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2018年5月11日金曜日

連“球”振り返り その4

【NO.29 2018/5/5 慶應義塾大 2-3 立教大 (神宮球場 )東京六大学2018春季リーグ戦】
 悪くない負け方がある。翌日の試合につながるこの日の慶應の負け方はそういうものだった。
 8回終了まで立教のエース田中誠也(3年 大阪桐蔭)にヒット3本、三振8つと完璧に抑えられ得点なし。立教の必勝リレーでそのままゲームセットと思いきや。売り出し中のルーキー川端 健斗(秀岳館)に右バッターがセンターから右を狙うバッティングで食らいつき3連打。1点差まで迫る。リリーフエース中川 颯 (2年 桐光学園)をひっぱりだした。10数時間後、勢いの残った慶應、嫌なムードを引きづった立教は再び対戦することになる。この流れを読む楽しみはリーグ戦というシステムならでは。
【NO.30 2018/5/5 東京大 0-1× 早稲田大 (神宮球場 )東京六大学2018春季リーグ戦 】
 明治相手に好投した小林 大雅(3年 横浜翠嵐)には早稲田も苦しむだろうと予想していた。しかし、サヨナラで決着する際どい勝負になろうとは……。早稲田の各打者には打席での意図を感じない。どの球種、どのコースをどういう打ち方をするのか、それがない。何となく打ってアウトを重ね、イニングが進んであらっ最終回! 窮地を救ったのは昨年までの東大の4番バッターの弟というのが何とも皮肉だ。