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2015年7月19日日曜日

紫紺の金星


西東京の強豪校の一つ創価を明大明治が倒した。
前日に1回で雨天コールドになったこの試合。明大明治は先発投手を清水から古谷に変更。
創価打線は毎回得点圏にランナーを進めるが1本が出ない。打順が3巡目に入る5回に明大明治は1年生ながらクローザー的に使われている柳澤をリリーフに。柳澤の130km/h前半のストレートは古谷のゆるいカーブを見たあとだけに速く見えたはず。5回までノーヒットに抑えられていた明大明治は6回にエラーと初安打と死球で満塁のチャンス。4番・上沼はファーストゴロの間に1点。
早大学院は3連戦を見込んでか背番号20の1年生、若汐が先発。コントロールに苦しんでいたが、ストレートは力強い。エースの柴田、140km/hの嵯峨もいて、投手陣の層は厚い。向こうのWの投手陣を貸してあげればと思ってしまう。
<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>


【NO.54 7/18(土) 明治 1 - 0 創価 市営立川】
【NO.55 7/18(土) 早大学院 12 - 0 調布南 市営立川】

2015年7月13日月曜日

今年も西東京から

高校野球の夏は今年も僕の住む西東京の大会から。
電車で10分、徒歩5分の府中市民球場。
“紫紺ひとすじ30年”の監督の応援。ちょっとやきもきする試合展開だったが、打順が一回りしてからは打線が機能しコールド勝ち。去年のブロックではグラブをして金属のノックバットで打っていたが、この日は素手で木のマスコットバット。何か心境の変化があったかな。キャッチャーフライがうまく上げられず、部員にいじられていた。意外とソフトの路線でやっているのかも知れない。
富士森-府中工。8回ワンアウトまでノーヒットノーランに抑えられていた富士森が同点に追いつき、延長で勝つ。少しのずれ。選手起用であったり、エラーであったり、判断ミスであったり。そういうことから一気に流れが変わるダイナミズムの大きさは高校野球の魅力の一つ。それにしてもヒット1本打たれた瞬間にピッチャー代えるとは.....。
電車で10分、徒歩10分の八王子市民球場。ここは屋根がないので直射日光を長い時間浴びつづける「修行」。真っ赤なシートの視覚的な要素もプラスされ、セミまで鳴いていた。いきなり夏が来たような状況に疲労で何回も「寝落ち」しそうになり、その度に金属バットのカキーンで目を覚ます。
穎明館は部史に残るであろう記録的な大勝。
工学院大付-八王子実践は二回戦屈指の好カード。応援席もネット裏にも多くの観客。
八王子実践の140キロ右腕、栗田が制球を乱した2、3回に失点。工学院大付は左、右の2投手のリレーで逃げ切った。
桜町の応援曲は「サザエさん」。学校の近くにサザエさんの作者長谷川 町子の記念館があり、サザエさんの地元と言ってもいい街。攻撃開始のときに流れる「サザエさん」は球場をなごませていた。
今週で観戦試合も50を超えた。年間目標とする100試合に向けて順調な折り返し。
写真は八王子市民球場。

<第97回全国高等学校野球選手権大会西東京大会>
【NO.48 7/11(土) 明大明治7-0府中(7回コールド) 府中市民】
【NO.49 7/11(土) 富士森3-1府中工(延長12回) 府中市民】
【NO.50 7/11(土) 久留米西9-1松が谷 (7回コールド) 府中市民】
【NO.51 7/12(日) 穎明館24-3松蔭 (5回コールド) 八王子市民】
【NO.52 7/12(日) 工学院大付4-2八王子実践 八王子市民】
【NO.53 7/12(日) 桜町8-4武蔵村山 八王子市民】



2015年7月4日土曜日

【NO.47 6/29(月) ユニバーシアード壮行試合・NPB選抜3-2大学日本代表】
スコア上は惜敗だが、内容的には圧倒された試合で「野球目アマチュア科大学属」の僕はちょっぴり悔しかった。
初回、山川穂高(埼玉西武ライオンズ)の2ランなど5安打を集中して、NPB選抜が2点先制。
2回にも2本のヒットを許した濱口遥大(3年 神奈川大)は「これ以上打たれては」の配慮があったのかこのイニングで交代。プロのバッターのスイングのスピードや変化球への対応力はすごいなあ、と圧倒的な敗北感のような感じてみていたら、そのプロを手玉にとる投手が。
3回から登板した田中正義(3年 創価大)は、3回ツーアウトから7連続三振。待たれていてもかすらない150km/hのストレート、130キロ中盤のフォークでプロのバッターも「ごめんなさい」。連続三振が途切れたあとは裏をかいてカーブで三振をとってみせた。バックネット裏は早くも来年のドラフトの目玉は決まりという雰囲気に。
1イニングごとに交代するNPB選抜の投手リレーになかなか反撃の糸口すらつかめない大学日本代表打線。6回に吉田正尚(4年 青山学院大)のソロホームラン、8回に佐藤拓也(3年 立教大)のタイムリーツーベースで2点返すのがやっと。
いつもの大学の試合のようなつもりで隣にリュックくらいおけるだろうと思っていたが、僕がいつも座るネット裏は満員。隣の人と肩が寄せ合うような空間で野球を観るのはひさしぶりでちょっと息苦しかった。平日のナイターなのに2万人入った。こんなに入るなら定期的にやってみてもいいと思った。

2015年6月29日月曜日

帰りの電車が気になるムサシヒキダ

【NO.46 6/28(日) 大学野球オープン戦 立教大3-1亜細亜大 】
亜細亜大学のグランドはJR五日市線の武蔵引田(むさしひきだ)駅から徒歩10分。
五日市線は単線で1時間に2本しか電車がないので、帰りの電車の時刻を気にしながらの観戦になる。
この春のリーグ戦、序盤になかなか勝てず、ともに5位に沈んだ両校の対戦。秋に向かっての立て直すを期す思惑が一致してあまりオープン戦が組まれないこの時期の対戦になったのだろう。
立教は澤田、佐藤という投打の柱、亜細亜は北村、藤岡という2枚看板が大学ジャ

パンに招集されているものの、スタメンに甲子園優勝経験者が合わせて6人並ぶという楽しみな顔ぶれ。観客30人ではもったいない。
試合は好機にタイムリー長打の出た立教が3-1で勝利。
ひさしぶりに見た亜細亜の嘉陽 宗一郎(2年 松山聖陵)。甘い変化球を長打され2失点したが、3イニングで5奪三振。しっかり狙ったところに投げられたときのストレートは140キロは伸びも角度も秀逸。ストライクが先行するということではコントロールもまずまずだった。
試合終了は14時59分。15時14分の上り電車に遅れないように早歩きで駅に向かった。
写真は整列する亜細亜大学のメンバー。ユニフォームは縦縞でなく、アンダーアーマー社製の黒地の練習試合仕様。

2015年6月28日日曜日

3年ぶりのジュリ

【NO.45 6/27(土) 東都選抜5-0韓国大学選抜 】
あまり観ることの出来ない東都。特に2部の選手は「レアキャラ」。初めてとか久しぶりの選手が多い。中でも3年ぶりにみる原樹理(4年 東洋大)を楽しみにしていた。
8回から登板したジュリは2イニングで被安打2、奪三振2。ストレートは140km/h前後、スライダーのキレとコントロールは相変わらず素晴らしい。ただ、高校時代のようなフォームのしなやかさが少しなくなったように感じた。
先発の黒木優太(3年 立正大)、岡野 祐一郎(3年 青山学院大学)の140キロ台中盤のストレートは力強かった。特に岡野の力投派への変貌ぶりに驚いた。1部昇格の日大のエース、木村 光彦(3年)。タイミングのとりにくいテークバック。横の変化球も鋭い。
猪又 弘樹(4年 青山学院大学 )の強肩も印象に残った。1.9秒を前後の低い弾道のセカンド送球。
写真は原樹理(4年 東洋大)。

2015年6月22日月曜日

東大優勝 しかもコールド

【NO.44 6/21(日) 国公立大学戦・決勝 東京大 10-0 首都大(6回コールド) 】
東大が優勝したのは国公立大学戦。東京都内の国公立大学のトーナメント戦で東大の他に一橋大学、東京工業大学、東京農工大学などが参加する。このカテゴリーで東大の力は一つ抜けているので、試合に出るのは新人戦、B軍に近いメンバー。
東大はリーグ戦でもスタメンの山田大成(2年 桐朋)、楠田 創(2年 桐朋)のタイムリー長打など10安打。投げてはアンダースローの三木 豪(3年 県多摩)が被安打2で0封して、6回コールド。
試合前に浜田監督がコールドの規定についてマネージャーに両校で確認し、合意するように話していた。天気が怪しいので降雨コールドのことかと思っていたが、点差のコールドのことを意識していたんだね。
「強い」東大は相手に胸を貸しているいるような感じで堂々とプレーしていた。リーグ戦同様に守備の意識が高く、この試合も無失策。
今日も文化庁登録有形文化財の球場に癒された。周りには豊かな緑。本箱を連想させる木の観客席。その観客席をすっぽり覆うアーチ状の屋根。エコでレトロな空間からは文明の象徴のような東京スカイツリーが見える。野球の試合がなくてものんびり座っていたい空間。
 



















 【NO.43 6/20(土) オープン戦 法政大 9-1 合作金庫 】
前日は極めて国際親善的な試合を観た。

2015年6月15日月曜日

打棒ワセダ 日本一

第64回全日本大学野球選手権大会
 
【NO.40 6/13(土) 準決勝 早大 11-2 上武大(7回コールド) 】
【NO.41 6/13(土) 準決勝 流通経済大 3-0 神奈川大  】
【NO.42 6/14(日) 決勝 流通経済大 5-8 早稲田大 】
「打棒ワセダ」。この言葉にふさわしい強打の早稲田が大学選手権を制した。
準決勝の上武大戦は大会記録の20安打を打って、7回コールド。
上武の投手陣は、リーグ戦では打ちとっているようなボールを簡単にしかも長打を打たれてるのではショックだっただろうなあ。
決勝。連投の流通経済大のエース、生田目を終盤につかまえて逆転。フォーストゴロがイレギュラーでヒットになるという幸運もあったが、それがなくても次のイニング以降で逆転していたはずだ。投手陣の調子はこの選手権でちょっと下降気味だったが、打線がカバーした。
もうすぐ始まる都市対抗。この強力打線の早稲田が出場したら....と妄想してしまう。