【NO.10 2018/4/7 法政大学 0-4 國學院大学 法大G オープン戦】
【NO.11 2018/4/7 法政大学 7-8 國學院大学 法大G オープン戦】
リーグ戦直前。ともに開幕オーダーに近いであろうスオーダーで臨んだ第1試合。
法政のエース、菅野 秀哉(4年 小高工)が3回に國學院大打線につかまる。先頭バッターをフォアボールで出し、2番・小川 龍成(2年 前橋育英)にレフト横へのスリーーベースを打たれて先制を許す。さらにこの回2つ目の四球を出し、5番・戸堀 敦矢(2年 横浜)のレフトフェンス直撃のツーベース2失点。6回、またも四球からピンチを招き、9番・横井 佑弥(大阪桐蔭)にもレフトフェンスへのタイムリーツーベースを許し、降板。6つの四死球、被安打6(うち長打3)。コントロールが乱れて、長打を食らうという、開幕に大いに不安を感じさせる内容。
打線は國學院の清水 昇(4年 帝京)、山口 和哉(4年 済美)のリレーに4安打で完封されたが1番・向山基生(4年 法政二)が3安打と一人気を吐いた。
第2試合。第1試合の途中からの強風。真冬のような体感温度に帰ろうと思ったが、法政の先発投手を知って踏みとどまった。
1年の春のリーグ以来に見る森田 駿哉(4年 富山商)。初回、2番・内藤 諒一(2年 中京大中京)にライトへホームランを打たれるなど3失点。3回にも5番・髙橋 謙太(4年 生光学園)にライトへホームラン。2本とも左バッターにインコースを打たれた。ヒジに対する怖さがあるのか腕がふれず、ストレートをしっかり打たれていた。たまにいいボールもあって三振も3つとる。
ベンチ入りが確実視される國學院の1年生トリオ。川村啓真(日本文理)は第1試合に8番・ライトでスタメン。菅野から2安打し、2つの四球で全打席出塁。剛のイメージを持っていたがこの日は外のストレート、変化球をセンターへ弾き返す柔の面を見た。山本ダンテ武蔵(大阪桐蔭)は第1試合は代打からの途中出場、第2試合では4番DH。第1打席に森田からレフトへライナーのヒット、2つの四球のあとの第4打席ではライトオーバーのタイムリースリーベース。しっかりボールをセレクトし狙い球を仕留める。イニング間のセカンド送球が1.9秒台のキャッチャーばかりがマスクをかぶった2試合でとりわけ素晴らしい肩をみせたのが福永奨(横浜)。3回に六大学屈指のスピードスター大西千洋(4年 阪南大)の二盗を刺す。4回にダブルスチールをしかけられたシーンではサードを見て間に合わないと判断し、セカンドでランナーをアウトにする落ち着きをみせた。ボールの勢い、精度、フットワークが他のキャッチャーとは次元が違ってみえた。