8回まで自己最多の16個の三振を奪った柳が危うく負け投手になるところだった。
見逃しが1つであとの15は空振り。三者連続が2度。ストレート、カーブ、フォーク、カットボール、チェンジアップ、最後しとめたボールもバリエーションに富んでいて柳らしかった。ストレートの最速は144km/h。
慶應は4回に須藤 (4 創志学園) のタイムリーツーベースで1点をとる。
7回にも内野安打2本とフィルダースチョイスでノーアウト満塁の突き放すチャンス。しかし、ここで走塁ミス。ライト前のテキサス安打がライトゴロに。三塁ランナーがハーフウエイではなく、タッチアップしていたのだ。9回に同点に追いつかれた場面は加藤拓 (4 慶應) がセカンドの牽制を暴投。ランナーに三塁に進まれ、直後に犠牲フライ。
第1試合は早稲田のエース、大竹 (3 済々黌) が2本のホームランを打たれるなどノックアウトされた。タイムリーツーベースも打たれたボールはいずれもカウントをとる90キロ台のカーブ。入り方に工夫が必要かもしれない。全体的にボールが高く大竹のよさが出ていなかった。降板するときのスタンドからの拍手には、震災で野球どころでない彼への励ましの気持ちが込められていた。
【NO.019 4/23(土)東京六大学2016春季リーグ戦 早稲田大 4-2 立教大】
【NO.020 4/23(土)東京六大学2016春季リーグ戦 明治大 1-1 慶應義塾大(延長12回)】