東都の秋の1、2部入れ替え戦は、先日のドラフトでいずれもドラフト1位で指名された好投手の投げ合い。
東洋大の先発、ヤクルトのドラフト1位・原樹理。
びしびしコーナーに決まるキレのいいストレートとストレートよりコントロールがいいのではないかと思うカットボールやツーシームを使って安定感のある投球。3回には三者連続三振。要所で投げるフォークも鋭く落ちる。
駒澤大の先発はDeNAから1位指名された左腕・今永昇太。ストレートは最速146km/hを記録するもシュート回転して高めに抜ける球も多くやや不安定。得意のスライダーを東洋大の4番・笹川(3年 浦和学院)に完璧にヒットされてから使いにくくなった。キレも精度も本来のものではない。
序盤はボクシングで言えば、原が10-9でラウンドのポイントを撮り続けている状態だったか。
スライダーが使いにくい今永はチェンジアップで三振をとる場面もあったが、軸はあくまでストレート。笹川の第2打席はオールストレートの9球でセンターフライに打ち取った。インコース、アウトコース、高低をしっかり投げ分ければ、ストレートで十分押していける。6回以降、球速は140キロを切る球も多くなってきたが、キレがよく、東洋のバッターも差し込まれていた。150球投げて9回完封。被安打3。三振は12個奪った。
一方の原は4回に脚がつるアクシデントもあったが、8回まで投げて被安打5で8奪三振。
どうやって点が入るかイメージしにくい展開だったが、駒澤が8回にスクイズで1点。いつまでも見ていたい見ていたかった投手戦だったので残念な気持ちになった。
試合が終わったのは18時37分。寒さをあまり感じなかったのは、ヒートテックのおかげではない。
【NO.116 11/7(土)平成27年 秋季東京都高等学校野球大会・準決勝 東海大高輪台 1-10 二松學舍大附(7回コールド)】
【NO.117 11/7(土)平成27年 秋季東京都高等学校野球大会・準決勝 帝京 1-8 関東一(7回コールド)】
【NO.118 11/7(土)平成27年度 東都大学野球秋季入替戦1回戦 駒澤大 1 - 0 東洋大】
<MEMO>
(東海大高輪台-二松學舍大附)
大江 竜聖(二松學舍大附) 145km/h 自己最速 奪三振5 投球数77
(駒澤大-東洋大)
今永昇太(駒澤大)146km/h 奪三振12
原樹理(東洋大)145km/h