【No.79 2016/8/15 東京大学 2-1 京都大学( 東大球場 双青戦)】
73回目の東京大学-京都大学の定期戦。東大のスクールカラーが「淡青」、京大のスクールカラーが「濃青」であることから2013年度から両大学のスポーツの対校戦を「双青戦(そうせいせん)」と呼ばれるようになっている。そういうことでは4回目の野球双青戦とも言える。
東京と京都で隔年で試合を行われ、東京の会場で行われる年はしっかり僕の野球暦の重要なイベントになっている。
2年前はその年のドラフトでロッテから2位に指名される京大のエース田中 英祐が注目されていて、東大球場には複数のメディアが押しかけていた。今年はそういう人たちの姿はなかったが、両校の関係者などで600人収容の観客席はほぼ埋まっていた。
関西学生野球連盟の春季リーグ戦で0勝10敗に終わった京大に対し、最下位ながらも東大は3勝。エースの宮台が投げなくても他の投手や野手が力をつけている東大が優位だろうと思っていた。
3回に京大がスクイズで先制。東大は京大の先発、サイドスローの樋川(水戸第一 2)に5回ツーアウトまでノーヒットに抑えられる。6回、ヤマカツこと山本克(4 聖光学院)のセンターオーバーの2ランで逆転。印象としては辛勝。
5回表、東大のショート山田 大成(3 桐朋)の素晴らしい守備があった。ワンアウトランナー二塁。三遊間の深い位置へのゴロをスライディングしながらバックハンドでキャッチ。ファーストへ送球しても間に合わないと判断してジャンピングスローでセカンドへ送球し、セカンドランナーがタッチアウト。セカンドランナーは送球を見ながらサードを狙うという範囲の離塁だったと思うが、山田の一瞬の判断力と素早く、正確な送球が勝った。