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2015年9月12日土曜日

早稲田辛勝 慶應・谷田サヨナラ3ラン

【NO.83 9/12(土) 東京六大学2015秋季リーグ戦 東京大 2 - 4 早稲田大 】
【NO.84 9/12(土) 東京六大学2015秋季リーグ戦 立教大 5 - 7× 慶應義塾大
開幕戦。大学王者・ワセダは東大の先発・宮台康平(2年 湘南)に4イニングで6つの三振を奪われるなど打ちあぐむ。3回は三者連続三振、4回は4番、5番が連続三振。140キロ前後の前後のストレートにはキレがあり、空振りがとれていた。スタミナがないため、球数(72球)で交代となったらしいが、あのまま投げ続けられていたら早稲田は足元を救われたかもしれない。7回にショート石井一成(3年 作新学院)エラーで東大が先制。その裏、初めて背番号6をつけ名実ともに早稲田の正捕手になった道端俊輔(4年 智辯和歌山)がセンターオーバーのツーベース。続く中澤彰太(3年 静岡)のサード前のバントが長藤祥悟(4年 山形東)の送球ミスを誘って、早稲田が逆転。
1番・重信慎之介(4年 早稲田実)の2ランでリード。ツーアウト三塁のこの場面、東大の外野はレフト、センターが前進守備。ライトだけは深め。そのライトの頭上を越えていってはどうしようもない。道端のときはセンターが極端にライト寄っていた。ここもオーバーする当たりだったが、打球方向は間違っていなかった。8回のダメ押しとなった丸子達也(4年 広陵)のソロホームランは右中間。センターは極端にレフト方向に寄っていて、ここは裏目。大胆な東大のシフトがはまるとやっかいだ。
早稲田は吉野和也(3年 日本文理)-小島和哉(1年 浦和学院)の投手リレー。小島のボールに春デビュー時ほどの勢いが感じられず心配だ。
第2試合。立教ペースで進んだ試合も最後は谷田成吾(4年 慶應)のサヨナラ3ランで決着。抑えの小林昌樹(4年 佐久長聖)がサヨナラ被弾、エース澤田圭佑(3年 大阪桐蔭)がKO、は立教にはダメージ。リーグ戦初ホームランを打つなど立教のすべての打点(5打点)を上げた笠松悠哉(2年 大阪桐蔭)は自分の守備のミスもあってヒーローになり損ねた。
早稲田の公式記録員、相澤佳則さんが記録担当100試合に到達。20シーズンこつこつと素晴らしい。
写真はホームインの谷田を迎えた慶應の歓喜の輪。