【NO.58 2016/7/16 明大明治 2-6 早稲田実 ダイワハウススタジアム八王子 第98回全国高等学校野球選手権大会】
早稲田大学のOBの端くれとしては本来なら系属の早稲田実を応援するのが筋なんだろうが、“盟友”寺土君が監督の明大明治の応援。今日だけは臙脂の人でなく、紫紺の人である。とは言え、スタンドには早実OBの知人もいるので明大明治への応援、拍手は心の中で。
2回、明大明治がセフティスクイズとラッキーなツーベースで先制。
「まずい。早実が本気になっちゃうよ」
早実は先発投手の1年生、赤嶺大哉(那覇市上山中)に代えてエース吉村勇(3年 早稲田実中)を投入。吉村は6回までヒット1本と明大明治を抑え込む。
4回、早実は1番・金子銀佑(足立十一中)のライトへのタイムリーツーベースで同点。6回、4本の長短打で4点とって勝負あり。
金子は4安打3打点で守備でもいいプレーを見せた。脚を使ったいわゆる攻める守備。センター前に抜けるかという打球をうまくさばいて回転しながらの一塁送球。ただ、余裕のあるところでのノーステップスローはいらなかったね。ああいうナルシスティックなプレーはピッチャーはいやがるものだ。
この日のダイワハウス八王子市民につめかけた多くの観客は清宮、野村のアベックホームランでコールドゲームを期待あるいは予想したのかも知れない。しかし、清宮、野村はツーベースこそあったもののホームランはなし。試合も9回までしっかり行われた。
明大明治は大健闘だった。寺土監督が部員たちと作る新チームに期待したい。
一声かけて帰りたかったが、都市対抗の第2試合に間に合うようにすぐに移動。