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2018年3月13日火曜日

神宮Bohemian

【No.3 2018/3/12 日立製作所 4-2 日本製紙石巻 神宮球場 (JABA東京スポニチ大会)】
【No.4 2018/3/12 東京ガス 6-1 日本新薬 神宮球場 (JABA東京スポニチ大会)】
 とにかく寒い。「定位置」を手放して、日なたを求めてあちこちに移動。今年最初の神宮は移動型民族、放浪者、Bohemianな観戦となった。
 いつもの顔なじみの方々と「今シーズンもよろしくお願いします」とごあいさつ。この頃はまだ安住の地には日が差していて、少し寒いがまあ観戦に支障のないレベル。しかし、バックネット裏2階席の屋根が作る影が伸びてきて席をすっぽり覆うようになるともういけない。足もとからじわじわとプールに入っていくような冷たさが上半身に向かって上がってくる。風なんか吹かれたら耐寒指数のメーターが振りきれんばかりに上がる。耐えられん。1試合目の5回終了の“トンボタイム”を待って、前の日なたの部分に移動。後ろから太陽を浴びて体が温まる。体感温度は5℃以上違うだろう。油断するとまぶたが落ちてきそう。葛城ユキは「しあわせもとめちゃいけないでしょうか」と歌っているが僕が求めたのはお日さまのあたたかさだ。
 しかし、ここも安住の地とはいかず忍び寄り寒気の影から左への右へと逃げ惑う。周りにもBohemianな方たちがタイミングをみて同じように移動している。少し離れたり近づいたりしていた人と隣の席になって、「やっぱり寒いもんねえ」と日和った自分たちを慰め合う。
 甲子園全試合観戦のマニアな方々やスカウトさんなどはセンバツ前にかっこうのトレーニングになるらしい。試合開始が9時の3試合観戦はセンバツのシュミレーションにはぴったりだ。六大学リーグ戦の2試合観戦が定番の僕は予定通りの2試合を「完投」いや「寒投」。16時前に上がらせてもらった。