野球についての小説6編、エッセイ2編。 『バッテリー』のあさのあつこは強豪私立と都立に分かれた小学校時代のバッテリーが甲子園をかけた決勝で再会。人物の掘り下げ方があさのあつこらしい。
『白球アフロ』の朝倉宏景の「絶対的最後」。やっぱりこの人の野球描写にうまさには舌を巻く。
桐蔭学園野球部OBの早見和真は自らの体験を生かした「あの日、監督ががうなずいていれば、僕は――」。「ひゃくはち」もそうだが、この人の野球部ものはリアルだ。
『謎解きはディナーのあとで』の東川 篤哉は当然ミステリーの「カープレッドより真っ赤な嘘」。ネタバレになってしまうから詳しくは書かないが、帽子のロゴでそう持っていきますか!
このテの作品集ではタイトルの作品がおさめられているものだが、「マウンドの神様」という作品はない。なんでだろう?
0 件のコメント:
コメントを投稿