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2021年11月2日火曜日

早稲田あと半歩届かず

【2021/10/30 早稲田大 5-3 慶応義塾大】

【2021/10/31 早稲田大 3-3 慶応義塾大】
 神宮球場 東京六大学2021秋季リーグ戦
 

 早稲田が連勝すれば優勝、それ以外では慶應が優勝するという優勝をかけた早慶戦。
 1回戦、早稲田は廣瀬(2年 慶應)の2ランで2回に先制されるも3回に福本(4年 早稲田実)、蛭間(3年 浦和学院)、丸山(4年 広陵)のタイムリーで4点とって逆転。4回には1番・中川卓(3年 大阪桐蔭)のタイムリーで点差を3に広げる。

 先発の西垣(4年 報徳学園)が2回の失点以降は粘って8回まで投げる。最終回のマウンドは翌日の先発が予想される徳山(4年 大阪桐蔭)。沈黙していた慶應の4番・正木(4年 慶應)やキャプテンの福井(4年 大阪桐蔭)にヒットを許すなど1失点。翌日の試合に向け慶應に勢いをつけてしまった。
 2回戦。前日の最終の勢いを残す慶應は早稲田の先発の徳山から連打と盗塁で無死二、三塁のチャンスを作る。下山、正木、廣瀬のクリーンアップを打ちとり徳山がピンチを0で切り抜ける。大ピンチを乗り切った早稲田は6番・岩本(4年 大阪桐蔭)の右中間を破るタイムリースリーベースで3-0。いきなり試合の主導権を握る。
 徳山は5回に渡部遼(4年 桐光学園)のタイムリー内野安打で失点するもこの1失点。7回、またも渡部遼にタイムリーを許す。2-3。この時のライト蛭間の送球が三塁側の慶應ダグアウトに飛び込み、三走若林(4年 履正社)のホームインが認められて同点。フェンスのある部分に当たっていれば…。
 優勝するには勝つしかない早稲田。8回にツーアウトから一、二塁のチャンスを作るが蛭間が橋本達(3年 長田)の落ちる球に翻弄され三振。
 最終回、早稲田はツーアウトから6番・岩本がバットを折りながら三塁線を破るツーベース。一打サヨナラの場面で代打に送られたのは小宮山監督の高校の小野(4年 芝浦工大柏)。この日最高の球場の盛り上がりの中、小野はセカンドフライ。歓声と悲鳴の入り混じる中ゲームセット。
 開幕カードの立教戦に連敗したときは春の5位も頭をよぎったが、あと一歩で優勝というところまでチームは立ち直った。優勝は勝率で慶應に譲ったが勝ち点は6.5で慶應と並びトップ。


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