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2016年5月30日月曜日

ワセダ5位確定

【NO.41  2016/5/28 慶應義塾大 9-4 早稲田大 2016東京六大学春季リーグ戦】
試合前の殿堂入り表彰のスピーチで山中正竹さんがおっしゃった。
「世界に誇る早慶戦」。
野球の早慶戦は、ケンブリッジ大対オクスフォード大のボートレース、ハーバード大学対エール大学のフットボールと並んで世界三大学生競技のひとつ。
その言葉にふさわしい試合をしなければならない。
優勝の絡まない早慶戦を「消化試合」と揶揄する方もいるが、むしろ対抗戦の色合いが強くなり、これはこれで悪くない。
試合は大竹 (3 済々黌) が2回、3回に被弾し0-5と一方的な展開になるかと思われた。
しかし、6回に2点を返す。7回は2-7とリードされながらも主将・石井 (4 作新学院) のホームランなどで4-7と食い下がる。8回に慶應にこの試合3本目のホームランなどで9-4とされ、力尽きた。
10季ぶりの5位。
「丘の上には空が青いよ ぎんなんに鳥は歌うよ歌うよ」。
慶應の早慶戦勝利を告げる「丘の上」をじっくり最後まで聞いてしまった。



2016年5月24日火曜日

明治、完全優勝 東大は3勝でフィニッシュ

【NO.37  2016/5/21 立教大 1-3 明治大 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.38  2016/5/21 法政大 1-4 東京大 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.39  2016/5/23 立教大 1-3 明治大 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.40  2016/5/23 法政大 11-4 東京大 2016東京六大学春季リーグ戦】
勝ち点をとった方が優勝という明治-立教。
土曜日に明治が勝ったときは、「連勝で決まるかな」と正直思った。立教がまさかの田村の2戦連続先発で2回戦をとる。そして勝った方が優勝というトーナメント決勝のような3回戦。
立教はまさかまさかの田村の3戦連続先発。1回戦が81球、2回戦が61球と球数少なかったこともあるのだろう。田村は1回戦よりも体がきれているのではと思わせるような快調なピッチング。中1日の明治の柳の方が体が重そうで、ストレートが抜けたりして出来がよくない。
立教は毎回ヒットを打ちながらなかなか得点出来ない。6回に大きなチャンス。ヒットと2つのフォアボールでワンアウト満塁。しかし、5番・田中和 (4 西南学院) がファーストゴロでゲッツー。
このピンチをしのいだ明治はその裏、2番・逢澤 (2 関西) のタイムリーツーベースで先制する。
7回表、立教が好投の田村がセンター前のタイムリーヒットですぐ追いつく。
その裏、田村はツーアウトから死球を与え、ヒットで一、二塁。明治は柳に代打・宮崎 (3 履正社) 。宮崎はバットを折りながらもセンター前に落とすタイムリー。さらに三塁線の内野安打で3-1と突き放す。このリードを星 (4 宇都宮工) がパーフェクトリリーフで守りきった。
東大この春最後の試合は4-11。リードされながら6回には2点差まで迫るなど打線に力がついた。
シーズン3勝のfinishはあっぱれ。秋は勝ち点を期待する。


2016年5月16日月曜日

牛島のサヨナラに

 【NO.35 2016/5/14 早稲田大 2-3× 明治大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.36 2016/5/14 慶應義塾大 0-1 立教大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
東京六大学第6週。
打球の行方は追わなかった。スコアに得点の示す「○」を記入し、赤のダイヤモンドで囲む。球数を数えてたし算。意識的に淡々と。勝つかもという瞬間があったので、残念な思いが強かったのだと思う。
明治の柳 (4 横浜) に完璧に抑えられる。5回までパーフェクト。三振も6連続を含む10。「何か記録を作られたら嫌だなあ」と不安がよぎる。その不安を6回の先頭バッター木田 (4 成章) のホームランが一掃。「これでパーフェクトもノーノーも完封もなくなった」。8回、吉見 (3 早稲田実)  のレフトオーバーのタイムリーツーベースで2-1とリード。「ひょっとして勝っちゃう」と思ったのも束の間。その裏、2番手の吉野和 (4 日本文理)  が四球、ヒット、ヒットで追いつかれる。「ここで小島か....」。
第2試合は立教の田村 (4 報徳学園) が慶應を完封。これまで力投型で出たとこ勝負みたいなピッチングをすることが多かったが、変化球の精度が上がって、ぐっと安定感が増した。
<MEMO>
八木 健太郎(早稲田大) 4秒17 サードゴロ
星 知弥 (明治大) 152km/h 八木空振り三振の5球目
逢澤 峻介(明治大) 3秒84 セカンドゴロ
牛島 将太(明治大)1試合2ホームラン(今季4号 通算5号)
田中 和基(立教大) 3秒84 ショートゴロ



吉野和(4 日本文理)

2016年5月9日月曜日

連“球”まとめ

今年の連“球”も東京六大学の合間に埼玉の高校野球、東都、日野高校をチェックするというここ数年定着しているパターン。
【NO.23 2016/4/30 法政大 4-5 早稲田大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.24 2016/4/30 東京大 1-6 慶應義塾大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.25 2016/5/1 慶應義塾大 9-4 東京大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.26 2016/5/1 早稲田大 2-7 法政大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.27 2016/5/2 法政大 5-0 早稲田大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.28 2016/5/3 浦和学院 6-3 上尾 大宮公園球場 平成28年度 春季高等学校野球埼玉県大会】
【NO.29 2016/5/3 花咲徳栄 3-2 山村学園 大宮公園球場 平成28年度 春季高等学校野球埼玉県大会】
【NO.30 2016/5/4 國學院大 7-3 中央大 神宮球場 平成28年度 東都大学野球春季リーグ戦(1部)】
【NO.31 2016/5/4 日本大 4-10 東洋大 神宮球場 平成28年度 東都大学野球春季リーグ戦(1部)】
【NO.32 2016/5/5 日野 5-3 葛飾野 日野高校グランド 練習試合】
【NO.33 2016/5/7 明治大 3-1 法政大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
【NO.34 2016/5/7 東京大 4-0 立教大 神宮球場 2016東京六大学春季リーグ戦】
東京六大学第4週。
早稲田が苦しんでいる。去年の春は2ケタ安打試合がどこまで続くのかという強力打線にわくわくすたが、今年の春は2ケタ三振を心配してひやひやする。ここまで7試合で71三振は1試合平均10.14。7試合中4試合が2ケタ三振。三振は投手と打者の力関係をもっとも端的に表すバロメータ。野球はつまるところ、投手と打者の戦い。この部分で負けていては話にならない。明治の柳にいったい何個三振を取られるのだろうか。心配。
春季高等学校野球埼玉県大会。
準決勝。今年も県営大宮で「浦学サンバ」。
古豪復活が期待される上尾が浦学相手に大健闘。最後は守備の乱れで敗れたが、ほぼ互角の勝負。140km/h超のストレートを投げる背番号11、渡部 勝太など浦学にも力負けしない選手が多い。夏も楽しみ。
東都大学野球春季リーグ戦。
中央大の先発は小山台の頃からお気に入りの伊藤 優輔。大学に入ってから見るのは初めて。ストレートは140km/h台がコンスタントに出るようになっているが、コントロールに苦しんで自滅するパターン相変わらず。
國學院大-中央大の9回裏から点灯。日が落ちてから気温も下がって、風も強く寒かった、帰りたかった。試合終了は21時39分。家に着いたら23時を回っていた。
ヒノコウ練習試合。車が使えなかったので自転車きこきこ15分。
相手の葛飾野は春のブロック決勝で1-0で雪谷に勝ったチーム。神戸友彰君というエースで4番という大黒柱がいるんだな。日野打線は神戸君が出てくるまでに10安打4得点。5回途中から登板した神戸君には1安打に抑えこまれ、エラー絡みで何とか1点とった。ネット裏で聞く毎度おなじみの土手ファンの方々の思い入れたっぷりの日野高評が面白かった。父兄や土手ファンの方々と一緒に起立して、試合終了のあいさつをして帰宅。
連“球”のしめくくりは「日常」の東京六大学。
東大の宮台が完封。4-0で立教に勝つ。打線もタイムリー、犠牲フライできっちり点をとっての完勝。

2016年5月2日月曜日

力関係がつかめない

今年の春季リーグ戦は例年以上に各大学の力関係がつかめない。
第3週までに2カードづつ消化。
早稲田は開幕戦で東大に苦しみながらも練習で勝ち点をとるも2カード目の立教には完敗ともいえる2連敗。
慶應は法政を圧倒する内容で2連勝で勝ち点も明治には1勝2敗1分け。エース加藤の投げた2試合は1点を争う延長戦も加藤が先発しない2試合は2ケタ以上の失点で完封されるという極端な試合。
明治は東大に0-1のきわどいサヨナラ勝ちのあと敗戦。慶應からは勝ち点を上げるも加藤は打てなかった。エース柳が好調だが、打線に本当に力があるかどうかは?マーク。
法政は慶應に完敗するも立教の2回戦ノーゲームからの連勝で勝ち点。
立教は法政に勝ち点を許すも早稲田から6季ぶりの勝ち点。
東大は宮台の好投で1週、2週を盛り上げ、明治から勝ち星。残り3カードで勝ち点も期待される。
そういう状況の中での第4週。
土曜日の1回戦、早稲田は先制されるも11安打を打って、逆転勝ち。エース大竹 (3 済々黌) は開幕からの不調が続く。去年のこの時期、高山(明治大-阪神タイガース)のバットをへし折っていたツーシームにキレ、コントロールがないし、フォームとテンポも好調時と違うように思う。打線も2ケタ安打はしたが14三振。5試合で計53三振は1試合平均2ケタ。もっと力のある明治の柳や慶應の加藤と対戦したら何個三振をとられるんだろうといまから心配になってしまう。2回戦は3つの送球ミスで自滅。打てないチームだけに守備のミスは致命的。
法政は不振で1回戦の先発のポジションを失った熊谷 (3 平塚学園) がリリーフで復調の気配。短いイニングなら140km/h台後半のスピードが出るストレートを軸に使える。
東大はエース宮台が慶應との1回戦で12安打5失点と打ちこまれる。宮台に限らず、全体的に息切れ感。慶應はいい時期に東大とあたった。1回戦は中3日のエース加藤が140球の完投勝ち。2回戦は小原大(4 花巻東)ではなく、清水洋 (3 函館ラサール) が先発。東大以外には厳しい。
<MEMO>
岩見雅紀(慶應義塾大) 2打席連続ホームラン(東京大学2回戦)
山本 俊(東京大)146km/h
八木 健太郎(早稲田大) 11秒台後半(右中間スリーベース)
 【NO.023 4/30(土)東京六大学2016春季リーグ戦 法政大 4-5 早稲田大】
【NO.024 4/30(土)東京六大学2016春季リーグ戦 東京大 1-6 慶應義塾大】
【NO.025 5/1(日)東京六大学2016春季リーグ戦 慶應義塾大 9-4 東京大】
【NO.026 5/1(日)東京六大学2016春季リーグ戦 早稲田大 2-7 法政大】