵する重要ポスト。ただ、各大学に女子マネージャーはいるので、そこからこれまでの歴史で主務になるものがいなかったのは意外である。女子をトップにしてはいけない忖度でもあったのだろうか。
 各大学と書いてしまったが、早稲田には女子マネージャーが存在しない。「やっぱり、硬派の早稲田は女子の入部を認めていないんだなあ」。いえいえ、そんなことはありません。野球部長の面談の上、認められば女子の入部も可能。その上で2年時に部内の話し合いで推薦されればマネージャーになれる。副務などを経験して、4年時には主務にというのがスタンダードな形。さらっと書いてしまったが、約2年早稲田の野球部員として過ごすことは肉体的にも精神的にもかなりタフなことらしい。その上でのマネージャー修行。イバラの道にあえて挑戦しようという女子がこれまでいなかったということだ。
 2017年は野球部と深い縁のある応援のトップが誕生した(明治大 新宅杏子応援団長)年でもある。守らなければならない伝統はある。ただ、それを何の考えもなくただ引き継ぐのは停滞でしかない。柔軟で新しい発想が未来を創る。

東京六大学史上初の女性主務誕生 慶大・小林由佳さん「責任感持ってやりたい」(スポニチアネックス) - goo ニュース