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2016年9月18日日曜日

5回目の“目撃”

【No.85 2016/9/17 法政大学 3-9 立教大 (神宮球場 )2016東京六大学秋季リーグ戦】
【No.86 2016/9/17 東京大 0-8 慶應義塾大 (神宮球場) 2016東京六大学秋季リーグ戦】
これまで4回のノーヒットノーラン(1回はパーフェクトゲーム)を球場で“目撃”している。

2004年 東京六大学春季リーグ戦 日野泰彰(立教大) 対早稲田大(7-0)
2010年 東京六大学春季リーグ戦 竹内大助(慶應義塾大)対東京大(7-0)
2012年 明治神宮大会 多和田真三郎(富士大)対国際武道大(3-0)
2013年 東京六大学春季リーグ戦 高梨雄平(早稲田大)対東京大(3-0) <完全試合>

大記録を予感させないような試合が多かった気がする。むしろ投手が完璧に近い出来を見せているときに限って、あっけなく1本なんて試合を何回見たことか。
慶應の先発、加藤拓也(4 慶應義塾)も球筋が不安定はいつもことながら、球速も150km/hを超えるボールは1球もなかった(149km/hがmax)。変化球が抜群によかったわけでもない。
「あんまり良くないですよねえ」
「でも6回までノーヒットノーランなんだよね」
とHさんに言われて初めて気づいたくらい。
某スカウトは「こんな出来で記録を作られてもねえ」と苦笑い。
記録よりも気になっていたのがストライクゾーン。
「えっそこ(ストライク)とっちゃう」とつぶやくこともしばし。
僕の目には高めがボール1つ以上広く見えた。
広いゾーンを意識するのでバッターも早いカウントから打っていく。
このストライクゾーンも少なからず大記録に影響したと思う。
大記録の陰に隠れてしまったが、東大の投手は3人のリレーで四死球ゼロである。
試合時間は3時間を超えることも珍しくなう東大戦では珍しい2時間切りの1時間52分。
記録達成のときには記録員のジャッジに注目が集まることがあるが、この試合に関してはそういうシーンも皆無。それが余計にあっさり達成させたように感じさせた。
慶應の岩見 (3 比叡山) が左中間に大ホームラン。通算7号はレフト、センターが早々と追うことをあきらめてしまう完璧な当たり。法政の中山 (2 履正社) が第1試合でさえない内容ノーヒットの中、右のスラッガーの存在感を示した。
第1試合。「わかっちゃいるけど、“代え”られない!」法政は、今日もひっぱるだけひっぱった先発が終盤に打ちこまれ、ハイ それまでョ~。
立教の佐藤拓也(4 浦和学院)はラッキーな三塁打を含めて2安打を記録し、通算89安打。100安打まであと11本。