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2016年7月24日日曜日

決めたぜ 細山田

 
【NO.68 2016/7/23 NTT東日本(東京都) 1-2 トヨタ自動車(豊田市) 東京ドーム 第87回都市対抗野球 】
抜けろ! 抜けた! サヨナラの瞬間、思わず立ち上がってしまった。
延長10回裏 ツーアウトでランナーが二塁に進むとNTT東日本バッテリーは7番の多木を歩かせて8番の細山田との勝負を選んだ。インコースを攻められてカウント1-2。「細山田、厳しいね」と言う隣の友達に「でも、去年ここの(東京ドーム)巨人戦でレフトオーバーの...」と言おうとした直後の歓喜。
10三振完投勝利の佐竹と一緒にヒーローインタビューをうけた細山田。
「僕の配球ミスで追いつかれたんで」と9回ツーアウトから完封目前で同点打を許した先輩をフォローし、「レフトスタンドを狙っていたんですが、僕のパワーが...」とスタンドをなごませた。
ひさびさの細山田節。やっぱり細山田は明るくていいよなあ。

2016年7月22日金曜日

超満員の八王子 清宮53号 

【No.63 2016/7/18  早実 4-0 国士舘 (ダイワハウススタジアム八王子) 第98回全国高等学校野球選手権大会】
試合開始3時間前の7時にダイワハウススタジアム八王到着したときにはすでに大行列。試合が始まる頃には外野の芝生席にも立ち見客が出て、結局約1万1000人が集まったらしい。清宮人気恐るべし。
その清宮の全打席をメモっておく。
(第1打席)死球
1回裏、ツーアウトランナーなし。初球のストレートで死球。もう何回も見た光景。「ぶつけてもいいからインコースを見せておけ」という指示で投げているんだろうが、「ぶつけなくてもいいインコース」を投げられないと清宮は抑えられないと思う。
(第2打席)ライトオーバーホームラン
3回裏、ワンアウトランナー二塁。一塁が空いているので勝負しないかと思った。
初球、キャッチャーが腰を浮かせてインハイのボール球。勝負するのか?
2球目。外のボールゾーンにキャッチャーが構えて、明らかなボール。やっぱり勝負しないのか?
3球目。甘く入った変化球を見逃がさずライトへホームラン。
(第3打席)センターフライ
5回裏、投手は左の変則投手に代わっている。ワンアウト1塁。初球、2球目とキャッチャーは体ごと大きく外に出て今度こそ歩かせるか。3球目。間違って、少し中に入ってしまった。ボール気味の球を強引に打った打球はフェンス手前まで飛ぶセンターフライ
(第4打席)敬遠の四球
7回裏、4-0とリードを広げワンアウト一、二塁と追加点のチャンス。さすがに懲りたのか、これまでの3打席とは明らかに違うバットの絶対届かないコースに投げての敬遠の四球。

*21日木曜日に行われるはずだった早実の準々決勝は中止。翌22日も早々と中止として、23日の土曜日に行うことを決めた。




2016年7月19日火曜日


西東京の強豪校の一つ創価を明大明治が倒した。
前日に1回で雨天コールドになったこの試合。明大明治は先発投手を清水から古谷に変更。
創価打線は毎回得点圏にランナーを進めるが1本が出ない。打順が3巡目に入る5回に明大明治は1年生ながらクローザー的に使われている柳澤をリリーフに。柳澤の130km/h前半のストレートは古谷のゆるいカーブを見たあとだけに速く見えたはず。5回までノーヒットに抑えられていた明大明治は6回にエラーと初安打と死球で満塁のチャンス。4番・上沼はファーストゴロの間に1点。
早大学院は3連戦を見込んでか背番号20の1年生、若汐が先発。コントロールに苦しんでいたが、ストレートは力強い。エースの柴田、140km/hの嵯峨もいて、投手陣の層は厚い。向こうのWの投手陣を貸してあげればと思ってしまう。
<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>


【NO.54 7/18(土) 明治 1 - 0 創価 市営立川】
【NO.55 7/18(土) 早大学院 12 - 0 調布南 市営立川】

2016年7月17日日曜日

お帰り細山田

【No.59 2016/7/16  トヨタ自動車(豊田市) 2-0 七十七銀行(仙台市)  東京ドーム 第87回都市対抗野球 】
【No.60 2016/7/16  東京ガス(東京都) 2-0 NTT西日本(大阪市) 東京ドーム 第87回都市対抗野球 】
バッターが打ったあとのバッターボックスを脚で丁寧にならす。ストライクをとって欲しい際どいコースで嫌味にならない程度にミットをとめる。何気ないしぐさが細山田なんだよなあ。細山田のプレーを球場で見るのはひさしぶり。トヨタ自動車に加入が決まった日から「都市対抗の細山田」を楽しみにしてきた。
8番・キャッチャーで先発の細山田はワセダの先輩佐竹功年との息の合ったバッテリー。打者に考える時間を与えない、ノーサインで投げているようなテンポのいい投球で打ち取っていく。肩は「プロでは少し厳しいかな?」のレベルになっているが、それでも2回には盗塁を刺してピンチの芽をつんだ。打つ方は2三振も“十八番”の送りバントは一発で決めた。打球の転がしどころも強さも絶妙。ドームはボールが見にくいので、バントが上手いはずの選手たちも失敗していたのに。
トヨタというチーム自体も気のせいかより明るいチームになったような気がする。これも細山田効果かな。

プロ野球の世界ではうまくいかなかったことも多かっただろうが、またアマチュア野球の世界に戻ってきてくれたことをうれしく思う。


今日だけは紫紺

【NO.58 2016/7/16 明大明治 2-6 早稲田実 ダイワハウススタジアム八王子 第98回全国高等学校野球選手権大会】
早稲田大学のOBの端くれとしては本来なら系属の早稲田実を応援するのが筋なんだろうが、“盟友”寺土君が監督の明大明治の応援。今日だけは臙脂の人でなく、紫紺の人である。とは言え、スタンドには早実OBの知人もいるので明大明治への応援、拍手は心の中で。
2回、明大明治がセフティスクイズとラッキーなツーベースで先制。
「まずい。早実が本気になっちゃうよ」
早実は先発投手の1年生、赤嶺大哉(那覇市上山中)に代えてエース吉村勇(3年 早稲田実中)を投入。吉村は6回までヒット1本と明大明治を抑え込む。
4回、早実は1番・金子銀佑(足立十一中)のライトへのタイムリーツーベースで同点。6回、4本の長短打で4点とって勝負あり。
金子は4安打3打点で守備でもいいプレーを見せた。脚を使ったいわゆる攻める守備。センター前に抜けるかという打球をうまくさばいて回転しながらの一塁送球。ただ、余裕のあるところでのノーステップスローはいらなかったね。ああいうナルシスティックなプレーはピッチャーはいやがるものだ。
この日のダイワハウス八王子市民につめかけた多くの観客は清宮、野村のアベックホームランでコールドゲームを期待あるいは予想したのかも知れない。しかし、清宮、野村はツーベースこそあったもののホームランはなし。試合も9回までしっかり行われた。
明大明治は大健闘だった。寺土監督が部員たちと作る新チームに期待したい。
一声かけて帰りたかったが、都市対抗の第2試合に間に合うようにすぐに移動。

2016年7月11日月曜日

高校野球の夏はご近所から

【No.52 2016/7/3(日) 田無工 9-2 調布南(7回コールド ) 市営立川 第98回全国高等学校野球選手権大会】
【No.53 2016/7/3 (日)佼成学園 9-1立川国際 ( 7回コールド )市営立川 第98回全国高等学校野球選手権大会】
【No.54 2016/7/10(日) 拓大一 14-2 芦花 市営立川 第98回全国高等学校野球選手権大会】
【No.55 2016/7/10(日) 明学大東村山 10-1 五日市・大東学園・瑞穂農芸 市営立川 第98回全国高等学校野球選手権大会 】
【No.56 2016/7/10 (日)早大学院 8-0 多摩 市営立川(8回コールド ) 第98回全国高等学校野球選手権大会 】
夏の高校野球は応援の音が聞こえてくるくらいの近さの市営立川球場から。
7/3の試合は熱けいれんで脚をつる選手が続出。前日、気温30℃を超える真夏日だったが、この日はさらに暑さが1ランク上がり35℃を超える猛暑日(酷暑日)。鍛えている野球部員の体にも堪えたのだろう。
7/10は前日の中止によるスケジュール2試合が3試合に。早大学院、柴田 迅を思いがけず観ることが出来た。試合の展開から登板はないかと思っていたのでラッキーだった。8回の1イニングを三者凡退。今や147キロ右腕として東京を代表する投手。この試合もストレートは140キロ以上出ていた。随分、力んで投げるようになってしまったなあ。スライダー、ストレートを芯でしっかり打たれていた(いずれもショートライナー)。1年の時は130キロ台でももっと回転のいい球を投げてたんだけどなあ。
第1試合は3校による連合チーム。第3試合の多摩には派遣協力校として日野高校から派遣された4人の部員が登録されていた。今後はこういう形での出場が増えていくんだろうなあ。

2016年7月3日日曜日

真夏の1.5軍戦

 【No.51 慶應義塾大 6-2 桐蔭横浜大 下田グランド】
A軍戦ということだったが、桐蔭横浜大はドラフト候補のエース高橋 拓巳など主力が遠征に帯同しないB戦メンバー。慶應も野手は主力も投手陣はリーグ戦でなじみのないフレッシュなメンバー。夏のキャンプ前の試行錯誤の1.5軍戦。
慶應の先発、岡野新二(1年 小倉)は投球の6割近くしめるチェンジアップが特徴の左腕。5回を1失点。オールドファンにはうれしい小倉高校出身。
桐蔭横浜大の先発は登坂 航大(市立川越)もルーキー。140キロ前後のストレートと120キロ台中盤のスライダー。初回、甘く入ったスライダーを痛打され先制された。
細かくつなぐ桐蔭横浜大の投手陣を慶應は4番・岩見(3年 比叡山)のバックスクリーン弾などで中盤に攻略し、6-2で勝利。
沓掛(4年 慶應)を1番に据えるユニークなオーダー。DHで名幸ジュニアも出場していた。
桐蔭横浜大の投手、高清水君の名前、“球動”に反応してしまった。水島新司先生のコミック由来ではないよなあ。
気温30℃。帰り道の 松の川緑道の木陰がうれしかった。