学生として早慶戦を応援することは“ワセダ冥利”につきる。
初体験は1985年6月1日。
それまで他の大学との試合は数試合応援に行っていたが、早慶戦はまったく別物。神宮球場はこの日のために違う時空から出現したかのような異空間。球場真っ二つ、この世にWとKしかないように錯覚してしまいそうになる。
すべての応援歌、応援曲の対戦校のコールの部分のKEIOがどこの大学よりもよくはまる。両校の応援部、應援指導部が入れ替わっての応援練習。都会的で気品すら感じる慶應の応援にはちょっと嫉妬した。「突撃のテーマ」が僕の一番好きな応援曲の一つになる。両校肩を組んでの「早慶讃歌」で友好ムードは最高潮に。校旗入場。名門の声が飛び交い、何千、何万という紙吹雪が舞う、舞う、舞う.....。
早稲田のエース足立修さんが慶應の鈴木哲さんと投げ合い、1-0で完封勝ちした。細かいことは正直覚えていない。選手たちと一緒に戦った熱い気持ちと勝利の歓喜は残っているが。
あれから33年。息子が今日初めてKEIOと相見える。誇らしい気持ちで「早稲田の栄光」を歌えるか、しんみりと「丘の上」を聞かされることになるか。
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