都市対抗の東京2次予選 最後の4日間は5つのチームがイス4つの代表のイスを巡って対戦する。毎日1つづつ代表が決まり、負けた方のチームは翌日にまた次の代表を決める試合を行う敗者復活戦。一つづつ代表のイスは減っていき、最後は一つになる“いすとりゲーム”。
【NO.41 2017/5/29 JR東日本 2-6 NTT東日本 神宮球場 第88回 都市対抗 東京2次予選 第一代表決定戦】
最初のイスをかけた第1代表決定戦。NTT東日本がJR東日本のドラフト上位候補、田嶋大樹を9安打5得点と打ち込み、最初の代表のイス。
田嶋は右バッターに較べて、左バッターに対するボールが弱い。被安打9本のうち左バッターに6本。右バッターを攻めるクロスファイヤーのようなボールの精度がインコースにはないので外中心の配球になる。左バッターにアウトコースをを踏み込んで打たれる。この日最速の151km/hは左バッターの8番・伊藤にレフト前にライナーで弾き返された(2点タイムリー)アウトコースのボール。
【No.42 2017/5/31 JR東日本 11-1(7回コールド)セガサミー 神宮球場 第88回 都市対抗 東京2次予選 第三代表決定戦】
前日に東京ガスに第二代表決定戦で敗れたJR東日本。ベテランの4番・松本晃が初回に2ランを放ち勢いづき、打線が爆発。ようやく都市対抗出場を決めた。この日も先発は田嶋。疲労もあって、初回からストレートは130キロ台後半も要所では力投。最速は150km/h。この2次予選で5試合中4試合で先発、計508球を投げた。
【No.43 2017/6/1 セガサミー 12-2 鷺宮製作所 神宮球場 第88回 都市対抗 東京2次予選 第四代表決定戦】
第四代表決定戦は観ている方も緊張する、もう敗者が復活することはない明日なき戦い。横田哲をこの試合に残しておいたセガサミー。横田が4回裏にホームランを打たれて1点を先制されるが直後の5回表、応援曲「サクラ大戦」が鳴りやまない猛攻で9得点。セガサミーが最後のイスを獲得した。