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2015年9月28日月曜日

高山、あっさり連盟タイ

【NO.94 9/26(土)東京六大学2015秋季リーグ戦   明治大 6 - 4 早稲田大(延長11回)
【NO.95 9/26(土)東京六大学2015秋季リーグ戦   慶應義塾大 9 - 3 法政大
【NO.96 9/26(土)東京六大学2015秋季リーグ戦   法政大 4 - 1 慶應義塾大 
【NO.97 9/26(土)東京六大学2015秋季リーグ戦   早稲田大 2 - 3 明治大
第1打席で早稲田・大竹のインコースにつまりながらセンター前に落とす。「芯に当たらなくてもヒットコースにボールを飛ばす」というある意味高山らしいヒットでリーグ歴代単独2位となる126安打。
3回の第2打席。大竹の初球をライナーでレフト前に運ぶ、リーグ戦通算127安打達成。明大の大先輩である高田繁に並んだ。
記録のかかった選手に結果が出ないと、何となくチームにも重い空気になり、勝てないこともある。今季の高山は5試合中4試合でマルチ安打。チームをけん引している。
(写真は明大スポーツ号外)








(MEMO)
<明治大-早稲田大 1回戦>
高山俊(明治大) 3秒74(4ゴロ)
重信慎之介(早稲田大)3秒84(4ゴロ)
茂木栄五郎(早稲田大)3秒84(6ゴロ)
 茂木栄五郎(早稲田大) 通算9号(今季1号)
早稲田 12四死球(吉野7、竹内1、吉永3、小島1)
<慶應義塾大-法政大 1回戦>
山本泰寛(慶應義塾大) 4秒28(1ゴロ)
山本泰寛(慶應義塾大) 通算5号(今季1号)
谷田成吾(慶應義塾大) 4秒08(4ゴロ)
代打連続ホームラン(慶應 岩見雅紀、山本瑛大 ともにリーグ戦初ホームラン)
若林晃弘(法政大)通算3号(今季2号)
大西千洋(法政大) 3秒81(6ゴロ)
<慶應義塾大-法政大 2回戦>
初先発完投勝利 菅野秀哉(法政大)
畔上 翔(法政大) 8秒07(二塁打)
大西千洋(法政大) 3秒75(6ゴロ) 3秒87(5ゴロ)
山本泰寛(慶應義塾大) 7秒96(二塁打)
横尾俊建 (慶應義塾大)通算10号(今季2号)
<早稲田大- 明治大 2回戦> 
重信慎之介(早稲田大) 10秒74(三塁打)
重信慎之介(早稲田大) 3秒83(3ゴロ)
リーグ通算127安打 高山俊(明治大) レフト前ヒット
竹村春樹(明治大) 11秒47(三塁打)

2015年9月25日金曜日

早実から清宮!?

【NO.91 9/23(水) 秋季埼玉県高等学校野球大会3回戦  浦和学院 9-1 入間向陽 (8回コールド)
【NO.92 9/23(水) 秋季埼玉県高等学校野球大会3回戦   山村学園 6-4 聖望学園
【NO.93 9/23(水) 秋季埼玉県高等学校野球大会3回戦   花咲徳栄 5-3 早大本庄
「早実から清宮借りてきたのかよ!」

と斜め前に座っていたトクハル推しのオジサンが思わず言葉をもらすほどの大きなホームランだった。
早大本庄が3番・小松のライトへの2ランで先制。2番・新井裕のレフトオーバーのツーベースを打たれた直後の一発に145キロ左腕・高橋 昂也もたじたじ。続く、4番・丸田は内野安打で出て、スチール。いけいけの早大本庄。しかし、そうはさせじと高橋が後続を2連続三振。早大本庄は速球対策をしっかりやってきているのだろう。高橋のストレートにひるむことなく振っていく。
4回まで6つの四死球とコントロールの定まらない早大本庄の先発左腕、池田。花咲徳栄は毎回チャンスを作るが2回、4回に1点づつ取るも一気に試合決めるような展開には持ち込めない。
6回表、花咲徳栄が9番・野本のタイムリーで勝ち越し。3-2。その裏、2本のヒットでチャンスを作り、ワイルドピッチで同点(3-3)に追いつく。ここまで11個の三振を奪われながらも食らいつく。
7回表、4番・隅本のタイムリーツーベースなどで花咲徳栄が突き放す(5-3)。7回裏のツーアウトから9回ワンアウトまで5連続三振の早大本庄。健闘もここまでと思ったが、代打・新井哲がセンター前のテキサスヒット。途中出場の9番・竹村がセンター横にツーベース。二、三塁と一打同点のチャンスを作る。このピンチ、高橋は気合いの声を発しながらの力投。1番・真中から個人4つ目の三振。第1打席でレフトオーバーツーベースなど2安打の2番・新井裕をスタンドは今日一番の「紺碧の空」で後押し。カウント3-2。嗚呼、アウトコース高めに抜けたストレートを空振り。
第1試合は浦和学院がしっかり狙い球を絞ったバッティングとそつのない走塁。8回にコールドを決めるサヨナラ2ラン。
第2試合は山村学園が最終回に逆転し、シード校の聖望学園を下した。聖望学園の部員たちの「く口演奏」による応援。浦学サンバ、横高マーチ、日大三チャンステーマ、天理のワッショイ、光星学院のだいじょうぶなど高校野球名応援曲ヒットパレード。最初は苦笑していたが、段々、今度は何が出てくるのか、と楽しみになった。
大宮県営はネット裏は正面から太陽を浴びる構造。暑いくらいの陽気にヒグラシがないていた。
(MEMO)
高橋 昂也(花咲徳栄) 19奪三振 被安打9
諏訪 賢吉 (浦和学院) 11秒47(三塁打)

2015年9月23日水曜日

5回目のノーヒットノーラン目撃未遂

【NO.89 9/22(火) 東都大学2015秋季リーグ戦(1部)  専修大 8 - 4 日本大
【NO.90 9/22(火) 東都大学2015秋季リーグ戦(1部)  國學院大 0 - 1 亜細亜大 
これまで神宮球場で4回のノーヒットノーランを“目撃”している。
2004年 東京六大学春季リーグ戦 日野泰彰(立教大) 対早稲田大(7-0)
2010年 東京六大学春季リーグ戦 竹内大助(慶應義塾大)対東京大(7-0)
2012年 明治神宮大会 多和田真三郎(富士大)対国際武道大(3-0)
2013年 東京六大学春季リーグ戦 高梨雄平(早稲田大)対東京大(3-0) <完全試合>

この他にもノーヒットノーランを期待させるゲームは少なからずある。だいたい中盤の5回くらいには気づき、周りの人たちと「今日はいいもの見れるかも知れませんよ」「まだまだ早いよ」なんて会話をしているうちに1本出て、「そんなこと言っているから(ヒット)が出ちゃったよ」とため息というパターン。この日の「いいもの」に終盤まで気付いていなかった。「見れるかもよ」と近くの知り合いに言われて、「土倉いいですもんね」と相手チームの投手がノーヒットに抑えていると勘違いしていたくらいだ。それだけ亜細亜の石塚賢次(4 玉野光南)のピッチングの印象が僕の中では薄かった。 ストレートは130キロ台とツーシームを軸に丁寧に投げていたが、けっこういい当たりをされていたたのでまさかノーヒットだったなんて。とは言え、8回にけがの治療から再びマウンドに帰ってきたときには胸をなでおろす。現金なものだ。9回、先頭打者をセカンドゴロ。「おっ、行けそう」とあと二人。國學院の1番・山崎 (2 日章学園) のボテボテのファーストゴロ。微妙なコース。亜細亜の一塁手遠藤 (聖光学院)  はベースカバーの石塚に送球。高い! セーフ。エラーにしてくれ。それは出来ないよな。あー。うーん。
続くバッターに四球を与えたところで石塚は交代。守備のうまいファーストなら、左ききのファーストならはタラレバ。
シルバーウイーク。東都的には大入りだった。

(memo)
L長沢(日本大) 6ゴロ(3秒81) セカンドからヒットでホームイン(6秒15)
L山崎(日本大) 4ゴロ(3秒94)
R頓宮 (亜細亜大) 6ゴロ(4秒21) キャッチャーだけど脚も速い?
L森山(専修大)今季2号(通算2号)
時本(専修大)イニングセカンド送球 1秒93


2015年9月22日火曜日

東大勝ち点はならず 明治・高山通算124安打

【NO.85 9/20(日) 東京六大学2015秋季リーグ戦 明治大 4-1 立教大 】
【NO.86 9/20(日) 東京六大学2015秋季リーグ戦 東京大 4-6 法政大
【NO.87 9/21(月) 東京六大学2015秋季リーグ戦 法政大 10-1 東京大
【NO.88 9/21(月) 東京六大学2015秋季リーグ戦 立教大 3-5 明治大
前日、法政に5-2と逆転勝ちした東大。応援席にはいつも以上の熱気、勢いが感じられた。
初回17分間の攻撃時間。1点に終わったのは残念。2回、キャプテン飯田 (4 刈谷)が2点タイムリー。法政をバッテリー(玉熊-中村)ごとノックアウト。4回は 山本克 (3 聖光学院) のファーストミットを弾くライナーのタイムリースリーベースでさらに1点追加。4-1と広がるリードに2002年秋以来26季ぶりの勝ち点の期待が高まる。ところが5回、先発の 山本俊 (3 西春) がつかまる。四球のあと、3連打。球が浮いてきて芯できっちり打たれていて、誰の目にも明らかな「代え時」。浜田監督がベンチから出てきて、交代か、と思われたが。ブルペンから×マーク。リリーフに送りたい投手(白砂)の準備が出来ていなかったのだ。続投の山本俊が 柴田 (3 東邦) に逆転3ラン。ここでこのカードの潮目が変わった。この試合は5回以降ノーヒット。3回戦は10-1の大敗。3回戦をしっかり戦えるチームとしての「体力」がついているわけではないんだなあ。法政は金藤(3 西武台千葉)あたりが中心のなってノック時からいつも以上に声を出して、ハイテンションで東大の勢いをはねかえした。
2回戦をドラフト上位候補、上原健太(4 広陵)の無難な投球でとった明治。3回戦の先発、 柳 (3 横浜) が初回から7連続三振の快投。連盟記録の9連続を期待したが、ピッチャーの小倉に2-0からカウントを取りに行った甘いストレートをあわされてセンターフライ。その後も柳の好投は続き
6回まで被安打1奪三振11。打線も 坂本 (4 履正社) の2ランなど6回まで毎回の10安打で5-0と完全に明治の勝ちゲーム。7回に柳は1点失うがまだまだ明治ペース。それが一変したのが、立教の鈴木 (4 日大三) の大学初ホームラン(2ラン)。リリーフの 星 (3 宇都宮工) はこの勢いに飲み込まれ、2連打を許す。ここは俺しかないでしょ、とばかりに上原がブルペンからダッシュでマウンドへ。上原は 佐藤拓 (3 浦和学院) のバントを三封し、続く 寺田 (4 神戸国際大) を追い込んでからのフォークでゲッツー。ピンチをしのいだ上原は、力みにも感じるような全力投球で最終回も抑えきった。 1回戦で2安打した明治・髙山 (4 日大三) は2回戦でも3安打、3回戦で2安打と通算安打は124まで伸ばした。松下勝美さん(慶應義塾大)の123安打を抜いて、単独3位。2位の堀場秀孝さんの記録にあと1本と迫り、連盟記録の高田繁さんの127安打まであと3本。
写真は東大と法政2回戦の試合前の整列。

2015年9月12日土曜日

早稲田辛勝 慶應・谷田サヨナラ3ラン

【NO.83 9/12(土) 東京六大学2015秋季リーグ戦 東京大 2 - 4 早稲田大 】
【NO.84 9/12(土) 東京六大学2015秋季リーグ戦 立教大 5 - 7× 慶應義塾大
開幕戦。大学王者・ワセダは東大の先発・宮台康平(2年 湘南)に4イニングで6つの三振を奪われるなど打ちあぐむ。3回は三者連続三振、4回は4番、5番が連続三振。140キロ前後の前後のストレートにはキレがあり、空振りがとれていた。スタミナがないため、球数(72球)で交代となったらしいが、あのまま投げ続けられていたら早稲田は足元を救われたかもしれない。7回にショート石井一成(3年 作新学院)エラーで東大が先制。その裏、初めて背番号6をつけ名実ともに早稲田の正捕手になった道端俊輔(4年 智辯和歌山)がセンターオーバーのツーベース。続く中澤彰太(3年 静岡)のサード前のバントが長藤祥悟(4年 山形東)の送球ミスを誘って、早稲田が逆転。
1番・重信慎之介(4年 早稲田実)の2ランでリード。ツーアウト三塁のこの場面、東大の外野はレフト、センターが前進守備。ライトだけは深め。そのライトの頭上を越えていってはどうしようもない。道端のときはセンターが極端にライト寄っていた。ここもオーバーする当たりだったが、打球方向は間違っていなかった。8回のダメ押しとなった丸子達也(4年 広陵)のソロホームランは右中間。センターは極端にレフト方向に寄っていて、ここは裏目。大胆な東大のシフトがはまるとやっかいだ。
早稲田は吉野和也(3年 日本文理)-小島和哉(1年 浦和学院)の投手リレー。小島のボールに春デビュー時ほどの勢いが感じられず心配だ。
第2試合。立教ペースで進んだ試合も最後は谷田成吾(4年 慶應)のサヨナラ3ランで決着。抑えの小林昌樹(4年 佐久長聖)がサヨナラ被弾、エース澤田圭佑(3年 大阪桐蔭)がKO、は立教にはダメージ。リーグ戦初ホームランを打つなど立教のすべての打点(5打点)を上げた笠松悠哉(2年 大阪桐蔭)は自分の守備のミスもあってヒーローになり損ねた。
早稲田の公式記録員、相澤佳則さんが記録担当100試合に到達。20シーズンこつこつと素晴らしい。
写真はホームインの谷田を迎えた慶應の歓喜の輪。

2015年9月7日月曜日

立教どうでしょう?

【NO.81 9/5(土) オープン戦 JX-ENEOS 5-3 立教大 ENEOSとどろきグラウンド】
【NO.82 9/6(日) 秋季東京都高等学校一次予選 目黒1-5 佼成学園 佼成学園グラウンド】
リーグ戦開幕まで1週間。立教は5日にJX-ENEOS 、6日にJR東日本という社会人の強豪チームというスケジュール。立教の仕上がりを確認するには絶好の機会だ。ということで、ダンプカーが近くをすりぬける多摩川沿いの道をいそいそとENEOSとどろきグラウンド。
立教の先発はエース澤田圭佑(3年 大阪桐蔭)。ストレートにそこそこ力があって、「春よりは状態がいいかな」と見ていた。ところが5回に3連打を打たれるなど失点し、この回を完了出来ずに交代。中盤に崩れて失点という春のリーグ戦の再現フィルムのような光景。澤田らしい繊細なコントロールがない。テクニカルな問題だけでなく、フィジカルの問題もあるかも。率直に言えば、体を絞って、キレを取り戻せってこと。
打線は笠松悠哉(3年 大阪桐蔭)が2ランを放つなどリードを奪う場面も。OBの小室正人から得点するも、エース大城基志には軽くひねられていた。
JX-ENEOSの先発は江口 昌太。鹿児島工では最速148㌔右腕のドラフト候補。初見だったので楽しみにしていた。ストレートは130キロ後半から140キロ前半(最速145キロ)。スライ
ダー、チェンジアップなど変化球のキレも精度もよろしくない。社会人の投手としては凡庸というのが率直な感想。
日曜日は米東OB 秋本則彦監督の都目黒の応援。初回に3本のヒットを集めて先制。8回まで1-1と強豪 佼成学園を苦しめた。
写真は、江口から右中間ツーベースを打った佐藤拓也(3年 浦和学院)。

2015年9月1日火曜日

東大球場でおでん!?

【NO.80 8/29(土) 大学野球オープン戦 東京大 4-4 桜美林大 東大球場】
東大球場で夏の余韻を楽しむつもりが、冷たい雨。試合前にコンビニで買ったおでんで体を温めた。大根が白くて固かった。
東大が対戦する桜美林大は急速に力をつけている注目のチーム。2008年の秋に準硬式から硬式に移行。2009年に首都大学野球連盟に登録。2014年春に1部昇格。直近の春季リーグでは2位。
この夏のオープン戦では早稲田(二軍戦)、慶應に勝っている。
部員名簿には日大三、横浜、明徳義塾など強豪校の出身者が見える。エースの佐々木千隼など地元の日野高校の選手が3年以下の各学年に在籍しているのもうれしい。
佐々木は、1週間後のリーグ戦に備えて遠征に帯同していなかったが、野手はほぼベストメンバーのようだ。東大もこの時点でのベストメンバー。
東大は山本 俊(3年 西春)が2本のソロホームランを打たれ、0-2と4回までリードを許す。しかし、4回裏にツーアウトから3連打などで同点に追いつき、5回には代打・山本 克志(3年 聖光学院)のタイムリーで追いつく。一塁から積極的に三塁を奪う走塁がよかった。8回には2本のツーベースなどで4-2とリードを2点に広げる。そのまま山本 俊で勝ち切ると思ったが、最終回は、元エースを
マウンドへ送り、交代でレギュラーは一人もいない内野陣。フォアボールに連打、守備のミスも絡んで、同点に追いつかれる。
オープン戦はテストの場でもあるが、リーグ戦で90なんぼも続けて負けるチームなんだから勝ちにこだわってもよかったと思う。