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2018年6月10日日曜日

慶應打線は梅雨もよう

【No.43 2018/6/9 慶應義塾大 2-5 日本体育大 慶応 下田グランド オープン戦】
 梅雨の晴れ間というには可愛げのない、気温30℃、高校野球真っ盛りの時期のような日差し。慶應の打線は梅雨もよう。
 注目したのは、慶應打線と日体大の誇る“二枚看板”の対決。
4回、日体大のマウンドに松本 航(4年 明石商)。「よし来た」と慶應ベンチから声が飛ぶ。1-3とリードされた展開の逆襲のスイッチが入るか。先頭の内田 蓮(4年 三重)がセンター前ヒット。バントで送って、1番・柳町達(3年 慶應)。初球のスライダーを打った打球がセカンドのエラーを誘う。ワンアウト一、三塁。2番・渡部 遼人(2年 桐光学園)のレフトへのフライが犠牲フライとなり、1点差。柳町がスチールでセカンドに進み、一打同点。が、3番・若林 将平(1年 履正社)は空振り三振。5回は落ち着いた松本に対し三者凡退。
 6回からもう一人の“看板”、東妻勇輔(4年 智弁和歌山)。力みの目立つ東妻にはつけ入るスキはあったが、2つの四球と途中出場の植田 響介(2年 高松商)の安打を生かせず2イニング無得点。
 2イニングづつつ調整登板した“二枚看板”のあとをうけた151キロ右腕北山 比呂(3年 横浜)のストレートには押される打者も多かったが、橋本典之(1年 出雲)が力負けせずインコースをライト前へ弾き返観客席をわかせる。橋本のヒットが作ったツーアウト一、二塁。前の打席で東妻からヒットを放った植田もこの場面は空振り三振。2-5。
 リーグ戦メンバーから二、三枚落ちの慶應打線。ここ1本のヒットがなく、バントも決まらず、リーグ戦のようなココイチの集中力が感じられない。早慶戦2連続完封負けを引きずっているのか。来たる大学選手権。全国屈指であろう投手陣を打線が支えたい。
 写真は松本と柳町の対決シーン。

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