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2015年7月30日木曜日

都市対抗フィナーレは

都市対抗のフィナーレは試合時間4時間43分の大熱戦。
64年ぶりの大阪決戦。
大阪ガスが3-0リードの7回。日本生命が押し出しの死球、犠牲フライで2点返すと流れが変わる。t続く8回には4番・高橋英嗣のセンターオーバーのタイムリースリーベースで同点。
5回途中から日本生命は藤井貴之がロングリリーフ。大阪ガスは継投。ともにチャンスを作るが得点が入りそうな雰囲気がない。「もう朝までやってくれ」と半ばやけくそな気分になってきた14回、日本生命が広本拓也の2点タイムリー。その裏、藤井が三者凡退に抑えて、日本生命が18年ぶり4度目の優勝。橋戸賞はこの日も155球を投げ切るなどロングリリーフの“鉄腕”藤井貴之が受賞。
試合終了は22時50分。さすがに疲れたので閉会式を見ずに帰路に就いた。
写真は歓喜の日本生命。


<第86回都市対抗野球>
【NO.70 7/28(火) 準決勝 大阪ガス(大阪市) 4−2 三菱重工広島(広島市)    東京ドーム】
【NO.71 7/29(水) 決勝 日本生命(大阪市) 5-3 大阪ガス(大阪市)    東京ドーム】

2015年7月27日月曜日

ドーム→神宮→ドーム

大阪の人の「仕事帰りに高校野球の第4試合」というもうらやましいと思うが、高校野球と都市対抗をはしごして観るというのはこの時期の東京近郊でしか出来ない楽しみ方。
土曜日は朝から東京ドームで都市対抗。
JX−ENEOSは1点が取れずに2回戦で敗退。メンバー的過渡期。キャッチャーを補強にしなければならないのは厳しい。山岡の存在感の大きさを改めて感じた。日本新薬の北出浩喜(パナソニック)の150km超のストレート。JX−ENEOSのバッターもかなり振り遅れていた。
大阪ガスの先発は「トリニシ」の小畑彰宏。大学時代にも試みたサイドハンドスローがぴったりはまっている。腰の回転と腕があっているのだ。サイドでもストレートは140km台中盤でキレもある。
翌日は西の決勝。試合開始11時の3時間前の8時に開門。開門予定の9時に行ったら、すでにかなりの人がネット裏の席を埋めていてびっくり。
6回に東海大菅生がダメ押しの1点をとって5-0となったときは勝負ありと思った。しかし、8回に早稲田実が6本のヒットに4つの四球などの絡んで大逆転。得点時のコンペキのボルテージはどんどん上がって行った。
ドームに移動しながら、汗だくのシャツを着替える。
第2試合の途中から。東芝が敗れて、関東のチームがすべて消えた。関東のチームがベスト8に残らないというのは大会史上初?
 
お目当ての第3試合。日本生命(大阪市) − トヨタ自動車(豊田市) は予想通りの好ゲーム。
トヨタというか社会人野球のエース、佐竹功年が7回に連打からピンチを招き、途中出場の9番・古川昌平に同点タイムリーを許す。試合は延長11回で決着がつかず、タイブレーク。4番・高橋英嗣の2点タイムリーで日本生命がベスト4に一番乗り。トヨタ自動車の木下拓哉。イニング間のセカンド送球タイムは1'90、1'85、1'99、1'88、1'96など相変わらずの爆肩。この日は4番を打って先制の2ラン。課題とされてきたバッティングもよくなっただろうか。
写真は西東京大会の閉会式。
<第86回都市対抗野球>
【NO.65 7/25(土) 日本新薬(京都市) 1− 0 JX−ENEOS(横浜市)  東京ドーム】
【NO.66 7/25(土) 富士重工業(太田市) 0− 2 大阪ガス(大阪市)   東京ドーム】
<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会・決勝>
【NO.67 7/26(日) 早稲田実 8 - 6 東海大菅生   神宮球場】
<第86回都市対抗野球>
【NO.68 7/26(日) NTT西日本(大阪市) 4−1 東芝(川崎市)    東京ドーム】
【NO.69 7/26(日) 日本生命(大阪市) 4−2 トヨタ自動車(豊田市)    東京ドーム】


2015年7月23日木曜日

西東京ベスト8

西東京大会も準々決勝。舞台は神宮球場。
所用のため、第1試合は球場到着が少し遅れた。三高のチャンステーマが鳴り響き、コールドゲーム成立寸前だった。背番号1の田村は今日も登板なし。温存? 故障?
第2試合。久我山が着々と加点し、5回コールド。背番号9のエース、植田は5回参考記録ながらノーヒットノーラン。打線も12安打。好守のバランスがいい。今年の西で三高を倒すとしたらこのチームだと思う。
第3試合。両校併せて36安打(東海大菅生-17安打、国士舘-19安打)の打ちあい。9回表に国士舘が2点とって逆転してもこのまま終わるとは思えなかった。9回裏、エラーからチャンスを作った菅生がキャプテン江藤のライトオーバーツーベースでサヨナラ勝ち。プロ注目の東海大菅生の4番、勝俣 翔貴。第3打席のホームランはライト中段へのライナー。
第4試合。平日だと言うのにネット裏どころか内野席もぎっしり。ネット裏に入るゲートは入場制限されたらしい。清宮人気恐るべし。その清宮は3打数1安打(2死球)。第3打席のヒットは体勢を崩しながらセンター前に運んだもの。今日の八王子のバッテリーにはインコースを見せようという意識はあった。清宮自体はあまり意識してないように見えたが。準決勝の三高がどういう攻め方をしてきて、それに清宮がどう対応するか。
早実の加藤 雅樹はすっかりキャッチャーらしくなった。外野からのコンバート直後は横振りでシュート回転していた送球も投げ方を変えてまっすぐ行くようになった。イニング間のセカンド送球のこの日のベストは1’87。ただ、マウンドに行く回数が多すぎる。一言二言声をかけるためにマウンドに小走りで行くのだが、逆にリズムが悪くなる。
写真は早実の清宮。
<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>
【NO.61 7/22(水) 日大三 10 - 0 昭和 (5回コールド)  神宮球場】
【NO.62 7/22(水) 国学院久我山 10 - 0 聖パウロ学園 (5回コールド)  神宮球場】
【NO.63 7/22(水) 東海大菅生 11 - 10 国士舘 神宮球場】
【NO.64 7/22(水) 早稲田実 11 - 5 八王子 神宮球場】

2015年7月21日火曜日

怪物を見た

初めて早実の怪物ルーキー・清宮幸太郎を生で見た。
ノックでのまったりした感じがバットを持つと一変。試合前のベンチ前の素振りの軌道と振りの速さは高校生のレベルではない。
この怪物を中心に試合は回った。清宮にどういう状況で打席が回るかが試合のポイント。
第1打席。1-1から甘く入った変化球をライナーでセンターオーバーの三塁打。このときのタイムは11'98。俊足の部類に入るタイム。続く加藤のセンター前ヒットで先制のホームを踏む。
第2打席。外のボール気味の球をバットの先に当てる打ち損じ。平凡なセカンドゴロがライト前に抜けていく打球の速さ。2-1の勝ち越しタイムリー。
第3打席 2-2からセンター前ヒット ツーアウトランナーなしのケースでチャンスメイク。 
第4打席 3-0から打って犠牲フライ。
第5打席 3-1からセンターオーバーのツーベースは同点タイムリー。
4打数4安打で3打点。アウトコース一辺倒のバッテリーの攻めに無理せずセンター返し。インコースを使わないと抑えられないと思うが、それはホームランのリスクを考えるとかなりスリリングな選択。
「日野から甲子園へ」。地元のヒノコウは4点のビハインドを8回に追いつき、再び2点リードされた直後の9回にも最終回追いつく粘りを見せた。

<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>
【NO.56 7/19(日) 世田谷学園 8 - 5 明治 市営立川】
【NO.57 7/19(日) 国学院久我山 3 - 1 佼成学園 】
【NO.58 7/20(月) 早稲田実 9 - 8 日野 】
【NO.59 7/20(月) 八王子 9 - 1 早大学院 (7回コールド) 】
<第86回都市対抗野球>
【NO.60 7/20(月)王子(春日井市) − セガサミー(東京都) 】

2015年7月19日日曜日

紫紺の金星


西東京の強豪校の一つ創価を明大明治が倒した。
前日に1回で雨天コールドになったこの試合。明大明治は先発投手を清水から古谷に変更。
創価打線は毎回得点圏にランナーを進めるが1本が出ない。打順が3巡目に入る5回に明大明治は1年生ながらクローザー的に使われている柳澤をリリーフに。柳澤の130km/h前半のストレートは古谷のゆるいカーブを見たあとだけに速く見えたはず。5回までノーヒットに抑えられていた明大明治は6回にエラーと初安打と死球で満塁のチャンス。4番・上沼はファーストゴロの間に1点。
早大学院は3連戦を見込んでか背番号20の1年生、若汐が先発。コントロールに苦しんでいたが、ストレートは力強い。エースの柴田、140km/hの嵯峨もいて、投手陣の層は厚い。向こうのWの投手陣を貸してあげればと思ってしまう。
<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>


【NO.54 7/18(土) 明治 1 - 0 創価 市営立川】
【NO.55 7/18(土) 早大学院 12 - 0 調布南 市営立川】

2015年7月13日月曜日

今年も西東京から

高校野球の夏は今年も僕の住む西東京の大会から。
電車で10分、徒歩5分の府中市民球場。
“紫紺ひとすじ30年”の監督の応援。ちょっとやきもきする試合展開だったが、打順が一回りしてからは打線が機能しコールド勝ち。去年のブロックではグラブをして金属のノックバットで打っていたが、この日は素手で木のマスコットバット。何か心境の変化があったかな。キャッチャーフライがうまく上げられず、部員にいじられていた。意外とソフトの路線でやっているのかも知れない。
富士森-府中工。8回ワンアウトまでノーヒットノーランに抑えられていた富士森が同点に追いつき、延長で勝つ。少しのずれ。選手起用であったり、エラーであったり、判断ミスであったり。そういうことから一気に流れが変わるダイナミズムの大きさは高校野球の魅力の一つ。それにしてもヒット1本打たれた瞬間にピッチャー代えるとは.....。
電車で10分、徒歩10分の八王子市民球場。ここは屋根がないので直射日光を長い時間浴びつづける「修行」。真っ赤なシートの視覚的な要素もプラスされ、セミまで鳴いていた。いきなり夏が来たような状況に疲労で何回も「寝落ち」しそうになり、その度に金属バットのカキーンで目を覚ます。
穎明館は部史に残るであろう記録的な大勝。
工学院大付-八王子実践は二回戦屈指の好カード。応援席もネット裏にも多くの観客。
八王子実践の140キロ右腕、栗田が制球を乱した2、3回に失点。工学院大付は左、右の2投手のリレーで逃げ切った。
桜町の応援曲は「サザエさん」。学校の近くにサザエさんの作者長谷川 町子の記念館があり、サザエさんの地元と言ってもいい街。攻撃開始のときに流れる「サザエさん」は球場をなごませていた。
今週で観戦試合も50を超えた。年間目標とする100試合に向けて順調な折り返し。
写真は八王子市民球場。

<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>
【NO.48 7/11(土) 明大明治7-0府中(7回コールド) 府中市民】
【NO.49 7/11(土) 富士森3-1府中工(延長12回) 府中市民】
【NO.50 7/11(土) 久留米西9-1松が谷 (7回コールド) 府中市民】
【NO.51 7/12(日) 穎明館24-3松蔭 (5回コールド) 八王子市民】
【NO.52 7/12(日) 工学院大付4-2八王子実践 八王子市民】
【NO.53 7/12(日) 桜町8-4武蔵村山 八王子市民】



2015年7月4日土曜日

【NO.47 6/29(月) ユニバーシアード壮行試合・NPB選抜3-2大学日本代表】
スコア上は惜敗だが、内容的には圧倒された試合で「野球目アマチュア科大学属」の僕はちょっぴり悔しかった。
初回、山川穂高(埼玉西武ライオンズ)の2ランなど5安打を集中して、NPB選抜が2点先制。
2回にも2本のヒットを許した濱口遥大(3年 神奈川大)は「これ以上打たれては」の配慮があったのかこのイニングで交代。プロのバッターのスイングのスピードや変化球への対応力はすごいなあ、と圧倒的な敗北感のような感じてみていたら、そのプロを手玉にとる投手が。
3回から登板した田中正義(3年 創価大)は、3回ツーアウトから7連続三振。待たれていてもかすらない150km/hのストレート、130キロ中盤のフォークでプロのバッターも「ごめんなさい」。連続三振が途切れたあとは裏をかいてカーブで三振をとってみせた。バックネット裏は早くも来年のドラフトの目玉は決まりという雰囲気に。
1イニングごとに交代するNPB選抜の投手リレーになかなか反撃の糸口すらつかめない大学日本代表打線。6回に吉田正尚(4年 青山学院大)のソロホームラン、8回に佐藤拓也(3年 立教大)のタイムリーツーベースで2点返すのがやっと。
いつもの大学の試合のようなつもりで隣にリュックくらいおけるだろうと思っていたが、僕がいつも座るネット裏は満員。隣の人と肩が寄せ合うような空間で野球を観るのはひさしぶりでちょっと息苦しかった。平日のナイターなのに2万人入った。こんなに入るなら定期的にやってみてもいいと思った。