【NO.005 3/21(月)オープン戦 慶應義塾大 2-1 國學院大】
土日は早稲田、慶應の新チームをチェック。早稲田も慶應も主力の野手が卒業。どんなオーダーを組んでくるのか楽しみにしていた。
早稲田は旧チームでもレギュラーだった中澤彰太(4年 静岡)、石井一成(4年 作新学院)が3番、4番に座る打線。
この二人にかかる期待は大きい。昨年、絶不調の中澤はこの試合で3安打。ノックのときから動きがよかったが、打席でもリラックスしていて投手の左右に関係なく、変化球にもうまく対応していた。第2打席センター前ヒットで出塁し、1秒99の送球をかいくぐって二盗。
レギュラー定着を狙う木田大貴(4年 成章)、三倉進(3年 東邦)がそれぞれ2安打し打点も上げてアピール。
先発の小島和哉(2年 浦和学院)。ホームに投げるボールは調整半ばという感じも、ファーストに投げるボールは絶品。2つの牽制アウトでピンチの芽を摘んだ。この日はファーストベース後方のポジションだったのでランナーに近い目線。モーションのバリエーションも豊富で間合いも絶妙。見ている僕も何回かひっかかってしまった(笑)。
日曜の慶應も沓掛祥和(4年 慶應義塾)、山口翔大(4年 桐光学園)が3、4番を打つのは早稲田と同じだが、郡司裕也(仙台育英)、柳町達(慶應義塾)のルーキー二人がスタメンに名を連ねていたのが目を引いた。高校日本代表の郡司は捕手でなくDHでの出場し、3打数1安打。
先発はエース加藤拓也(4年 慶應義塾)。力んで制球を乱すような場面もなく、140キロ台中盤のストレートと低めの変化球で10三振を奪った。打たれたヒット2本も1本はいわゆる“カンチャン”でほとんど芯でとらえる場面がなかった。ストライク率も高く、らしくない無四球で安定感があった。
写真は慶應期待のルーキー、郡司裕也