【NO.001 2/27(土)オープン戦 明治大 2-7 東芝】
「2016年野球の旅」は御大に一礼してからスタート。
内海・島岡ボールパークに来るとまずは内海先生と島岡御大の彫像に一礼する。
お二人が見守るセンター後方の小高い丘から球場を見下ろす。
わあー野球の臭いだ。野球の音だ。
今年初めての球場観戦に心がダンス・ダンス・ダンス。
スタンドではあちこちで「今年もよろしくお願いします」とか「おめでとうございます」とか新年のようなごあいさつ。今日が今年初めての観戦の人が多いのだ。ファンや観戦家にとってはお正月。
試合前には座席のオレンジの部分が見えないなくなるほどの人たちでぎっしり。
春のオープン戦ではこんなようなことをポイントにして観ている。
(1)新戦力
いわゆる新人、ルーキーだけでなく、今シーズン出てきそうな選手、出てきて欲しい選手。
明治は新人のベンチ入りはなし。アメリカキャンプから帰ってきてからB戦を中心にお試し期間があるはず。戦力としてメドが立てば、リーグ戦でベンチ入り。 森下暢仁(大分商)なんか観てみたいなあ。
東芝は加嶋宏紀(慶應志木-慶應義塾大)、時本亮(大垣日大-専修大)、堀米潤平(久慈東-白鷗大)の大卒ルーキー3選手が出場。
(2)コンディション
選手のコンディション、チームとしてのコンディション。
シーズンに向けて、コンディションはどの段階にあるのか。故障者やけが人はいないか。
アメリカキャンプ直前の明治と2週間後に公式戦(JABA東京スポニチ大会)を控えた東芝の対戦。これからしっかり鍛える大学チームと仕上げの時期に入っている社会人チームとは当然、コンディションの違いが前提。
まあ、他にはポイントはあるがそれは追々。
明治の先発投手は(1)新戦力の「出てきそうな選手、出てきて欲しい選手」の一人である川口貴都(4 國學院久我山)。
去年、野手に専念するという話も聞いていたが、最後の年は投手で勝負するようだ。
その意気込みを示すように3イニングをパーフェクト。
しかし、2巡目から一変。先頭バッターをエラーで出し、4本の長短打で4失点。
公式戦の近い東芝の打線に甘いボール、コントロールミスは許されない。
5回はempty状態に見えたが続投。クリーンアップに3連打されるなど1失点。
2番手は島田晟吾(4年 佼成学園)をはさんで、星知弥(4年 宇都宮工)。
リーグ戦でも想定される最後のマウンドに立つという設定だったが、下位打線に3連続長短打で2失点。
ストレートは146km/h出ていたが、コントロールが甘い。社会人の下位打線は大学時代では主力。甘い球はしっかり長打を打たれる。
東芝の先発は、ルーキー左腕、加嶋宏紀(慶應志木-慶應義塾大)。
社会人のチームは大学生相手では主力投手ではなく、新人や若手投手をぶつけてくる。公式戦で使えるかどうかの見極めの場。
加嶋は3イニングで被安打5、2失点。守備に脚をひっぱられたとは言え、いい結果とは言えないなあ。
同じく新人の時本亮(大垣日大-専修大)は代打で起用され、レフトフライ。
堀米潤平(久慈東-白鷗大)は代打でタイムリースリーベース。三塁到達は11秒65。なかなかの俊足だ。
両チームとも走塁や守備のカンが今一つというプレーが散見した。これからキャンプの明治はこれから修正していくだろうし、東芝はフィジカル的な疲労もたまっているのかなあ。
<MEMO>
堀米潤平 11秒65(左中間三塁打)