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2016年9月12日月曜日

もやもやな早法戦 明治はあわや再び

【NO.82 2016/9/10 早稲田大学 5-6 法政大学 神宮球場 2016東京六大学秋季リーグ戦】
【NO.83 2016/9/11 法政大学 7-8 早稲田大学 神宮球場 2016東京六大学秋季リーグ戦】
【NO.84 2016/9/11 明治大 7-4 東京大 神宮球場 2016東京六大学秋季リーグ戦】
10日の東京の最高気温は30.8℃。夏の強烈な余韻が残る中、東京六大学の秋季リーグ戦が開幕。
早法戦の2試合はスコアだけだと接戦、熱戦を思わせるが、内容は寂しいもの。
先発投手が早々とKO状態になるもあとを任せられる投手がおらず、四球やら守備のミスやらで試合がごちゃごちゃになって、最終的に1点リードしていたチームが勝ったというのが実態。
「5位争い」「東大に負ける」などと開幕早々にも関わらずネガティブな発言がネット裏で聞こえたのも致し方ない。
そんな中で早稲田は石井一成主将が2戦連続のホームラン。2回戦は決勝ホームラン。奮闘する主将に続けと、三倉進(3 東邦)が2回戦では守備で超ファインプレーと2安打、4番・木田大貴(4 成章)は3安打、ルーキー小藤 翼(日大三)も2安打。 
法政は右のスラッガー中山 翔太(2 履正社)が7打数7安打2本塁打7打点。インコースをホームランするだけでなく、外の変化球にもうまく対応している。今は“ゾーン”の状態の中で打ちまくっていると思うが、凡退が少し続いたときにどうなるだろうか。各大学も対策を考えてくる中、真の実力が問われる。
明治と東大の2回戦。明治の先発は、東大が勝った春の2回戦で先発した星 知弥(4 宇都宮工)。
初回は“名誉挽回”の強い気持ちを示すように150キロオーバー連発。しかし、4回に東大のキャプテン山本克志 (4 聖光学院)にホームランを浴びてぐらつく。5回は4本のヒット打たれ、エラーも絡んで4-3と逆転を許してしまう。 
東大はルーキーの小林大雅(横浜翠嵐)がリーグ戦初出場初先発。166cm 63kgの小柄な左腕。ストレートは130キロ前半、スライダーやチェンジアップも平凡。2回に3本の長短打で3点とられたときは次の打席で交代かなと見ていたが、その後は再三ピンチを招くも得点は許さない。同点に8回ワンアウトまで162球を投げ切った。降板直後、明治の5番、牛島 将太(4  門司学園)が3ラン。ポール際の微妙な打球。浜田監督も猛抗議も実らず。