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2018年9月13日木曜日

既定路線なんてものはない

 早稲田実業の野村大樹君がプロ志望届を提出者として発表された。内部進学が既定路線と思っていたので驚いた。去年の清宮君は実力、注目度も飛び抜けていたので異例。高校通算68発の野村君も実力はあるが、清宮君のようにドラフト1位で競合という選手ではない。
 かつては早実からプロ入りすることも珍しくなかった。王貞治さん。荒木大輔さん、川又米利さんなどが高校を卒業して即プロの道に進んだ。早稲田大への進学を希望していたかどうかは知らないが、大矢 明彦さんは駒澤に、石井 丈裕さんは法政に進んでいる。系属である早稲田実から大学へ100%進学出来なかった時代の話だ。
 今はほぼ100%内部進学できるのになぜ? と考えるのは僕のようなワセダ周りの人間の考え。早稲田実業も早稲田大学も生徒の進路を決める権利はない。
 野村君は、あの早実と駒大苫小牧の決勝を観て、WASEDAのユニフォームにあこがれたという。同志社ラインから外れ、早稲田ラインを選択した。彼には既定路線とか安定志向というものはないのだろう。
 「野球で慶應義塾高校に入って、慶應大学に進み、電通に入りたい」なんていうよりよっぽど夢がある。

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