【4/18(土)No.011 東京六大学2015春季リーグ戦 東京大 2-5 早稲田大】
【4/18(土)No.012 東京六大学2015春季リーグ戦 立教大 8-1 法政大】
吉永はブルペンにいる時から投げたい気持ちにあふれていた。その気持ちのまんま上がったマウンド。それはこれまで当たり前のように与えられてきたまっさらなものではなかったが、そんなことお構いなしに躍動した。キャッチャーとのサインの交換ももどかしいようにどんどん投げ込んでいく。背番号が見えるくらい軽やかな体重移動から腕を思い切り振る。140キロのストレートも力強く、スライダーも切れる。代名詞とも言えるシンカー、縦にストンと落ちる球(フォーク)はかする感じもしない。3イニング5奪三振。完璧な投球を見せた3番手の投手に3季ぶりの勝利の女神は微笑んだ。
この調子を続ければ、まっさらなマウンドに立てる日も遠くない。