アマチュア大会最初の公式戦、JABA東京スポニチ大会。ここ数年は平日開催だったりして来られなかったが、今年はありがたいことに土曜日開幕。しかも神宮球場の開幕試合は昨年の都市対抗覇者のトヨタ自動車と社会人トップレベルの戦力を誇るJR東日本の対戦。これは行くしかないでしょと試合の1時間前に神宮へ。ネット裏では「今年もよろしくお願いします」とのお仲間の方々と正月みたいなあいさつを交わす。一冬越して、また皆さんと元気で会えたことをとてもうれしく思う。
ドラフトの目玉の一人であるJR東日本の田嶋大樹が登板するとあって、ネット裏にはほぼ全球団がそろっているのではないかというスカウト銀座。
田嶋は初回、一死から四球を出し、3番・北村祥治(亜細亜大)、4番・樺澤健(東京農大)に連打されあっさり失点する。何となくフォームがしっくりして来ない感じで球速もコントロールももう一つ。
2回以降、クロスファイヤーなど田嶋らしさの片りんは見えてくるが5回に樺澤にレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースを打たれるなど3本の長短打で3失点。6安打4失点3で5回で降板。奪三振も3。ストレートの最速は148km/hでカーブ、スライダーなども含めて球の品質が不ぞろい。3/25に開花が予想されている東京の桜みたいに田嶋の状態も“蕾”なのかもしれないなあ。シーズンが進んでいくにつれ、“大樹”にどんな見事な花を咲かせるだろうか。
神宮のネット裏の日陰の部分は凍えるような寒さ。明日、大切な予定もあるので、「神宮カレー」を食べて帰路についた。