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2020年3月22日日曜日

関根に復活の手ごたえ

【No.005 2020/3/21 慶応義塾大 4-1 仙台大 下田グランド オープン戦】
 2年夏にトミージョン手術をうけ、4年となったこの春に復活を期す慶應の関根智輝の復活のマウンド。16人の打者に対し、10人の初球がストライク。ストライクを先行させる安定感のある投球。5回に仙台大の4番・川村友斗(3年 北海)にライトにホームランを打たれるが、打たれたヒットはこのホームランも含めて2本。6奪三振、無四球。上々の復活登板だった。
 ドラフト候補の最速152キロ右腕・宇田川優希(4年 八潮南)から5番・若林将平(3年 履正社)が2回にセンターへ2ランし慶應が先制。その後は変化球でストライクがとれるようになった宇田川に6回までノーヒット、計7つの三振を奪われた。
 2-1と1点リードで迎えた8回裏。先頭の渡部遼(3年 桐光学園)が四球で出塁。ベンチは送りバントを決めるべく代打で宮尾将(2年 慶應)を送る。宮尾の2球目にがスチール成功。直後に送りバントを決めてワンアウト三塁の形を作る。この采配が実り連打で2点を追加。
 8回から13日の日体大戦で2イニング5奪三振の好投をみせた長谷部銀次(4年 中京大中京)が登板。最初のバッターに四球。すかさず堀井監督がマウンドへ行き、力みの見える左腕に声をかける。高めに抜けるストレートもあったが、変化球も交えて二、三塁のピンチを切り抜け、最終回は落ち着いて三者凡退でしめくくった。
 慶應にはこの試合に登板した関根、長谷部。昨日の試合で先発した木澤尚文、151キロ左腕の佐藤 宏樹、バッティングの力もついた瀬戸西純と5人のドラフト候補がいるんだなあ。たくさんのスカウトがつめかけているのは他が無観客だからってわけでもないんだね。

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