【NO.008 2018/3/31 東京大 2-6 SUBARU (神宮球場) 2018社会人対抗戦】
【NO.009 2018/3/31 慶應義塾大 1-1 三菱日立パワーシステムズ(神宮球場) 2018社会人対抗戦】
2018社会人対抗戦の初日は、東大と慶應義塾が登場。
東大は投打の主力が抜けた穴をどう埋めていくか。宮台の背番号1を受け継いだのは宮本 直輝(3年 土浦一) 。ノーランライアンを彷彿とさせる大きく脚を上げるフォームもやや控えめにモデルチェンジ。立ち上がり、明治OBの4番・川口 貴都に2点タイムリーを打たれる。2つの四球を与えるなどコントロールに苦しむも立ち直り、予定通りの3イニングを投げ切る。4回からは先発、リリーフ大車輪の活躍が期待される小林 大雅 (3年 横浜翠嵐) 。5回、2連打のあとまたも4番・川口のタイムリーで2失点。6回からは4投手を短くつないで“神宮慣れ”。
3番・岩田、4番・岡、5番・三鍋のクリーンアップは山田、田口、楠田と比較すると小粒になった印象は否めない。前後の1番・辻居 新平(3 栄光学園) 、2番・宇佐美 舜也(4年 桐朋) 6番・新堀 千隼 (3 麻布) も含めた6人がダブルクリーンアップのような形で得点を上げたいところだ。
昨秋優勝の慶應。ストロングポイントは昨年のメンバーがごっそり残った投手陣。先発は佐藤 宏樹(2 大館鳳鳴)。秋季リーグで大ブレークした148キロ左腕は2連続四球などコントロールに少し苦しんだが、2イニングを被安打1、奪三振4と明治神宮大会で登板を回避したヒジの問題もなさそう。関根、津留﨑、菊地、石井とつなぎMHPS打線を1点に抑えた。前シーズンの序盤はこの日のような小刻みな継投で戦ったが、今年は佐藤が1回戦を任されるだろう。2回戦は誰になるのか?
総入れ替えとなった内野の顔ぶれ。キーマンはセンターからセカンドにコンバートされた柳町 達(3 慶應) 。ノックではさすがの野球センスを感じる動きを見せていたが、ゲームではイージーなゴロをファンブル。バッティングでも2つの見逃し三振など3打数ノーヒット。途中からは古巣のセンターに戻った。
4人の1年生がベンチ入り。1番・センター橋本典之(出雲)。島根県野球力測定会個人総合で1位になった高い身体能力を誇る。第2打席で俊足を生かしてセカンド内野安打。その橋本の代打で出場した若林将平(履正社)<動画>。塾の主軸を期待されるスラッガーの神宮デビューはなす術なく追い込まれて見逃し三振。渡部遼人(桐光学園)は代走で神宮デビュー。塾高の右のスラッガー正木智也のデビューはお預け。