突っ込みのない親子漫才のような
野村 克也・克則親子が漫才のように交互に配球、リードについて語る。父として野球人として克也氏を尊敬している克則氏は「なんでやねん」的突っ込み、反論はなく、うなづいているだけだが。
テキスト的な部分を克也氏がそれを現役のコーチである克則氏が最近の事例を交えながら補完する。だんだんその役割分担もあいまいにどっちがどっちがわからなくなる。この親子、頭の中身も同じらしい。
12種類のカウントの性質を理解せよ、上下、内外などの「ペア」を使ってバッターを攻めろ、バッターを4種類に分類せよ。わかりやすく理論的に配球、リードのコツが解説されていく。
日本野球における捕手の地位を上げたのは水島新司の『ドカベン』と野村克也だ。感じる力は感謝から育つ。底辺から稀代の名捕手に登りつめた原点がここにある。
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